鷲ヶ岳(奥美濃) 1672m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年03月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
リフト料金は800円。下りは乗せてもらえないのでゲレンデを歩かなければならない。夏道がジグザグについている山頂近くの急斜面はアイゼン・ピッケル必須。当日の積雪は数十センチ〜山頂付近の多いところで1mくらいで、例年よりかなり少ないと思われるが、ワカンorスノーシューがあったほうが楽でしょう。最寄りの温泉は湯の平温泉。 |
写真
感想
ホワイトピアへの道は少々わかりにくかったが、営業開始の7時前に到着。既に客がけっこう集まってきている。翌日で営業終了らしい。登り一回のみの回数券800円を買ってクワッドリフトで最高点へ。目の前に尾根がのびており、標高1400mの看板があった。意外と寒く、−10℃まで冷え込んでいる。スノーシューを装着して尾根に足を踏み入れる。新雪が数十センチ積もっているが積雪自体は予想以上に少なく、1mないだろう。すぐに顕彰堂のあるピークが遠くに確認できたが、そこにつながる尾根への下降点がわからない。周辺をうろうろしたが、どこもヤブに覆われており、夏道らしきものがなかったので、適当なところからヤブこぎで下降すると刈り払われた夏道に出た。あとはいくつかのアップダウンを繰り返しながら尾根通しに快適に進むと桑ヶ谷コースが右から合流し、さらに200mほど先で林道を横断。この林道を右に上がって行ってもよいのだが、往路では直進し、わずかな登りで一服平と呼ばれる平らなピークに着く。藤原頼保顕彰堂という立派な建物があり、由来を記した看板があった。尾根づたいに小さいアップダウンを繰り返し、最後に階段を下りるとちょうど鞍部で、先ほどの林道がまたいでいる。ここからは林道を通ることにしたが、法面からの雪崩がちょっと気になる箇所だった。林道終点からは、またもや階段でスノーシューにはつらいところだが我慢してクリア。しばらく緩やかな尾根道を進むといよいよ急斜面にさしかかる。右上していく夏道が確認できたので、それに従う。途中でUターンして今度は左上するのだが、ルート上に雪が斜めに積もって急斜面と化している。さらに、固い残雪層の上に新雪が数十センチ積もっているため、足を載せると簡単に崩れてしまう。何度もずり落ちそうになり、スノーシューでは危険なため、アイゼン・ピッケルに切り替え。新雪層をはらいつつ、下の堅雪層にツメを差し込みながら一歩一歩慎重に進んだ。斜面には木が生えているので滑落しても引っかかって死ぬことはないだろうが、怪我は覚悟しないといけない。傾斜が緩み始めると夏道は深い雪に埋もれて判然としなくなり、すぐに稜線上に飛び出す。目の前になだらかな山頂部も見え、ひと登りで方位盤と三角点のあるピークに着いた。ゾンデで測ると周辺の積雪は約1m。360度の展望が素晴らしかったが、北アなど遠くは霞んで見えず。白山本峰は最初ガスがかかっていたが、後でくっきり見えて満足。尾根づたいに南のP1653まで行きたかったが、本日の雪面状況では急斜面が出てくると怖いのでやめ。おにぎりを食べて下山にかかる。急斜面を慎重に戻り、スノーシューを再装着。帰りは顕彰堂下までずっと林道を利用。下りのリフトには乗せてもらえないので、ゲレンデをテクテク歩いておりた。本日、他の登山者なし。
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