アイスクライミング・大峰アイスガーデン

コースタイム
天候 | 曇り一時雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
前夜発、テント泊の後、早朝7時過ぎに宿泊地を発つ。登山口手前の駐車スペースには概ね8時前に到着する。既に数台が停まっている。
昨夜は雪模様みたいで道路にも積雪が見られる。身支度を整えて概ね8時頃登山口へ向けて出立する。登山道は、先のセークスピア氷柱群と同じルートで、トレースもしっかりしている。それでも、雪山ハイキングと呼ぶには岩の上の雪を超えたりする箇所も有り、注意を要するルートである。
アイスガーデンへの分岐を過ぎてアイスガーデンに向かうと傾斜が急にきつくなる。最後は、ロープを出して安全策を図ってもらった。これが、山の会の例会の通常の姿。
アイスクライミングの現場に到着して全体を見回すと氷柱が育っており、圧巻の姿を現してくる。この景観を間近に見れただけでも、今日来た甲斐が有ったと感じた。
さて、アイスクライミングに取り掛かるわけだが、リーダーが迂回しながら登り、支点へロープをセットしてくれた。
トップロープでビレイしながら登る点では通常の岩トレと変わらない。只、アイスアックスとアイゼンを活用して手足の掛かりを確保しながら登って行くのが異なる。アイスアックスを氷に刺して手がかりとするわけだが、大きく振らないと十分に刺せない。只、それを繰り返して行くと、意外に握力に影響が出てくる。要は、疲れて氷に強く刺せないのである。氷に刺せないと手がかりを確保できず、それ以上進めない。なお、この動作は意外と危険で、硬い氷が飛び散り顔に当たったりして出血する時も有る。それも有り、ゴーグルを装着すると安全対策となる。
通常、トップロープ利用の場合ロワーダウンで降りるものの、最後、クライムダウンで降りたり、トラバース気味に降りたが、岩稜地帯の雪壁の登下降の際の練習になってよかった。登りと降りとを比較すると、アイゼンを氷に打ち込む様が異なる。登る際は膝を中心に振り、氷にアイゼンを打ち込む。降る際は腰・太腿の筋力をも動員してアイゼンを氷に打ち込む。必然的に、氷に深く突き刺さるか否かの違いが出てくる。
参加者が3人と少なかったので、必然的に交代でビレイ役を担うのであるが、幸いにもビレイの練習になってよかった。只、時折吹雪いてくるので、ビレイをしながら耐えることになり、結構体が冷えた。もっとも、登ればエネルギーを使い暖かくなるので、何とかなるものだが。
筋トレで筋肉の鎧を作り腰痛を克服してきたが、握力不足という新たな課題が見つかってしまった。
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