平ヶ岳 -天井の楽園にひとり寝転ぶ-


- GPS
- --:--
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,445m
- 下り
- 2,436m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
(前坂) 尾根上の両側が切れ落ちている狭い登山道でした。砂礫まじりの急斜面なので、疲れている下りは特に注意! (キャンプ場) 池ノ岳〜平ヶ岳 雪が解けたところから、水が流れていました。給水をしました。 (台倉清水) 水が細く、飲料用にはそのまま使えないようでした。 |
写真
装備
個人装備 |
ツェルト レスキュ−シ−ト GPS
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備考 | 台倉山まで下山して休憩。再出発の時、気のゆるみから方角を間違え再度池の岳へ。予定より3時間ほど余分に歩いてしまった。反省。 |
感想
前日、新幹線に乗って大宮駅から那須塩原駅へ。那須塩原駅の駅近くで、レンタカ−を借りて、那須塩原駅から鷹巣登山口に移動しました。結構、車で時間がかかりました。3時間ぐらいかかりました。鷹巣登山口で車中泊しました。
長い行程ですので、翌朝、まだ暗い4時前にクマ鈴を鳴らしながら登山口を出発しました。前坂の急登をロ−プを掴みながら登りきり、下台倉山まで2時間ほどで到着しました。ここからは尾根歩きでした。
台倉山、台倉清水、白沢清水まで下台倉山から約2時間かかりました。
しばらくすると池ノ岳の急な登りでした。登りきると、池ノ岳。白沢清水から1時間ほどでした。池の岳の斜面には、シャクナゲの花が沢山さいていてきれいでした。
飛び出したところが、姫池。水を一杯たたえ、青くひかっていました。その向こうには、平ヶ岳山頂に続く道が伸びていました。美しい光景です。
山頂には、キャンプ場経由で行きました。雪がまだ豊富にあり、雪解け水が勢いよく流れていました。ここで給水しました。
木道を登ってゆくと山頂でした。
山頂は展望があまりよくないので、さらに木道の切れるところまで、登ってゆきました。そこからは、雪を抱いた越後の山々や平ヶ岳の頂上台地の広い層毛が広がり、花が咲きはじめていました。青い空の下、のんびりと食事をして休みました。
下山は、山頂から別ル−トで池の岳にくだりました。キャンプ場の方にゆき、豊富に清水が流れていたので、十分給水しました。雪解け水で冷たく気持ちよかったです。姫池や池の岳を経由して、下山を始めて2時間ほどで台倉山に着きました。ここからは登山口まで間近です。
時刻はまだ12時過ぎ。ゆっくりと休憩してから下山することにしました。
さて、出発。しかし、何を勘違いしたか、同じ道を引き返してしまったようです。台倉清水、白沢清水とこえ、池ノ岳の登りを登り始めてしまいました。この間、登山者とずいぶんすれ違いました。すれ違った登山者は、これから山頂に登ってゆくものとばかり思っていました。実際には、皆、山頂から下ってきた登山者でした。山頂近くになり、ようやく変だなど気づいた。山頂から登山者かけおりてきたので、下山方向を聞いてみてびっくりしました。それでも少し登って行って確かめると、シャクナゲの咲く池ノ岳でした。大分時間をロスしました。いっぺんに疲れが出てきました。
時刻は、まだ14:00ころでした。気を取り直して、下山をはじめました。台倉清水まできて水が残り少なくなったので、給水しました。清水と言ってもちょろちょろ流れているほどで、ほとんど溜水に近い感じでしたが、これからまだ下りは長いので、安心のために十分補給しました。水が細いので、結構時間がかかりました。台倉山にやっと15:20に到着しました。結局、3時間ほど時間をロスしたようです。台倉山には標識案内はありません。今度は間違えないように、下る方向をちゃんと確認しました。慎重に、下台倉山にくだってゆきました。1時間ほどで下台倉山に到着しました。
ここから、前坂の急な下りが始まります。疲れてへろへろになった足を運びながら前坂の急な下りをロ−プで安全を確保しながら慎重にくだってゆきました。くだったところに、両側が切れ落ちた細い尾根をトラバ−スするところがありました。落ちないように慎重にわたり切りました。かなり疲労していましたが、集中力はまだ途切れていません。
ここからも、長い下りは続きましたが、沢にまで到着。どうにか下山しました。
下山したのは、18:10。14時間半に及ぶ長い登山となりました。前坂の急な下りや狭い尾根では、相当足が疲れていましたが、何とか下山しました。下山して、間もなく暗くなり始めました。
下山して、まずは腹ごしらえをしました。それから、尾瀬に向かいました。尾瀬方面に向かうときは、真っ暗になっていました。
帰路は、桧枝岐の露天風呂につかり、登山の疲れをゆっくり癒して帰りました。
もう真っ暗でしたので、もう一泊車中泊をして帰りました。
ハプニングはありましたが、頂上台地の遊歩道の突き当りからの景色はすばらしかった。残雪の越後の山々が、花が咲き始めた頂上台地の先に見えました。頂上台地がずっと広がり、池塘が光っていました。美しい景色でした。
空は青く天気はいいし、いつまでもずっとこうしていたい気分でした。
記憶に残る山旅となりました。
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