冬を超えて溶け出す頃 扇山
- GPS
- 05:48
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 604m
- 下り
- 898m
コースタイム
天候 | 晴れ 北西の風強く |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 鳥沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下りはアイゼンorチェーンスパイク必携 |
写真
感想
雪山は1.5倍かかる、と教わった。それだけ余裕を持った計画を、という意味だろう。BS停から雪道を歩く。凍結箇所に気を付けながら登山口まで着いた。ここまでは積雪はあるものの難しい登山道ではなかった。分岐が見えてきた。左は権現山、右手が扇山である。トレースは権現山には複数あった。扇山方向には1人分の足跡を確認できた。扇方面に踏み込むと一変した。足跡の足つぼに足を置くが足幅に嵌らず、結局は自分でトレースを残す形になった。深いところで30cmはある。雪が固まり始めたのだろうか、足の抜き差しが重くなった。そして、尾根に猛烈な風が吹き荒れる。足は冷え込み、手指は感覚がなくなってくる。北西の風は容赦しない。谷底からゴォーと鳴り響き尾根を烈風が襲う。顔面を引っ叩くように舞い上がる。口元は麻痺している。尾根道で強風から身を隠す場所もない。登るしかない。曽倉山の登りで既に疲労困憊していた。立ち休みもできず登る。平野部で風速6mだったから10m以上はあるように感じた。雪面を強風がなで斬り、雪片が舞う。その雪片が鋭く顔面に突き刺さる。突風で身体が流される。広い尾根では一筋のトレースも見失い、う回路をたどりながらテープ地点に向かう。雪はさらに深くなった。風は猛威を奮っている。空が明るくなってきた。青空が広がっている。この先が山頂だ。風雪に耐えて堪えてたどり着いた。テンクラの予報通り、今日はB【不適】なのだ。予定時間を大幅に超えての登頂だった。暫く気持ちが落ち着くまで休憩をとった。百蔵山への縦走を予定していたが、引き続く尾根道、ここでの風雪との格闘は無理と決断した。梨木平へ下る。下山はチェンスパを装着する。コルから先は陽だまりの登山道。雪は斑に溶けていた。最後は、下山途中から古傷が痛み始めた。凍結を避け、風を避け変則的な歩き方で左ひざに負荷がかかり過ぎたようだ。脚を曲げると激痛が走る。ゆっくりとゆっくりと下るしかない。一週間の降雪は当分溶ける気配がなかった。
月曜日は雪が舞う位の強風🍃🌀🍃だったのですね。
てんくらの予報、初めて知りました。
勉強になります🙇♂️
私も先週の雪道で古傷の左膝をやられました。
どうか、お大事にしてください👋
扇山から百蔵山、私も又いつか挑戦します。
21日(月)は気象庁や天気とくらしの予報では、北西の風強く、とありました。躊躇ったのですが、決行しました。もともと浅川から入るルートはマイナーで少し不安がありました。それにしても、北風は向かい風で強く思考力もなくなる程に強い突風でした。雪もまだ深く難儀をいたしました。疲れ果てての登頂でした。
古傷の左ひざは私と同じですね。ともかく、足を曲げると激しい痛みを伴います。特に下りでは痛くて歩けない程、痛みが走りました。
扇山と百蔵山縦走は、私の感想ですが、扇山から百蔵山をお勧めします。百蔵山から扇山だと最後の大久保山は応えます。お気を付けて登ってください。
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