長老ヶ岳 イグルー初号機製作


- GPS
- 05:27
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 365m
- 下り
- 363m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
大雪で荒れる予報。所属する山岳会での雪山講習会は中止になりさてどうしよう。ビバークや春山縦走時の軽量化を想定してイグルーを造ってみたいと呼び掛けたらYさんとBさんが来てくれることになった。
仏主集落除雪終了点に駐車。林道を2km強歩いて森林公園へ向かう。そこそこラッセルとなり1時間半かけて森林公園到着。早速イグルー造り開始〜。
「手順」
1.大きさを決める。3人だから2m位の円にした。
2.踏み固める。
3.フロアからブロックを切り出す。
4.円の回りにブロックを積んでいく。
5.二段目以降内側に寄せて積んでいく。
二段目を積んでしまうと中の人は完成まで出てこれない。
6.三段目以降は長いブロックを隣り合うブロックに懸けるように積んでいく。
7.屋根を架けてとりあえずのドーム完成。
8.トンネル状の入口を中と外から掘り進み開通させる。
9.隙間をブロックで埋めて完成!パチパチ!
記念すべきイグルー初号機は意外とうまくできた。製作時間も1時間40分くらいでした。フロアは地下で広げるつもりでブロックを積む円を小さく変更したところ思いのほか積雪深が浅く人が座れるほどの高さで広げることができなかった。
3人で入ってみる。密〜。まあなんとかなるのでせっかくだから膝を突き合わせて中で昼食。Bさんがケーキ🎂を焼いてきてくれていた。イチゴとクリームもついて極上。ワインも温めて提供、優雅な感じを演出した。
昼食後、ビーコンでの捜索トレーニングを3回。ビーコンの電波の向きはN-S極の磁石のようにでるのでまっすぐ発信元には向かえない。雪崩の流向から埋没者の方向がある程度分かれば、複数人で等間隔で10m程度の発信強度が出るまで我慢して歩くのがコツ。実際の斜面では上から下には早く移動できるが逆は時間がかかることを念頭に。
「得られた知識」
・最初の大きさ決定は重要。雪の深さを事前に確認すべし。
・1段目ブロックは大きければなんでもよいが高さは揃えるべし。
極端なところはスノーソーで刈り揃えてもよい。
・2段目から内側に向けて積んでいく。1段目がガタガタだとうまく乗らない。
2段目からは形の揃った長めのブロックであることが重要。
・3段目以降はうまく積まないと崩れる。長くて薄い(軽い)ブロックが良。
固めようと手でポンポンたたくと崩れる。時間がブロックを接着してくれる。
(備忘録1)質のいいブロックをゲットし丁寧に積むことが結果早くいいものができる。その手間はおつりになって帰ってくる。
(備忘録2)場所と大きさの決定は重要。踏み固めるエリアはフロア部だけでいい。ブロックは雪の上直置きする。
(備忘録3)過大に快適だと思っていたが、それなりに寒くて濡れやすい。
ということでなかなかよく出来ました。今後、いろいろな雪で作ってみていつでもどこでも作れるように技術習得したいと思います。春先にテントを持たない縦走が出来ればいいな。ご協力いただいたYさん、Bさんありがとうございました。
(その他)各地で遭難が相次ぎました。私などよりはるかに実力のある方が気象遭難にあう。これまでの経験が却って攻めた山行に駆り立てるのかもしれません。緻密な準備をしての山行と思いますが原因はまだ分かってません。
ギリギリを攻めずマージンを大きく取った山行を続けていきます。それでもギリギリを簡単に越えてくるのが冬山だと思います。お亡くなりになられた方のご冥福を心から申し上げます。
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