春先取り日金山（十国峠）岩戸山―来宮神社から伊豆山神社まで石仏の道を行く
静岡県
e351spAz
その他2人 - GPS
- 07:20
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 924m
- 下り
- 919m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
八王子06：56（JR横浜線） 町田07：22/07：28（小田急小田原線） 小田原08：23/08：30（JR東海道線） 熱海08：59/09：03（JR伊東線） 来宮09：05 復路： 熱海16：46（JR東海道線） 小田原17：08/17：10（小田急小田原線） 新松田17：24/17：27（小田急小田原線） 町田18：15/18：24（JR横浜線） 八王子18：49 |
写真
拍手
感想
寒い時期になると歩きたくなるのが伊豆の山だ。
今回は東京方面から行くと伊豆の入口となる熱海駅から十国峠に登ってみることにした。
十国峠といえば箱根方面から東伊豆方面へ車で向かう時に通る伊豆スカイラインのレストハウスがあり、子供の頃は毎年のように親に連れられ車で伊豆旅行に行っていたので慣れ親しんだ地名でもある。
そのレストハウスから登ったところに展望台があり、そこが日金山（ひがねさん）という名称で熱海から登れるようだ。
新春らしく、来宮神社から登り伊豆山神社へ下る2社を巡るルートで行くことにした。
熱海駅で伊東線に乗り込んだのだが、伊豆急行の直通列車だったので車両は懐かしい以前の東急線の車両だった。
車体には「ぽすくま」がラッピングされており、日本郵便のとのコラボなのだろうか。
来宮駅なんてマイナー駅だと思っていたのだが、意外と降車する人も多く、多くは来宮神社への参拝客のようだ。
来宮神社で参拝を済ませ、熱海の住宅街を稜線に向かってひたすら登っていき、一気に標高を稼ぐ。
「石仏の道」という名前の付いたハイキングコースに入る頃には、もう稜線はそんなに遠くない。
「○○町目」と刻まれた石仏が続き、ここは熱海から函南方面、または箱根方面に向かう古道なのだろうかと思って歩いていたのだが、後から調べると日金山東光寺への参道だったとのこと。
日陰のところに数�僂寮磴�残るところはあったが、終始背面から暖かな陽射しがあるので暑いくらいだった。
稜線に近づくにつれ風も出てきたが、汗ばんだ身体には多少冷たいその風も心地良い。
まるで、もう春だ。
樹林帯を抜けてススキ原に出た。
ところどころにハンノキの大木がある。
ハンノキといえば湿地に生えるイメージが強いが、人が植えたものなのだろうか。
今日は青空が深い。
青空に向かって、陽気な友人たちの会話を聴きつつ登っていく。
今日このメンバーでここに来てよかったなあと思う瞬間である。
振り返ると初島、伊豆大島がすぐ近くに、その向こうには利島、新島が見える。
島の山歩きも楽しいだろうなあと思う。
到着した日金山東光寺は地蔵尊のお寺だった。
たくさん地蔵が供えられている。
そしてその裏の広い墓苑に出て、登っていくと大展望の日金山山頂だ。
ササ原を進んでいくと富士山が十国峠ケーブルカー駅の建物の横からにょっきりと姿を現す。
この建物を友人が「サティアン、サティアン」と呼ぶのだが、このネタ、ある年代以上じゃないと分からないよなあと思う。
展望台のところへ着くと山頂なのに「十国峠」の仰々しい看板がある。
思ったより人が少ないのは、車で来た人はわざわざケーブルカー料金を払わず下のレストハウスのところで満足しているのだろう。
伊豆半島からの富士山は形がいい。
宝永火口があるのだが、それを意識させないほどだ。
西側は朝霧高原から剣ヶ峰に向かっての急傾斜、東側は山中湖に向かっての緩斜面。
南東側の御殿場に向かって雪が山頂からかけたクリームのように流れ広がっている。
そして、ちょうど富士山と愛鷹山の間に塩見岳が頭を覗かせている。
東側には真鶴半島と相模湾、今日は三浦半島、房総半島まで見えている。
西側の駿河湾の手前には沼津アルプスがギザギザと存在を主張している。
南側を見遣ると、天城山がゆったりと横たわり、その西側の伊豆山稜線歩道への憧れが増していく。
こんなに展望のいい場所で、なんとデジカメのSDカードがエラーに。
電源も落ちなくなるので電池を抜いて強制OFF、そしてSDカードの抜き差しをしてみるが復活せず。
仕方がないのでスマートフォン撮影に切り替える。
ただ今日はたくさん写真を撮ってくれる友人がいるのでそれをもらえばいい。
画像という点からすると使っている防水耐衝撃タイプのデジカメも大して鮮明ではないのでスマホでもよいのだが、スマホを手で持ちながら歩いていると壊してしまいそうなので、心配性の自分には防水耐衝撃タイプのデジカメが必要なのである。
十国峠でゆっくりと景色を堪能した後は、東側の岩戸山方面へ。
この稜線はそんなに展望は開けないが、友人たちとの会話を楽しみつつ進む。
岩戸山山頂にはテーブルがあったので海を見ながらまたティータイム。
車道に出てからは車道歩きが長かったが、ロウバイやアロエの花、そして夏みかんを愛でつつ、海を眺めつつ観光気分で歩く。
ここでテレビ東京の「ローカル路線バスの旅」の話が出て、友人たちもその番組のファンだということが分かり嬉しくなる。
伊豆山神社は源頼朝と北条政子の逢瀬の舞台だ。
初詣なのか今晩から始まる大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の影響なのか大賑わいだ。
北条政子の弟、北条義時が主人公のこの大河ドラマ、平家物語は好きだし、三谷幸喜脚本なので久しぶりに1年通して見てみようかと楽しみにしている。
最後は走り湯温泉へ。
伊豆山神社の参道を下って行ったところにある「走り湯温泉浜浴場」。
所謂「昭和レトロ」テイストでいい雰囲気だ。
深めの浴槽に満たされた熱めの塩化物泉に首までどっぷりと浸かると、身体じゅうの凝りがほぐれていくようだった。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
岩戸山の最新記録
十国峠の最新記録
1955 さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する