三嶺(1893)


- GPS
- 11:41
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,198m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
【記録】
いやしの温泉郷 発 4:19 --- 林用作業小屋跡 6:13 --- 1791m標高点 9:49 --- 菅生下山口標識 11:01 --- 三嶺 (11:42-12:03) --- 三嶺ヒュッテ (12:31-13:12) --- 菅生下山口標識 13:18 --- 1791m標高点 13:46 --- 林用作業小屋跡 14:58 --- いやしの温泉郷 着 16:00
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三嶺菅生道の 菅生登山入り口には 以下の看板があります。 「この登山道は 十分な装備 体力 時間がない方は 行かないようにしてください。名頃登山口からの登山を お勧めします。」 前段の部分は 年間通じて あてはまりますが 後段の部分は 雪のない 無積雪期(スリーシーズン)の話であって 一般的に 雪が多くなるような 積雪期間には 名頃登山道の 夏道ルートは雪崩や滑落のリスクが高くなり 危険が 高いルートとなります。 積雪期は名頃ルートが この 看板の内容とは 全く違うことを 十分 ご承知おきください。 【三嶺(1893) 冬の名頃コース 特に ご注意】 https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/01d4cf0037eabf915f395a6a25cd617b http://shumiyama.blogspot.com/2013/12/1893.html 【大雪の冬 三嶺(1893)の名頃コース】 https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/e3e6c5d15b44fe7f384790c53be052f3 【三嶺(1893)南面、雪崩リスクの高い斜面】 https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/ccfba53bf2833fc4370da25f8924c670 http://shumiyama.blogspot.com/2011/12/1893.html ----------------------------------------- |
その他周辺情報 | ----------------------------------------- 2021年度 いやしの温泉郷 及び 奥祖谷観光周遊モノレール 当分の間 休業。 ----------------------------------------- |
写真
感想
【山頂】
いやしの温泉郷は 前日から 雪。
降雪の いやしの温泉郷を まだ暗いうちに 出発。
はじめ トレースの上に 新雪が積もっていたが 登っていくと 雪は本降りとなり トレースは かすかになり そのうち きれいに 消えて 本格的 なラッセルになっていく。
南岸低気圧など 下では雨の時も 標高の高い 上の方は やはり雪だったようで 過去累積した積雪で 積雪量がぐっと増えてきている。
風も強くなって ほぼ風雪模様になり また新しい雪が トレースを すっかり消して 雪山を 完全リセットしてくれている。
本当に ありがたいことだ。
1791mの先 登り返した 山頂まで550mの標識も ほぼ埋まって わずかに チョット頭が出るだけ。
鹿よけネットフェンスも 柱の頭がところどころ 露出する程度にまで 雪で埋まってきている。
菅生下山口標識までくると 完全なホワイトアウトで 本格的な雪山らしい低視程。三嶺山頂まで 白一色のなかを じっくり 進む。
はじめ 鹿よけフェンスを目安に進み 岩も埋まり 真っ白 白一色、木々も樹氷状態で 真っ白で 目印が無い 天地の境が見極めつかない ホワイトアウトの雪原。
慎重に進み 南側の稜線へ。
三嶺山頂への最後の登りは 南側に大きく発達した雪庇を 避けて 慎重にルートを選定しながら ゆっくり登る。
山頂は 雪で覆われ 真っ白。
■三嶺 「マイナス9.6度 北西5.5m 風雪 ガス 視界なし。」(累計登頂回数 738回)
■ときおりの地吹雪ですぐの足元も見えにくくなるほどの 低視程の風雪。
厳しい雪山の天候だ。縦走どころでない。
風雪の山頂に 滞在20分。風雪を堪能し、菅生に 戻ることにし 三嶺山頂から 慎重に下山開始。
つい先程 山頂へ たどり着いた 登りのトレース痕 塹壕ラッセル痕跡も 風雪で すでにきれいに 完全に消されていた。
三嶺ヒュッテまでの 下山も 低視程で 足元が 見えにくい。
■やっと 三嶺ヒュッテに たどり着き うず高く 雪で埋まった 入り口扉を見ると 少し空いていて 雪が入り込んでいる。
扉付近を まず 外から除雪し 内部にはいり 内部の侵入した雪塊を取り除く。
■三嶺ヒュッテの出入り口ドアは 内開きだが ただ閉めただけでは駄目で ドアハンドルを 垂直にしないと ドアロックが かからないシステムなので 要注意。
ドアロックを 掛けないままだったので 大量の雪が 内部に 侵入してしまったようだ。
そのうち三嶺ヒュッテに到着した 名頃からの登山者と相協力して 硬くなった 氷雪塊を きれいに 取り除き ドアロックが しっかり かかるまでに復旧した。
■雪国の避難小屋などでは 入るのに 掘り出しで一苦労するものだ。
雪掘りに長時間を要し やっと 中に入れるのが 当たり前。
小屋によっては タラップで 2階の冬期入り口もあるものの それでも やはり 一苦労。
■登山者 自身が持ち込む 内部の 雪の片付け清掃は、退出時のドアの確実な閉めなどは 一連の手順の作業であり、雪山での避難小屋 使用する際の 基本的マナーだ。
避難小屋の居室内部に 雪をもちこんだまま ドアをしっかり確実にしめず 退出したりすると その後の 避難小屋利用者が 大変な迷惑を こうむることになる。
■無雪期なら ともかくも 積雪期は避難小屋の果たす役割として 生死を分けるほどのことに つながるかもしれない事を考え マナーを守り 積雪期の避難小屋では 雪が入り込まないように 出入り口の確実な ドア閉めを しっかりしてほしいものだ。
■三嶺ヒュッテで休止後 トレースが 完全に消えた 菅生道を下山。
驚いたことに 上の方だけでなく 一番下の 樹林帯でも 登りのトレースは 風雪と 降雪で 一部微かなところはあるものの ほとんどが きれいに 消失していた。
■この日 山中で 出会った 登山者は 三嶺ヒュッテ 4名。
2022 令和4年2月20日現在
累計山行日数 1972日(内 四国 1582日)
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【積雪期避難小屋使用のマナー】
■積雪期は避難小屋の果たす役割として 生死を分けるほどのことに つながるかもしれない。
■登山者 自身が持ち込む 内部の 雪の片付け清掃や、
退出時のドアの確実な閉めなどは 一連の手順の作業であり、
雪山での避難小屋 使用する際の 基本的マナー。
■マナーを守り 積雪期の避難小屋では 雪が入り込まないように 出入り口の確実な ドア閉めを しっかりしてほしいものだ。
■三嶺ヒュッテの出入り口ドアは 内開きだが ただ閉めただけでは駄目で ドアハンドルを 垂直にしないと ドアロックが かからないシステムなので 要注意。
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【写真】
flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72177720296850971
【動画】
https://youtu.be/nGXhAOLrg48
【趣深山ブログ】
https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/c82b1310b158f2aeb00469f96897fda1
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