弓ヶ洞谷左又


- GPS
- 08:29
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
左岸林道から登ったが、右岸への渡渉箇所の選択に悩まされた。結果としては途中から先行してくれはった3人組パーティのトレース通りに堰堤手前で渡渉したが、そこより下流にも3ヶ所ほど渡渉ポイントがあり、どれがベストとは言いにくい感じやった。あと1m積雪が増えれば さほど苦労しないと思う。この日に限って言えば右岸側から登ったほうが圧倒的に早かったと思われる。 |
その他周辺情報 | https://www.hidahakusan.jp/spa/ 大白川温泉しらみずの湯。コロナ禍の感染対策?で露天風呂閉鎖のため、割引で大人六百円やった。 |
写真
装備
個人装備 |
薄手フリース上着
ゴアテックスシェル(上下)
タイツ
厚手靴下
未脱脂毛糸手袋
3フィンガーミトンオーバー手袋
3mm厚ネオプレーン手袋
ワークマンバラクラバ
ソフトブーツ
35lザック
ビーコン
エキスパートジャパンレッドパッド
ゾンデ
コンパス
呼子笛
ヘッドライト
予備電池
ファーストエイドキット
ガムテ
針金
スマホ
腕時計
タオル
ストック
ウィペット
アイスアックス
アクションカメラx2
ビンディング
ドライバー
六角レンチ
シール
シール用ワックス
スプリットボード用クランポン
アイゼン
ハイドレーションの水1l
ニトリ魔法瓶の白湯0.75l
パン
カントリーマアム
8環
テープスリング数本
ハーネス
ダウン長袖
ダウンズボン
メット
ツェルト
8mm13m
グラサン
眼鏡バンド
ゴーグル
ナイフ
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感想
●スノボ動画
●ヤマップ(別写真あり)
https://yamap.com/activities/15208468
●経緯
1/8〜10の三連休、妻子三人をスノボに誘ったが皆から拒否られ、仕方なく一人旅。あ、他にも何人か声かけてたけど、都合あわずで。
1/8と1/10が天気よさげやった。1/8は前夜の出発が遅かったので白峰スノースポットで。リフトトップから雪山散歩のつもりしてたが係員にとめられ、ゲレンデ内の端パウをひたすら食う、という遊び方になった。気持ちよく新雪を味わえた。
1/9は小雪舞う薄暗い曇り空の中、少し登って滑ったが、気持ちよく滑るというには程遠かった。
そんなわけで1/10は がっつり山のぼって、バビューンと飛ばせる斜面で板に乗りたかった。御嶽山や乗鞍岳も候補にしていたが、1/9の この弓ヶ洞の写真をツイートしてる写真が目に留まり、これはトレース残ってるんちゃう?!と あさましい考えや、御嶽山よりはシートラ短くて済むやろし、乗鞍岳よりは人少ないんちゃう、前から ここ行ってみたかったしな、ということで、迷いに迷ったあと、ここを行先に決めた。
前夜は、奥飛騨ガーデン焼岳で露天風呂を堪能後、高山市で焼肉くったあと、飛騨清見から白川郷まで高速のって、出発地のPにとめ車中泊。俺のほかは誰も車いなかった。
1/8の夜は日本酒のみすぎて、次の朝なかなか起きられなかったので、学習して、クリアアサヒ350cc1缶だけにとどめた。
●出発まで
1/9は目覚まし4時半で実際に起きたのは6時前。
この日1/10は目覚まし5時ちょうど設定で、5:10頃に起き上がった。少し前から目は覚めていた。やっぱり350cc1缶ていどにとどめておくのがベターやった。それ以上は呑み過ぎで翌朝に支障あり。
出発準備してると次から次へと車が増えてきて、皆さきに行ってしまった。十人以上おった。ヘッドライト点けて登り始めるかな、と思って頭に着けてたが、すぐ明るくなってきて、要らないことになった。
●山行メモ
1.駐車地→標高990m堰堤
予定してた林道入口に行くとウサギのトレースしかない。スキーヤー軍団どこに消えた?橋までいったけど見つからず。ま、えっかと林道入り口に戻り、ラッセルを始める。
時々、スマホで地形図をチェック。で、ヤマレコの みんなの足跡 が表示され、「あ、皆、右岸から登ってんやな」と気づいた。まぁその内、先行トレースに合流するやろ、と そのまま左岸林道を辿ることにした。
途中、堰堤の上で立ち往生してる感じのカモシカを見つけた。
少し経つと、後ろから3人パーティが追い付いてきた。少し抜きつ抜かれつになった。俺が変なとこで林道ショートカットして途中、板を外したところも、板を外さないで済むルートを選んでた。「目指す山が輝いてますねぇ」と声をかけてみたが無反応。「どこ行くの?」と訊かれたので「左又いきたい」と。
そうこうしてる内に、3人パーティは どんどん先に行ってしまった。3人が渡渉せずに そのまま行ってしまったところも川の流れ近くまでいって確認して、いけそうなところは二か所ほどあったけど、迷った上、先行者のトレースを使わせてもらうことにした。そうこうしてる内に後ろから1人のスプリットボーダーが追い付いてきた。
時々、先行者とは違うところをラッセルしたが、おおむねトレースをたどって、全くおいつかないまま、標高990mの堰堤の下まで来た。ここもヤバい感じのスノーブリッジがあり、板を付けたまま跨いで渡って右岸にいけた。かなり緊張した。このあと、すぐに大人数のものと思われるトレースに合流した。
2.標高990m堰堤→標高1050m二又
ひたすら先行トレースを追った。
左岸林道組以外に、右岸から上がってきたらしい3人パーティも見えてた。若そうなスプリットボーダーは少し後ろに居た。
スノボ連ちゃん3日目となり大腿筋 攣りかけ。コムレケアを服用した。
3.標高1050m二又→標高1500m稜線
二又は左又の細い谷を上がっていく。最初、谷どおしを行ったが、小滝が露出してるところがあり、そこは左岸側から巻いた。
が、俺のスプリットボードは右足の板が かなり曲がって、ロッカー形状どころではなくなってたので、シールが後ろ半分しか接地してない感じで すごくよく滑った。一度はコケて復活するのが大変やった。ここではクランポンをつける発想はなかった。このあたりで後ろに居たスプリットボーダーがツボ足で板を両手に一本ずつ持ってストックはザックに装着して登って追い付いてきた。すげー体力の人やなと感心した。
先に行ってもらったが、抜きつ抜かれつって感じになった。
この前後でAmazonで購入してた三段軽量ストックの最下段が折れた。ここからトレースは つづら折れが続いてたので、山側のストックを常に折れて短くなったストックにすることで事なきを得た。それにしても安モンはアカンのぉ。
この小滝を越えた後は、トレースは谷から完全に はずれてトラバースを繰り返して稜線を目指してるようやった。斜度がきつめのところはやはりシールが滑ったので、そういえば、と思い出してクランポンをつけると、だいぶマシになり登りやすくなった。
少しで、上から3人パーティが滑って降りてきた。気持ちよさそうで 俺もここから降りようかな、これ以上のぼったら温度あがって雪腐るんちゃう、とか迷ったが結局のぼることにした。
ひたすらトレースをたどって標高1500mで稜線に出た。風があったが、景色が広がったのが嬉しい。
4.標高1500m稜線→標高1956mドロップポイント
お若いスプリットボーダーが追い付いてきて、ここからドロップするとのことやった。写真を撮ったりInstaアカウントを教えたりした。この時点では先行者は3人ほど見えてたが、かなり先を登っていた。
しばらく平坦地が続くのでクランポンを外した。
斜度がきつくなるところで再度クランポンをつけたが、その時、取り付け箇所の部材が欠けてるのに気づいた。が、装着できて、一応、はずれなさそうやったので そのまま登った。
標高1800m付近で、上から雪玉がコロコロ転がってきたので、見上げると軽装の登山者が居た。スキーではなくツボ足のように見えた。
その人が俺のほうに向かって降りてきて、なんだーと思ったら、第一声「こっちは普通に降りれますか?。道の駅に近いですか?」と。謎過ぎたのでキッパリ「わかりません」と言うと、おかしいやんっ表情で「そっちのトレース」と俺が登ってきたトレースを指さすので、これは弓ヶ洞に降ります。というと、道の駅に近いですか?と。対面の平瀬の追憶ゲレンデを指さして、道の駅はあのゲレンデ方向やと思います、というと、スマホを出して地図をチェックしてる様子。どこから登ってきたか訊くと、通常の登山道、とゆう返事。その後、弓ヶ洞トレースには降りなかったようだが、いったいどこをどう降りたのか…。13時をタイムリミットにしてて、あともう少し登ってからドロップしたかったので、こっちは気は焦ってるのに、向こうは曖昧な言葉で質問してくるので、あれだった。結局のところ、登路を降りる予定だったが、シール登行のトレースがあったので辿るとどこに行くのか、降りられそうかを訊いてみただけの話だったんだろう。
5.標高1956mドロップポイント→駐車地
タイムリミットの13:00は8分ほど過ぎて 弓ヶ洞左又にドロップしやすい場所に到達。人の声がしてたが どこから聞こえてくるのか分からなかった。休憩もしつつドロップ準備して Nikon Key Mission 170をWhippetの先に装着して自撮りしがら板乗って降りた。ゴーグルと眼鏡の組み合わせが悪かったのかどうなのか、雪面が かなり見え難かったので、あまりスピードは出せなかったが、それでも気持ちよくターンできた。バフバフの雪やった。一度 尻もちをついたが、斜度が結構あるので、簡単に立ち上がれた。
標高を数百m下げると かなり雪が重なってきた。このあたりで、右又(or本谷?)側から7〜12人ほどのパーティが ドヤドヤと滑り降りてきた。ドロップポイントで聞こえてた声の主は この人たちだったのかと。途中、休憩してるところで、挨拶だけした。ここからの谷沿いはスノーボードクロス状態になることが予想されるので、見にくいゴーグルはやめて偏光グラスのグラサンに変えたら雪面が一気に見やすくなった。
以後、だいたい右岸側を降りたが、一か所だけ堰堤を左岸から巻いて滑り降りた。あと、一か所、スピード出し過ぎてて斜面の凸凹に対応できずフロントフリップだかバックフリップだかで吹っ飛んだところがあったw
数ヶ所で板を外して、10〜20m歩いてから また板のったりしたが、うまくルートを選べば、板を外すのは2ヶ所ほどで済んだと思う。あと、最後のほうで壊れかけのスノーブリッジを渡った時、緊張した。
最後の最後、平坦地をスキーモードにしてシールはつけずに なんとか進み、国道に出た。汗びちょびちょで ほんままじでへとへとになった。
たくさんとまってたであろう駐車地は俺の車が最後の1台になっていた。
●1/7晩〜1/11未明の旅程
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西宮市→宝塚〜福井北まで高速→道の駅 恐竜渓谷かつやま泊→スノースポット白峰でゲレンデ端パウ遊喰い→白峰温泉総湯→金沢西〜富山西が高速→富山ファボーレすし玉→道の駅 スカイドーム神岡泊→奥飛騨ガーデン焼岳付近から輝山北東尾根の下の方で遊ぶ→高山市で焼き肉→白川村の弓ヶ洞林道入り口付近駐車地で泊→弓ヶ洞谷左又→大白川温泉しらみずの湯→白鳥〜岐阜各務原まで高速→岐南町の餃子の王将→R21→さざなみ街道→琵琶湖大橋→湖西道路→京都東から宝塚まで高速→西宮市
●交通費
・高速
・宝塚→福井北 4000円
・金沢西→富山西 1140円
・飛騨清見→白川郷 590円
・白鳥→岐阜各務原 1380円
・琵琶湖大橋 120円
・京都東→宝塚 1320円
・小計 8550円
・ガソリン代
911km÷10.5km/l×155円/l=13448円
・合計
21998円
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