除雪は円万寺のアプローチ道路の途中で終わっていた。仕方がないので車を捨てて徒歩にて先へ進む。
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除雪は円万寺のアプローチ道路の途中で終わっていた。仕方がないので車を捨てて徒歩にて先へ進む。
車が入った跡はあるけれどタイヤ痕から察するに大型の四駆っぽい。それでもかなり苦戦したようだ。何度も切り替えしたり勢いを着けて吹き溜まりを乗り越えたりした跡が残っている。
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車が入った跡はあるけれどタイヤ痕から察するに大型の四駆っぽい。それでもかなり苦戦したようだ。何度も切り替えしたり勢いを着けて吹き溜まりを乗り越えたりした跡が残っている。
その四駆のタイヤ痕も途中の広場で終わっていた。どうやら上まで行くのは諦めたようだ。足跡が先へ続いているのでここで車を捨てたのだろう。
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その四駆のタイヤ痕も途中の広場で終わっていた。どうやら上まで行くのは諦めたようだ。足跡が先へ続いているのでここで車を捨てたのだろう。
車道を登りつめると円万寺の境内に出る。初詣の看板が立っている。初詣の時期だけは除雪されるのだろう。まさかスノーシューやカンジキを履いてお参りに来るというわけではあるまい。
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車道を登りつめると円万寺の境内に出る。初詣の看板が立っている。初詣の時期だけは除雪されるのだろう。まさかスノーシューやカンジキを履いてお参りに来るというわけではあるまい。
ふと気配を感じて視線を巡らすと境内の一角に東北自然歩道の看板があるのを発見した。そうか、俺はまたここへ来ることになるのだな(笑
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ふと気配を感じて視線を巡らすと境内の一角に東北自然歩道の看板があるのを発見した。そうか、俺はまたここへ来ることになるのだな(笑
境内にはなかなか趣のある堂宇が立っている。八坂神社の建物は明治40年代の建立とのこと。
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境内にはなかなか趣のある堂宇が立っている。八坂神社の建物は明治40年代の建立とのこと。
観音堂と阿弥陀堂。観音堂は1800年代半ばの建立とのことだ。創建はさらに古く800年代に坂上田村麻呂が勧請したという謂れが伝わっているらしい。
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観音堂と阿弥陀堂。観音堂は1800年代半ばの建立とのことだ。創建はさらに古く800年代に坂上田村麻呂が勧請したという謂れが伝わっているらしい。
祖母杉。坂上田村麻呂が植えた二本の杉のうちの一本だと言われているようだが、本当であれば樹齢1200年以上ということになる。
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祖母杉。坂上田村麻呂が植えた二本の杉のうちの一本だと言われているようだが、本当であれば樹齢1200年以上ということになる。
鐘堂。鐘を突いて見ようかな…と思ったが止めておいた。
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鐘堂。鐘を突いて見ようかな…と思ったが止めておいた。
境内を見て回ったので軌跡がでたらめなことになっているが、江釣子森を目指す場合は、本堂と阿弥陀堂の間を抜けるのが手っ取り早い。
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境内を見て回ったので軌跡がでたらめなことになっているが、江釣子森を目指す場合は、本堂と阿弥陀堂の間を抜けるのが手っ取り早い。
円万寺から先、江釣子森山にかけては地形図に登山道の表記はない。しかし、なんとなく道があるように見える。
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円万寺から先、江釣子森山にかけては地形図に登山道の表記はない。しかし、なんとなく道があるように見える。
しばらく進むとピンクテープを発見した。円万寺付近では見かけなかったが、ある程度奥に入っていくとところどころに着けられている。
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しばらく進むとピンクテープを発見した。円万寺付近では見かけなかったが、ある程度奥に入っていくとところどころに着けられている。
人の足跡は見当たらないが獣の足跡が先導するかのように着いていた。動物も歩きやすい場所を選んで歩くのだというのがよく分かる。
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人の足跡は見当たらないが獣の足跡が先導するかのように着いていた。動物も歩きやすい場所を選んで歩くのだというのがよく分かる。
道…かもしれないラインは、急斜面を一直線に登る。トレースが無いので一歩一歩足場を固めながら進んでいく。それほど沈むわけではないが一人ラッセルなのでなかなか大変だ。
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道…かもしれないラインは、急斜面を一直線に登る。トレースが無いので一歩一歩足場を固めながら進んでいく。それほど沈むわけではないが一人ラッセルなのでなかなか大変だ。
ひいこら言いながら急斜面を登りきったが、ここはまだ山頂ではない。目指す江釣子森山は奥に見えるピークなのだ。ここは途中の無名ピークでしかない。
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ひいこら言いながら急斜面を登りきったが、ここはまだ山頂ではない。目指す江釣子森山は奥に見えるピークなのだ。ここは途中の無名ピークでしかない。
行く手には意外と複雑な地形が横たわっているのが見える。江釣子森山に到達するには、いくつかの小ピークを越えていかなければならないようだ。
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行く手には意外と複雑な地形が横たわっているのが見える。江釣子森山に到達するには、いくつかの小ピークを越えていかなければならないようだ。
けっこう下るなぁ…。重力に身を任せて一気に駆け下りたいところではあるが、帰りの登り返しに備えてルート工作しながら進む。小さめのステップを刻んでおくのだ。
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けっこう下るなぁ…。重力に身を任せて一気に駆け下りたいところではあるが、帰りの登り返しに備えてルート工作しながら進む。小さめのステップを刻んでおくのだ。
鞍部から登り返すと鉄塔ピークに到達する。このあたりからはっきりと道があるとわかる感じになる。下から来た鉄塔巡視路が合流したらしい。
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鞍部から登り返すと鉄塔ピークに到達する。このあたりからはっきりと道があるとわかる感じになる。下から来た鉄塔巡視路が合流したらしい。
しかし送電線に関係いない方向に進むと再びただの林に戻ってしまった。このあたりでちょっとルートから外れてしまった。無意識のうちに楽な方向に進んでいたらしい。
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しかし送電線に関係いない方向に進むと再びただの林に戻ってしまった。このあたりでちょっとルートから外れてしまった。無意識のうちに楽な方向に進んでいたらしい。
江釣子森山直下には人工的に見える平場があった。すぐ下に林道が通っているようだから林業関係の施設でもあったのだろうか。
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江釣子森山直下には人工的に見える平場があった。すぐ下に林道が通っているようだから林業関係の施設でもあったのだろうか。
円万寺からここまで動物の足跡しか見かけなかったのだが、どこからともなくスノーシューの足跡が現れた。林道をたどってきたのだろうか。
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円万寺からここまで動物の足跡しか見かけなかったのだが、どこからともなくスノーシューの足跡が現れた。林道をたどってきたのだろうか。
スノーシューの足跡に導かれ急な斜面を登りきると山頂は近い。山頂直下はかなりの急斜面。トレースがあって助かった。
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スノーシューの足跡に導かれ急な斜面を登りきると山頂は近い。山頂直下はかなりの急斜面。トレースがあって助かった。
山頂には標識が一つだけ。岩手の里山を登ると山頂標識が青・緑・プラスチックと色々設置されていることが多いのだが、ここはシンプルだった。
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山頂には標識が一つだけ。岩手の里山を登ると山頂標識が青・緑・プラスチックと色々設置されていることが多いのだが、ここはシンプルだった。
木々の間から、なんとなく周囲の山の様子が伺える。北に見えているのは草井山…だと思う。臭い山ではない。
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木々の間から、なんとなく周囲の山の様子が伺える。北に見えているのは草井山…だと思う。臭い山ではない。
山頂は林の中なので残念ながら眺望は得られない。
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山頂は林の中なので残念ながら眺望は得られない。
山頂を踏んだという満足感だけが本日の収穫だ。
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山頂を踏んだという満足感だけが本日の収穫だ。
山頂は風が強かったのでいそいそと下山に取り掛かる。スノーシューの足跡はどこから来たのか、気をつけて見ていたのだが結局分からず仕舞いだった。
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山頂は風が強かったのでいそいそと下山に取り掛かる。スノーシューの足跡はどこから来たのか、気をつけて見ていたのだが結局分からず仕舞いだった。
往路で迷いかけた場所。上から見るとちゃんと道っぽくなってる。なんで見落としたんだろ…。
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往路で迷いかけた場所。上から見るとちゃんと道っぽくなってる。なんで見落としたんだろ…。
あらぬ方向に曲がっていく自分のトレース。うーむ、何か考え事でもしていたんだろうか…。
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あらぬ方向に曲がっていく自分のトレース。うーむ、何か考え事でもしていたんだろうか…。
結局、全行程中この鉄塔付近が一番景色が良かった。風も弱まったので一休みしていくことにした。
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結局、全行程中この鉄塔付近が一番景色が良かった。風も弱まったので一休みしていくことにした。
一つ登り返し…
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一つ登り返し…
二つ登り返し…
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二つ登り返し…
目印に乏しい雑木林を抜け…
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目印に乏しい雑木林を抜け…
円万寺にたどり着いた。
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円万寺にたどり着いた。
道路をたどって除雪終点まで戻る。無事下山完了。
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道路をたどって除雪終点まで戻る。無事下山完了。
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