山行記録: 大嵐山を狙うも深雪に阻まれ湯ノ倉山

記録ID: 3909812

全員に公開

雪山ハイキング

東北

大嵐山を狙うも深雪に阻まれ湯ノ倉山

2022年01月08日(土) [日帰り]

福島県

Kasaya

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 07:36
距離: 6.5km
登り: 689m
下り: 685m

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歩くペース

ゆっくり

1.5～1.6

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 6:48
休憩: 0:48
合計: 7:36

距離 6.5km 登り 696m 下り 694m

7:59

83分

スタート地点

9:22

219分

大嵐山登山口

13:01

13:49

106分

湯ノ倉山

15:35

ゴール地点

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2022年01月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車道は除雪されており問題なし。アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	トレースなしのため全行程深いラッセルとなる。

写真

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駐車地付近の風景。まったく雪国の様相

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駐車地付近の風景。まったく雪国の様相

登山標識が出てきたがトレースは無

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登山標識が出てきたがトレースは無

林道を黙々と進んで少し振り返る

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林道を黙々と進んで少し振り返る

湯ノ倉山への分岐点。

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湯ノ倉山への分岐点。

なかなか素敵な尾根に見えるが、かなり急だった。

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なかなか素敵な尾根に見えるが、かなり急だった。

湯ノ倉山山頂

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湯ノ倉山山頂

当初予定の大嵐山。頂上付近は霧氷があるようだ。

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当初予定の大嵐山。頂上付近は霧氷があるようだ。

下り始めの尾根。これが続くことを期待したがダメでした。

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下り始めの尾根。これが続くことを期待したがダメでした。

今にも雪の落ちそうな家

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今にも雪の落ちそうな家

感想

Kasaya

　昨年来た大嵐山を目指してまた南会津にやってきた。登山口は湯の花温泉だ。ここは降りてくればそのまま温泉に入ることができるのでそれも魅力的。ただここまで来る道は先週ほどではないがやはり雪が多い。いつも停める駐車地は雪で埋まっており、その先の除雪された場所に車を停める。この時間ではだれもまだ駐車していない。周りを見渡すとすごい雪が屋根にもかぶさっている。今日の山は余り有名でもなくトレースは期待できない。どうなることやら。
　きれいに除雪された道を行くとすぐに大嵐山の登山標識が現れる。しばらくはここから林道歩きとなるが完全に雪で埋まっている。この時期にこんな山へ行こうという人はいないのだろう。早速スノーシューを装着する。そして歩き始めるがよく沈む。30㎝ほどは簡単に沈む。これでは果たして登山口までもたどり着けるだろうか。早くもそんな気持ちが頭をよぎる。まったく踏み跡のない林道を行く。昨年来ているので登山口までは林道が続いていることは分かっているがとにかく時間がかかる。1時間ほどして登山口に到着。やれやれだ。前回はここでアブの襲撃を受けたがもちろん今はそんなものはない。登山口を示す標識が半分雪に隠れた状態であるだけだ。
　ここからがいよいよ山道となる。しばらくは谷歩きだがこの時点で完全に大嵐山はあきらめていた。目標は湯ノ倉山に変更である。それだってたどり着けるかどうか。ところどころピンクテープもある谷沿いに歩くと30分ほどで大嵐山との分岐に着いた。無雪期には10分ほどで来られた場所だ。まっすぐ行けば大嵐山で右に折れると湯ノ倉山。結構な急登だがもう迷わず湯ノ倉山に取りつく。ピンクテープのつけられた場所は比較的傾斜が緩やかで登りやすいが雪が半端なく深い。一歩一歩進むだけである。これがきつい。1.5時間ほど頑張ってようやく200mを登る。残りはあと200m。このピッチで行くとあと1.5時間ほどかかるのか。いい練習になるなあと思いつつまた歩き出す。いったい何の練習だろう。そして1.5時間ほど同じペースで登ってやっと湯ノ倉山の頂上だった。時刻は午後1時。何とかここまで登れた。やれやれだ。
　当初予定の大嵐山は間近に見えるがここから標高差で300m、登り返しも入れると350mもある。このペースで行ったらさらに3時間はかかるだろう。とても無理な話だ。さあ休憩。ここからの展望は少ないが無風快晴の頂上でのランチは気持ちがいい。ビールを雪に突っ込んでから味噌煮込みうどんの調理にかかる。そして出来上がるころ冷えたビールと一緒に流し込む。フーやれやれといった気持ち。それにしても今日は何でこんなことをしているのだろう。よく分からないがここまで来られたことで何となく満足した気分になっている。
　ここで50分ほど休憩した後は、帰路を考える。通常なら来た道を戻るのだろうが、今日のこの雪らどこからでも降りられそう。幸いそれほどきつい傾斜の山ではない。そう思って湯ノ倉山から西のP947を目指すことにした。ずいぶん適当であるが、なんだかスノー衆でよくやっていたような気がする。まずは慎重に下るべき尾根を特定し一気に下降にかかる。豊富な雪とブナの広がる尾根で最初はいいコースを選んだと思っていたが途中から岩が出てきたり尾根がやせてきたりしてイマイチ快適とは言い難くなってきた。それでもなんとか予定のP947に来たがその先がちょっと急になっていて下りにくい。すこし迂回したがもう尾根をそのまま降りるより谷を下ったほうが良かろうと谷に降りて行った。最後は植林の中を歩き除雪された林道に飛び出した。やれやれだ。あとはここからぶらぶら帰るだけ。途中で民家に積もった雪に圧倒されたり川の中の雪景色を楽しんだりして駐車地に戻る。さあ後は温泉だ。

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