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Yamareco

記録ID: 393839
全員に公開
ハイキング
関東

津久井城山・歴史ウォーク

2014年01月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:28
距離
6.1km
登り
344m
下り
366m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

10:30受付終了後、城山の歴史に関するスライド解説−11:00ガイドウォーク出発ー11:24竪堀解説−11:56王手道入口−12:15タイラク主水(一ノ門)−12:24津久井城址山頂13:00−13:35飯縄神社−13:41宝ヶ池−13:48鷹射場−13:59大杉−14:28パークセンター
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
普段は通行止めになっている城山本来のメインコース、王手道(馬道)を歩く。馬が歩いた道なので案外傾斜が緩く、歩きやすい。竪堀を二か所わたるが、かつては橋が架かっていたらしい。今は橋がないのでやや歩き難いが、慎重に越えれば大丈夫。ただし普段は開放していない。トイレはパークセンター付近と山頂付近のほか、根小屋諏訪神社側入り口付近や御屋敷上の中腹などにもある。
最初にパークセンターでスライド解説
2014年01月11日 10:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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最初にパークセンターでスライド解説
センター内の展示
2014年01月11日 10:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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センター内の展示
津久井城址に関する展示
2014年01月11日 10:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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津久井城址に関する展示
最近の発掘調査の概要解説
2014年01月11日 10:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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最近の発掘調査の概要解説
5号曲輪のトレンチ調査
2014年01月11日 10:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5号曲輪のトレンチ調査
平成23年度発掘調査による出土品(かわらけ、常滑焼甕のかけらなど)
2014年01月11日 10:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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平成23年度発掘調査による出土品(かわらけ、常滑焼甕のかけらなど)
市民調査グループによる活動報告の展示
2014年01月11日 10:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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市民調査グループによる活動報告の展示
2014年01月11日 10:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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パークセンター、研修所建設時に発掘した陣屋跡
2014年01月11日 11:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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パークセンター、研修所建設時に発掘した陣屋跡
パークセンター前から見る蛭ヶ岳
2014年01月11日 11:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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パークセンター前から見る蛭ヶ岳
いざ出発
2014年01月11日 11:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いざ出発
最初に「牢屋の沢」を見学ー罪人は三か月水牢につかると歩けなくなったそうだが、詳細は不明
2014年01月11日 11:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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最初に「牢屋の沢」を見学ー罪人は三か月水牢につかると歩けなくなったそうだが、詳細は不明
牢屋沢には橋が架かり、その基礎になる悔いの大きな穴が発掘で確認されたそうだ。
2014年01月11日 11:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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牢屋沢には橋が架かり、その基礎になる悔いの大きな穴が発掘で確認されたそうだ。
土塁跡
2014年01月11日 11:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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土塁跡
センターの先から始まるハイキングコースのデッキは「ピン・ファウンデーション」という技法で、遺跡を傷つけることの少ない設計になっているそうだ。
2014年01月11日 11:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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センターの先から始まるハイキングコースのデッキは「ピン・ファウンデーション」という技法で、遺跡を傷つけることの少ない設計になっているそうだ。
その根元の部分(ピンファウンデーション)
2014年01月11日 11:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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その根元の部分(ピンファウンデーション)
「竪堀」の説明ーー竪堀は本来、北条氏の築城では見られない手法で、むしろ武田信玄方の築城にみられるという。もしかしたらこの城は武田勢によって当初造られた可能性もあるという。
2014年01月11日 11:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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「竪堀」の説明ーー竪堀は本来、北条氏の築城では見られない手法で、むしろ武田信玄方の築城にみられるという。もしかしたらこの城は武田勢によって当初造られた可能性もあるという。
アサギマダラの幼虫が好むコバノカモメヅル
2014年01月11日 11:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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アサギマダラの幼虫が好むコバノカモメヅル
公園関係者が取り付けたムササビの巣ーー高尾山と並び、ムササビの多い山らしい。高尾山よりも人が少なく、よく見ることができるという。
2014年01月11日 11:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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公園関係者が取り付けたムササビの巣ーー高尾山と並び、ムササビの多い山らしい。高尾山よりも人が少なく、よく見ることができるという。
新田という場所――江戸時代以降の新田開発で中腹に新田や畑の開発が行われた。当時の作物を公園で植えて収穫する事業を行っている(収穫祭)。
2014年01月11日 11:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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新田という場所――江戸時代以降の新田開発で中腹に新田や畑の開発が行われた。当時の作物を公園で植えて収穫する事業を行っている(収穫祭)。
城主の本殿
2014年01月11日 11:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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城主の本殿
蛭ヶ岳(右奥)と丹沢主稜
2014年01月11日 11:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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蛭ヶ岳(右奥)と丹沢主稜
三増峠の古戦場方面(左奥の三ッコブ)
2014年01月11日 11:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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三増峠の古戦場方面(左奥の三ッコブ)
竪堀と切岸=自然地形の谷筋に土木工事で急な崖を形成⁼防御用の構築物
2014年01月11日 11:43撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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竪堀と切岸=自然地形の谷筋に土木工事で急な崖を形成⁼防御用の構築物
横浜貿易新報社(現在の神奈川新聞)が当時流行の地方名所づくりのために公募した際に築井(津久井)城址がその中に入ったために新聞社が建てた碑(昭和10年10月)
2014年01月11日 11:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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横浜貿易新報社(現在の神奈川新聞)が当時流行の地方名所づくりのために公募した際に築井(津久井)城址がその中に入ったために新聞社が建てた碑(昭和10年10月)
牢屋沢の源付近
2014年01月11日 11:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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牢屋沢の源付近
この古地図は江戸時代に作成された現存する最古の地図らしい。かなり正確だったそうだ。
2014年01月11日 11:56撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この古地図は江戸時代に作成された現存する最古の地図らしい。かなり正確だったそうだ。
大手道に入る
2014年01月11日 12:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大手道に入る
ハイキングコースを横断(王手道は通常立ち入り禁止)
2014年01月11日 12:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ハイキングコースを横断(王手道は通常立ち入り禁止)
急な場所もあるが、本来馬道でもあるので、さほど急ではない
2014年01月11日 12:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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急な場所もあるが、本来馬道でもあるので、さほど急ではない
竪堀を渡る
2014年01月11日 12:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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竪堀を渡る
タイラク主水から津久井湖を見る
2014年01月11日 12:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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タイラク主水から津久井湖を見る
一ノ門の土台の穴があったあたりを見るガイド
2014年01月11日 12:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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一ノ門の土台の穴があったあたりを見るガイド
麓から見える大モミーーここから戦国時代に「タイラク氏」が大声で叫んで合図を送ったそうだーーここで実験したら参加者の雄叫びがセンターで聞こえたそうだーー
2014年01月11日 12:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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麓から見える大モミーーここから戦国時代に「タイラク氏」が大声で叫んで合図を送ったそうだーーここで実験したら参加者の雄叫びがセンターで聞こえたそうだーー
山頂直下から見る津久井湖
2014年01月11日 12:21撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂直下から見る津久井湖
山頂までの最後の登りは藪道だ
2014年01月11日 12:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂までの最後の登りは藪道だ
左は三増峠方面―手前は串川周辺の集落、右奥は丹沢主稜方面
2014年01月11日 12:23撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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左は三増峠方面―手前は串川周辺の集落、右奥は丹沢主稜方面
蛭ヶ岳は雲がかかってきた
2014年01月11日 12:23撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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蛭ヶ岳は雲がかかってきた
山頂下の地図
2014年01月11日 12:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂下の地図
築井古城碑ー江戸時代に建立された古城石碑ー島崎氏が5万両(数億円)も私財をはたいて建設したそうな――
2014年01月11日 12:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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築井古城碑ー江戸時代に建立された古城石碑ー島崎氏が5万両(数億円)も私財をはたいて建設したそうな――
2014年01月11日 12:47撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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相模川とおそらく奥多摩から奥秩父方面と思われる
2014年01月11日 12:50撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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相模川とおそらく奥多摩から奥秩父方面と思われる
峰の薬師方面の電波塔とその奥に高尾山の稜線(杉並木が見える)
2014年01月11日 12:50撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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峰の薬師方面の電波塔とその奥に高尾山の稜線(杉並木が見える)
山頂周辺の本城曲輪と土塁
2014年01月11日 12:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂周辺の本城曲輪と土塁
電波塔はもともと津久井城山山頂にあったのを、地元の要望で峰の薬師の稜線に移転したものーその電波塔の基礎工事で山頂の遺構は破壊されてしまったという。
2014年01月11日 13:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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電波塔はもともと津久井城山山頂にあったのを、地元の要望で峰の薬師の稜線に移転したものーその電波塔の基礎工事で山頂の遺構は破壊されてしまったという。
中央左のへこんだ部分のすぐ後ろに頭が出ているピークが八王子城址らしい――その奥は奥多摩方面だろう
2014年01月11日 13:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中央左のへこんだ部分のすぐ後ろに頭が出ているピークが八王子城址らしい――その奥は奥多摩方面だろう
王手道の入口(通行止め)
2014年01月11日 13:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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王手道の入口(通行止め)
山頂付近で改めて古地図を使って遺構の位置関係を解説
2014年01月11日 13:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂付近で改めて古地図を使って遺構の位置関係を解説
別の古地図との比較ーー数十種類残っているがすべて江戸時代以降というーー
2014年01月11日 13:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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別の古地図との比較ーー数十種類残っているがすべて江戸時代以降というーー
山頂直下の石積みーー角張っているのは「山石」で付近から採取されたもの。丸い石は相模川産という。
2014年01月11日 13:21撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂直下の石積みーー角張っているのは「山石」で付近から採取されたもの。丸い石は相模川産という。
付近にある土蔵の基礎の石が出てくるという――周囲は山石で囲われているーーむき出しに出ていたという。
2014年01月11日 13:23撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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付近にある土蔵の基礎の石が出てくるという――周囲は山石で囲われているーーむき出しに出ていたという。
土蔵への入口に向かう旧道跡―現在のハイキングコースとは別ー
2014年01月11日 13:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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土蔵への入口に向かう旧道跡―現在のハイキングコースとは別ー
コースを横切る堀切と引橋の遺構
2014年01月11日 13:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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コースを横切る堀切と引橋の遺構
太鼓曲輪
2014年01月11日 13:30撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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太鼓曲輪
飯縄神社はもとは長野県の飯綱山の信仰から来ているが、高尾山の本尊でもあり、戦国武将が軍神とあがめた重要な神社でもあった。
2014年01月11日 13:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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飯縄神社はもとは長野県の飯綱山の信仰から来ているが、高尾山の本尊でもあり、戦国武将が軍神とあがめた重要な神社でもあった。
飯縄神社本殿
2014年01月11日 13:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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飯縄神社本殿
神社の氏子総代と氏子の方々
2014年01月11日 13:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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神社の氏子総代と氏子の方々
烽火台と鐘撞堂ーー烽火台は本当に使われたのか、疑問視する人もいるが、実験では八王子城から見えたそうだ。
2014年01月11日 13:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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烽火台と鐘撞堂ーー烽火台は本当に使われたのか、疑問視する人もいるが、実験では八王子城から見えたそうだ。
津久井城址周辺にある烽火台などの地図―鉢岡山、鷹取山、陣馬山などよく歩いた山も烽火台があったようだ
2014年01月11日 13:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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津久井城址周辺にある烽火台などの地図―鉢岡山、鷹取山、陣馬山などよく歩いた山も烽火台があったようだ
二年前に歩いた鐘撞山(大室山から)
2014年01月11日 13:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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二年前に歩いた鐘撞山(大室山から)
宝ヶ池にある解説板
2014年01月11日 13:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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宝ヶ池にある解説板
宝ヶ池
2014年01月11日 13:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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宝ヶ池
鷹射場ーー江戸時代には裸だった城山に木が生えてきて鷹が来るので、それを生け捕って将軍に献上したようだ。鷹取山(高取山)などの地名は幕府指定の鷹を捕る場所だったようだ。
2014年01月11日 13:48撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鷹射場ーー江戸時代には裸だった城山に木が生えてきて鷹が来るので、それを生け捕って将軍に献上したようだ。鷹取山(高取山)などの地名は幕府指定の鷹を捕る場所だったようだ。
相模川の向こうに、遠く横浜方面(ランドマークタワーがうっすら見えた)
2014年01月11日 13:53撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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相模川の向こうに、遠く横浜方面(ランドマークタワーがうっすら見えた)
中央上に橋本の高層ビル、その奥に新宿副都心、その右奥にスカイタワー(肉眼ではうっすら見えた)
2014年01月11日 13:53撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中央上に橋本の高層ビル、その奥に新宿副都心、その右奥にスカイタワー(肉眼ではうっすら見えた)
ツアー最後のポイントの大杉は昨夏の落雷であえなく消失−―この大杉は高尾山、八王子城方面から見えたらしい
2014年01月11日 13:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 13:59
ツアー最後のポイントの大杉は昨夏の落雷であえなく消失−―この大杉は高尾山、八王子城方面から見えたらしい
2014年01月11日 13:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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なぜか一円玉ーー??
2014年01月11日 13:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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なぜか一円玉ーー??
2014年01月11日 13:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2014年01月11日 14:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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女坂分岐地点(山頂の少し下)ーーツアーは男坂を下る
2014年01月11日 14:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 14:05
女坂分岐地点(山頂の少し下)ーーツアーは男坂を下る
最後に女坂と合流
2014年01月11日 14:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 14:13
最後に女坂と合流
もうすぐセンターに戻る
2014年01月11日 14:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もうすぐセンターに戻る

感想

右手親指付け根の骨折は回復に向かっているが、左ひざの変形膝関節症がなかなか改善せず、リハビリに励む日々が続く。こうした状態でも歩けそうな津久井湖城山の歴史ウォークに参加した。城山は何回か来ているが、歴史ツアーは初めて。久しぶりだったので、橋本駅でのんびりしているうちにバスが出てしまい、あわてて次のバスで北根小屋に向かったが、センターに向かって歩いているうちに時間に遅れているのに気付く。ケータイで連絡したらこれから解説が始まるという。急いで坂を下ってセンターに。スライド解説中だった。津久井城址の歴史と遺構の概要を解説し、外に出て江戸時代の陣屋跡(現在の研修センターの下)に関する解説ーー研修棟の基礎工事で遺構が発見され、発掘調査が行われた。3間3間の大きな陣屋で、この地域の代官の執務と城址が使われないよう監視していたようだ。新田開発も行われた。そこから出発し、最初に牢屋沢を渡る。罪人の水牢があったという。夏場でも3か月つかると歩けなくなったそうだ。橋の基礎の遺構が発掘されている。土塁跡を見て、デッキ道を進む。このデッキは城址の遺構を破壊することが少ないよう工夫され、建造された。動物も下を通ることができ、デッキの基礎はピンファウンデーションという方式で、極力地面を壊さないよう工夫されている。デッキの途中に竪堀があり、これも発掘で確認されたようだ。古地図には出ているが、その目的は防御用なのかどうか、詳細はいまだ不明らしい。また竪堀は北条氏の城にはほとんどない方式で、武田氏の築城にみられることから、この城の最初の主は武田氏の関係ではないかという。北条氏に近い内藤氏が廃城までおさめていたものの、秀吉軍の小田原攻めの時に動かなかったのは、秀吉軍に抑えられていたという説と、意図的に動かず、八王子城落城直後に開場していることから、北条、秀吉両方につながっていたという説も有力のようだ。周辺住民も両方に納税しているという話もある。

デッキから山頂コースに入り、途中、王手道の踏み跡に入る。これはかつてはメインルートで馬道とも言われたようだ。馬も通る道なので意外と傾斜は緩く、途中竪堀を二か所わたり、平坦地に出る。ここはタイラク主水と呼ばれる曲輪のある場所で、タイラクという武士が大声で叫んで下に連絡した場所らしい。一ノ門も遺構もあるようだ。ここから最後の急斜面を登って山頂に出た。昼食休憩。山頂の本城曲輪(のちにつけられた名称だが、高射砲台や電波塔建設の工事で遺構は破壊されて詳細は不明らしい。周りをかこっている土塁は、発掘調査で山頂を削ったものでなく、積み上げたものであることは判明している。山頂にある石碑は江戸後期に地元有力者の島崎氏が巨費を投じて建立したもののようだ。山頂からは電波塔を移設(城址を守るために地元の要望で移設)した峰の薬師や高尾の稜線、さらに八王子城址や奥多摩などが展望できる。山頂付近やその下の土蔵跡付近には戦国時代の築城した時の基礎の周囲に配置した山石(四角い石)や川石(丸い)が残っており、その下に大量の石が基礎として敷き詰められていたそうだ。また土蔵の入口の通路の下の谷には、道を支える石積みの遺構があるそうだが、険しいのでそこまではいけない。引き橋跡から太鼓曲輪を経て飯縄神社に向かう。神社の氏子総代も参加しておられた。

 飯縄神社は長野の飯縄山が本家だが、戦国時代は軍神とあがめられ、高尾山もご本尊は飯縄社だ。日野駅裏には飛飯綱があり、城山も軍神である飯縄神社がある。さらにその先には烽火台と鐘撞き堂跡があり、烽火台の実験で八王子城址から目撃できたという。さらに宝ヶ池から鷹射場まで進み、引き返す。宝ヶ池は重要な井戸があり、古来涸れることなく現在に至っている。戦国時代には刀を研ぐので白く濁っていたという。今は茶色く濁って、ガイド氏は飲む勇気がないという(笑)。八王子城址では水攻めが有効だったというが、そこでも山頂付近に井戸があったようだが、やや遠かったのか??鷹射場は江戸時代に木が復活して鷹が来るので将軍に献上するための鷹捕獲場になっていたようだ。鷹取山という山の名は丹沢や藤野あたりにもたくさんある。

 下山の前に大杉に立ち寄るーーしかし昨年夏の落雷で落命ーー焼け残った根本だけが残されるーー雷を一身に浴びて城山を守ったと地元ではささやかれているようだ。下山の男坂は通常ならなんでもない下りではあるが、膝痛には結構堪えた。なんとか下山し、パークセンターの動物・生き物担当の清水氏にあいさつして帰路についた。



 

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