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Yamareco

記録ID: 4004117
全員に公開
アルパインクライミング
北陸

金草岳(途中撤退)

2022年02月12日(土) [日帰り]
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天候
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

◎冬期の金草岳は技術的には然程困難ではないと思います。
 しかし全ての林道は閉鎖するので、かなり下からの登りとなります。
 更に入山者が全くいない為、完全ラッセルとなり、
 読図して現在地を把握する必要があるかと思います。
 もし行かれる場合は
 それなりの気持ちで行かれた方が良いかと思います。

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昨年秋に登った金草岳。
山、山、山、山の大展望。
冬の景色もどんなに凄いだろう。
いつか冬にも登ろう、その時そう思った。

秋に人気の金草岳も冬期は全ての林道が閉鎖、
アプローチはかなり下からとなる。
登山する人は全くない。
過去の記録も殆どなく、わずかに2件のみだった。

【記録1】
 瀬戸集落・伊藤氏庭園付近から出発するルート。
 広めの路肩に駐車し林道を南下、
 途中から高倉峠へ続く登山道で登って稜線にでる。
 その後、東進して金草岳へ。

【記録2】
 伊藤氏庭園を更に東進して、蓮如の里から出発するルート。
 蓮如の里に駐車、すぐに急峻な尾根に直接取り付いて稜線へ。
 その後、南下して金草岳へ。

どちらもトレースは期待できず、
自分で地図を確認しながらラッセルしていくアルパイン的なルートと思われる。

当初、伊藤氏庭園から林道を南下していくルートを考えていたが
雪が多く、駐車場所が見つからなかった。
林道も完全に雪に埋まっており、ここから南下するルートは困難と判断。
急遽、蓮如の里まで行って別の林道をラッセルして高倉峠に向かうこととした。
12:15出発

林道にはあちらこちらでシカの足跡があった。
歩いていると川からバシャバシャという音。
すぐそばにたくさんのシカがいた。
大きなオスジカも何回か見かけた。
角が立派だった。
山が深い。
そういえば、看板に熊注意とあったな。

雪も深い。
ワカンをつけても20cm〜50cm程度踏み抜く。
平坦な道が永遠と続いている。
予定していたルートとは異なる為、この部分の地図がない。
現在地が分からず、余計に疲労する。
1時間30分程度ラッセルしてようやく蓮如の里についた。
やっと記録2のスタート地点についた。

ここから林道は南下し始める。
高倉峠は標高800メートル、
500メートル近く上がる。
かなりの長丁場となる。
記憶を辿りながらのラッセル。

1時間程度ラッセルすると
遠くに高倉峠らしきが見えた。
あそこか。もう少し頑張ろう。

暫くすると林道が左に大きく曲がり、
峠らしき物から遠ざかり始めた。
さっき見えた峠は目的の高倉峠ではないようだ。
残念。

永遠とラッセル。
所々、崖から雪が崩れ、道がふさがれる。
雪が崩れたら谷に落ちるな。
雪庇も多く、慎重に通過するルートを決める。
高倉峠はまだ見えない。
リミットを15:30と決めてラッセルする。

金草岳らしき台形の山頂が見えた。
あれか。
しかし、目的の高倉峠はまだ見えない。
いったいいつ着くのだろうか。

15:30。
タイムアップ。
高倉峠に着くどころか見えてもない。
地図から推察するに
標高はおそらく500メートルといったとこか。
残念だが、今回はここで撤退することとする。
出発が遅かったからこともあるが、
たとえ早朝出発しても
この状態では金草岳は日帰りでは無理だと思った。
天気が良い二日間で登ろう。
それにしても一人ラッセルは精神的にも疲れるな。

明日は午前中は天気がもちそうだ。
天が峰(豊田)でソロリードの練習でもしよう。

【コースタイム】
 自宅9:00➡北陸自動車道・今庄IC下車➡12:00瀬戸集落12:15➡13:45蓮如の里➡
 15:30 co.500付近(撤退)➡蓮如の里16:30➡18:00瀬戸集落

【装備】
上:毛シャツ(冬用の厚手アクティブスキンは前日に使用した為)
  R1フーディー(パタゴニア;Sサイズ)
  アトムLTフーディー(アークテリクス;Sサイズ)
  ストームクルーザージャケット(モンベル)
  ※帽子・ダウンは使用せず。
下:アクティブスキン(夏用の薄手;ファイントラック)
  ナノエアパンツ(パタゴニア;Sサイズ)
  ストームクルーザートパンツ(モンベル)、厚手靴下
手袋:ソロイスト(ブラックダイヤモンド)
  アクティブスキン・オーバーミトンは使用せず
靴:ファントム6000(スカルパ:サイズ41(インナーブーツサイズ40))、
アイゼン:サルケン(ペツル)、軽アイゼン(今回、アイゼンは不使用)
ピッケル(サミット;ペツル)、ストック(マジックマウンテン)、ワカン
※ピッケルは使用せず。

ザック:スクランブラー35L(マウンテンハードウェア)
ザイル:8.2mm20メートル(ドライ加工無し)、
アルパインヌンチャク(60cm×5)゛、シュリンゲ+カラビナ120cm×3、

火器、カートリッジ、コッヘル、ライター、ツェルト
水分(1000ml)、スポーツドリンク500ml、食料は携帯せず(本当はダメ)

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