小国町の極楽山

2022年02月11日(金) [日帰り]

• GPS: 03:10
• 距離: 2.8km
• 登り: 216m
• 下り: 211m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:59
• 休憩: 1:11
• 合計: 3:10

距離 2.8km 登り 217m 下り 216m

11:52 スタート地点
13:07 13:18 極楽山
13:22 14:22 休憩場所
15:02 ゴール地点

天候

晴れのち曇り
小国町の最低気温-6℃、最高気温4℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

観光わらび園に向かう舗装路部分に、雪崩のデブリが散乱していました。

写真

2/11 11:42

雪壁の高さに驚きながら小国の山中をドライブし、河原角（かわらづの）集落に辿りついた。

2/11 11:55

極楽山（観光わらび園）へ入る部分に丁度よく除雪スペースがあったので、停めさせてもらった。

2/11 12:02

雪壁をスコップで崩す作業を怠った結果、すごく怖い部分から登山を開始した。

2/11 12:04

画像真ん中の明らかに空中に迫り出した部分に乗るしかなかった。落ちたら10mくらい下の川へ真っ逆さま。

2/11 12:06

ワラビ園に向かう舗装路上に、雪崩のデブリが散乱している。

2/11 12:07

雪庇がこちらに向かって落ちてくる地形だった。

同地形を移動中の私。撮ってもらったもの。人を入れるとサイズが分かる。

2/11 12:16

沢地形を抜けると広大な雪原（ワラビ園）が見えてきた。

2/11 12:18

雪原内を進む。

2/11 12:26

オーバーハングした雪庇というかロールというか。デカすぎてこれは這い上がれない。

2/11 12:30

最終的にそんな雪庇にぶち当たらないように、また互いに逸れないように注意して移動した。

2/11 12:32

後ろには掛摺山（927m）と猿鼻山（983m）のコンビがそびえ立っている。

2/11 12:37

掛摺山の左にもう一つ、茂松山（767m）も目立っていた。

2/11 12:37

尾根を一本だけ左にずらすためにいったん沢の方に下りた。

2/11 12:41

あとは雪庇にぶち当たることなく山頂のハズ。

2/11 12:46

昨年度のワラビが露出。

2/11 12:48

山形県ってワラビの生産量が全国1位どころか半分を占めるんだとか。採りに来てけろな〜。

2/11 12:50

左手の真西に尖がった雪山が。

2/11 12:51

位置的に大境山（1102m）だった。飯豊連峰は今日は一日中雲の中。

2/11 12:54

山頂までもう少し。

2/11 12:56

1cmくらいの虫を発見。セッケイカワゲラ（通称：雪虫）というらしい。よく生きてんなと。

2/11 13:04

西の山頂に到達。掛摺山と猿鼻山。

2/11 13:04

掛摺山と茂松山。間に河原角の集落。

2/11 13:04

茂松山のアップ。

2/11 13:05

河原角集落のアップ。

2/11 13:05

掛摺山のアップ。

2/11 13:05

猿鼻山のアップ。冬季限定の山で、山頂から遮るもののない飯豊連峰の大展望が広がっているとか。

2/11 13:07

極楽山の三角点らしき部分に到達した。西側から回りこんだのだ。

2/11 13:08

奥に白い山並みが見えたので進んだ。

2/11 13:09

朝日連峰だ！

2/11 13:08

右から大朝日岳、中岳、西朝日岳。大朝日の左下手前に祝瓶山という構図。

2/11 13:08

大朝日のアップ。祝瓶山は家に帰ってから位置関係に気づいた。

2/11 13:15

山頂稜線を東へ。

2/11 13:12

すごい数の熊棚。

2/11 13:50

朝日連峰の好展望ポイントで休憩した。

2/11 13:22

大朝日から枡形山まで入れての図。画像真ん中が以東岳。

2/11 13:29

大朝日から西朝日、手前に祝瓶山。

2/11 13:29

左。手前が白太郎山で左に巣戸々山、一段奥に大上戸山〜相模山〜寒江山の連なり。一番奥が以東岳。

2/11 13:29

さらに左。化穴山から枡形山までの稜線。手前右端で白いのは徳網山。左端の尖がりは餓鬼山。

2/11 13:30

大朝日〜以東岳までのまとめ。初めての方向性なため、家に帰るまで位置関係が不明だった。

2/11 14:16

大朝日の右側に見えた山々。

2/11 14:16

孫守山（1108m）。後ろの三体山部分が見かけ上、大朝日より高い。混乱の元だった。

2/11 14:16

三体山の手前に荒沢山（1039m）。孫守山共々、残雪期に雪を使って登る記録がある。

2/11 13:55

南を向いてもう一度、茂松山、河原角集落、掛摺山の図。

2/11 14:03

茂松山の山頂部分。南北に長い稜線上に、飯豊連峰の好展望ポイントがあるかもしれない？

2/11 14:04

掛摺山のアップ。飯豊の褶曲地帯らしい豪快な形の山。

2/11 14:05

掛摺山の断崖絶壁と、奥に白倉山（935m）。

2/11 14:06

猿鼻山の山頂部分。

2/11 14:22

休憩を終えて下山方向を撮った。左の突き出た部分を使う。

2/11 14:32

下山中に極楽山山頂部分を振り返った。

2/11 14:39

突き出た部分にはスノーシェッドがあり、凄まじい高度感で駐車場所が見えた。

撮ってもらったもの。下りている途中の私。「雪庇なのか崩落するのか？」と怖かった。

2/11 14:42

山友さんにも怖い思いをさせてしまった。

2/11 14:51

同じく急斜面を慎重に下りてもらっているところ。No.2右側の尖がりを下りた。

2/11 14:56

最後の雪壁は中央下の凹み部分を使って下りた。

2/11 15:00

それでもこれだけ高い。スノーシューを脱いで靴で足場を作り、ツタ類をつかんで下りた。

2/11 14:59

人の背丈よりはるかに高い雪壁と奥に掛摺山。飯豊・褶曲地帯のダイナミックさを感じた一日だった。

撮影機器：

NIKON D5600 NIKON CORPORATION

感想

りがとみ〜ぬ

今回見たほかに夜蚊鳥屋山（よがとりややま：968m）、山毛欅潰山（ぶなつぶれやま：898m）などなど、飯豊の北東部分には人に知られていない山がたくさんあります。
その多くがスラブ状の断崖絶壁を持っています。岩盤剥き出しまくりです。新潟県の川内山塊のような、だいぶスケールが小さいですけど、そんな感じです。

極楽山はそれらの好展望地だろうと読んで、やって来ました。ワラビ園なのでご覧のとおり樹々に視界が遮られることがありません。

この辺は、、、大昔の褶曲作用（大地が衣服の皺のように捩れて変形すること）と、大雪による雪食作用（毎年の雪崩で斜面が削られる、樹々が生えない）とがごちゃ混ぜになった地形なんだと見ていて思いました。

飯豊連峰が見えなかったのは時期的に仕方のないことです。今回は偵察目的なので、機会を見てもっと深く経験していきたいと思います。