碇ヶ関〜阿闍羅山〜大鰐温泉
- GPS
- 10:25
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 660m
- 下り
- 708m
コースタイム
天候 | 曇り→つかの間の晴れ→風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
シーハイルの歌の一節「昨日は梵珠嶺 今日また阿闍羅〜」に則り、土日の二日間で梵珠山・阿闍羅山を登る「シーハイル山行」を行った。土曜の梵珠(CL:クサモリ)は雪のコンディションが悪く山頂まで届かなかったため、当初の目的は頓挫してしまった。しかし未だ山スキーで山頂に立ったことのない1年のため、そしてヤマレコではまだトレースされていない尾根からの阿闍羅山登頂を目指すため、日曜は予定通り阿闍羅山に臨んだ。
日帰り二連チャンとなるも疲れを感じさせない1年3名と碇ヶ関駅で降り、碇ヶ関のキャラクター「たけっこくん」に見送られながら出発。1月なのに春みたいに暑い曇天の中、スキーをかついでひたすら道を歩き、除雪終了点でスキーをはく。そこから少し行ったところのリンゴ園から尾根に取付くも、前日の雨のため重くなった雪と急斜面に冬とは思えない暑さも相まって、僕たちは早くも痛めつけられる。内心「もう帰ろうかな・・・」とも思ったが、これを乗り越えた先におもしろいものが待っていると信じ、登り続ける。
そこから先の尾根は霧に包まれてどんよりしていたが、△435.8手前の細長いピークのあたりから晴れ間が見え始め、△590.7へ登る尾根のあたりで完全に日が射してきたため少しすっきりした感じになった。しかし今度は木に着いた雪が解けはじめその水が僕たちにポタポタ当たり、さらに日が直接当たって暑い中、急斜面を登ることになった。僕はやはり暑さと濡れは嫌いだ。この状況にあえぎつつも、△590.7に到着。あとは緩い尾根をたどれば山頂だ。少し休憩してから出発しようとするとちょうど12時になり、大鰐町の正午の時報(シーハイルの歌)が聞こえる・・・はずだったが、前回(阿蘇ヶ岳の時)同様たいして聞こえず。
△590.7から先の登りで晴れ間も終わり、風雪が強まり寒くなってくる。やはり取付きを乗り越えた先にはおもしろいものが待っていた!
序盤と違って冬山らしい天候に僕は心躍るも、1年はみんな必死そうでそんな余裕は感じられず。まあ、いずれ僕の気持ちを理解してくれるだろう。尾根の登りも思ったよりすぐ終わり、山頂に到着。1年3名にとってはじめての山スキーによる登頂となった。うち1名(前回の三角点マニア)は6度目の正直でやっと山頂に立てたため、感極まってバンザイをしていた。
山頂の東屋でランチタイムとし、シーハイルの歌を阿闍羅山に奉納してからシール外して出発。僕たちだけのスキー場に僕たちだけのシュプールを刻みながら一気に滑っておおシーハイル、といきたかったが、1年3人のうち1人は筋肉痛によりスキーを脱ぎ、1人は板が全く滑らず、1人は板は滑るも体がついていかなかったため、結局ふもとまで2時間もかかった。でもみんな楽しそうだ。あとはスキーを脱いで若松会館で一風呂浴び、そのまま隣のはしばた食堂で名物のもやしラーメンを、と思ったが食堂が閉まっていたため断念。過去僕は何度かはしばた食堂に行ったが、そのたびにもやしラーメンは売り切れのため未だ僕だけ食べたことがない(1年3名とクサモリは先日阿闍羅でスキー練習した帰りに食べたらしい)。これはおそらく2年前に敗退した座頭石〜大鰐の縦走を貫徹せよ、ということなのだろう。結局大鰐温泉駅で解散とし、1年2名は弘南鉄道で帰り、僕ともう1人の1年はJR弘前駅前の蘭華亭でラーメンを食って帰る。
思えば阿闍羅山の山頂に立ったのはちょうど2年前、それも僕にとってはじめての山スキーによる登頂だった。その時はよくシールが外れたり急斜面の登りに時間がかかったりと、今の1年とほとんど変わらない状況だった。その後も諸先輩方から山スキーによる登山を教わり自分でもいくらか実践してみることで、未熟ではあるが僕の山スキー技術はだいぶマシになってきた。少なくとも今回は、2年前よりもはるかに余裕をもって行動することができたので成長はしたと思う。1年も今回は日帰り二連チャンのためかだいぶ苦戦していたが、この調子でがんばれば間違いなく今の僕よりうまくなるだろう。彼らが今後自分たちで山行計画を立てる時、どんなラインを描くのか今から楽しみだ。
今回の山行も充実していて本当によかった。シーハイル!
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