【郡山】雪の額取山 〜磐梯熱海駅から往復〜


- GPS
- 06:37
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
天候 | 雪ときどき吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特筆すべき危険箇所はないですが、ワカンやスノーシューは必携です。積雪の多いところでは股下まで沈み込みます |
その他周辺情報 | 磐梯熱海温泉 元湯にて立ち寄り入浴 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
ダウンジャケット
ニット帽
ネックゲイター
タオル
替え靴下
スノーグローブ
コンパス
アーミーナイフ
ツェルト
エマージェンシーシート
救急セット
サングラス
ヘッドライト
懐中電灯
ガスバーナー
トレッキングポール
チェーンスパイク
ワカン
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感想
せっかくの雪山シーズン、昨年の谷川岳では出番の無かったワカンが使える山を求めて、日帰りでの東北遠征をしてきました。外秩父 比企三山(埼玉)、谷川岳(群馬)、伊豆 玄岳(静岡)、檜原 浅間嶺(東京)と回数を重ねてきた18きっぷ山行、ラストを飾るのは福島県郡山市の西端、猪苗代町との市境に程近いところにある額取山(別名:安積(あさか)山)です。
行きの列車で東北本線を北上中、栃木県内ではほとんど積雪がなかったのに、県境を越えて最初の乗り換え駅である新白河のホームに下りた時点で予想以上の降雪。がっつり雪が出てくるのは磐越西線に入ってからだと思っていたので、郡山の手前で霧氷のついた立木が車窓に見えた時には流石にたじろぎましたが、郡山では午後から天候が回復するとの予報を信じて磐梯熱海駅へ向かいました。
【磐梯熱海駅〜熱海登山口】
駅を出て北西に向かい踏切を越え、右手に丸守発電所を見送りながら橋を渡り、檜沢に沿って車道を登山口まで進みます。道は除雪されており、車両の通行が可能な状態のようでした(途中、除雪中のホイールローダ1台とすれ違う)。小一時間ほどで熱海登山口に到着。登山口には2台のクルマが停まっており、額取山の方へ向かって足跡が伸びています。どうやら先行者が存在するようです。
【熱海登山口〜熱海分岐】
登山口からしばらくは緩やかな上り坂が続くトラバースの道です。先行者のつけたトレースに沿って進みます。定期的にピンクリボンの目印があるのが心強いです(このピンクリボンは熱海分岐まで断続的に続いています)。はじめのうちはツボ足で大丈夫でしたが、道標のある林道出合の先から雪が深くなってきたので、そこからはワカンを装着して進みました。熱海分岐から先は道が尾根に上がり、いよいよ本格的な登りのはじまりです。
【熱海分岐〜額取山】
熱海分岐から先はピンクリボンのマーキングがありませんが、尾根を忠実にたどれば迷うようなことはないでしょう。高度を上げるにつれて風が強くなり、積雪の量もどんどん増えていきます。トレースを外れるとワカンを履いていても股下まで沈み込むようになります。途中、山頂から引き返してきたと思われる二人組の先行者とすれ違いました(この日、山中で出会った登山者はこの二人だけでした)。何度も現われる偽ピークをひとつひとつ越え、駅を出てから約4時間後の午後1時頃、額取山の山頂に到着。山頂では強烈な風雪が吹き荒れており、とても休憩できるような状態ではありませんでした。晴れていれば磐梯山や猪苗代湖の展望が楽しめるはずですが、天候が回復するきざしが見られなかったので、そそくさと山頂を後にしました。
【下山から磐梯熱海温泉へ】
山頂直下の樹林帯の中でパンとスポーツドリンクで栄養補給を済ませ、苦労して登ってきた道を今度は一気に駆けおります。雪がクッションとなって足への負担が少ないので、帰路は無雪期よりもずっと早く下れました。あっという間に熱海分岐まで戻ると、吹雪も弱まって人心地つけるようになります。とはいえ、ずっと雪が降り続いていたためにトレースは薄くなりはじめていました。帰路では熱海登山口までずっとワカンを履いたままでした。車道に出たところでワカンをはずし、磐梯熱海温泉へと戻ります。公共の湯である元湯に立ち寄り、冷えた身体をじっくり温めました。これには今シーズンの18きっぷ山行は終了です。
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