吾妻連峰 天元台から若女平コース
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- GPS
- 08:11
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,358m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ 強風によりゴンドラ・リフトは運休 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●リフト終点〜かもしか展望台 視界が開けない針葉樹林帯が続く。 夏道に拘る必要は特に無し。 樹間が広い所を選んで登って行く。 ●かもしか展望台〜西吾妻小屋 尾根幅が広く掴みどころのない地形が続く。視界不良時の道迷いに注意。 ルート上には梵天岩や西吾妻山のピークがあるが、今回は全て巻き。 どのピークも踏むことなく、西吾妻小屋へと直行した。 今回は視界が悪かったのでそのようなルートにしたが、樹氷はまだ見頃なので、 視界が良い時であれば、西吾妻山には登っておきたい。 ●西吾妻小屋 1階入口が雪で埋まっているが、2階から入れる。 だが、2階入口ドアの内側取っ手が壊れており、開閉注意。 内側から閉めると開けられなくなるかも? ●西吾妻小屋〜若女平〜西吾妻スカイバレー(若女平コース) 今回の滑走ルート。 始めは緩斜面だが、徐々に傾斜が増していく。 竜崎沢と小和須知沢に挟まれた尾根状の地形を滑走していくが、ルート上には木が 多く、樹間の広い滑りやすい所を選んでばかりだと沢側へ誘導されやすい。 沢側へ入り込んでしまうとルート復帰が面倒なので、登山道が通るラインを 維持するような形で滑走した方が効率は良さそうだ。 若女平を過ぎた先は細尾根。 滑走ルートが狭く、東側には雪庇が発達しているので、踏み抜き・滑落に注意。 細尾根を抜け、窪地状を滑って行くとコース一番の難所「小坂の横滑り」が現れる。 かなり急な斜面なので、横滑りやキックターン等を駆使して下る。 滑走が楽しめるような斜面でもないので、スキーを外して徒歩で下るのも手か。 小坂の横滑りを下った後は沢伝いに進み、最後に橋を渡れば冬季閉鎖中の 西吾妻スカイバレーへと出る。 |
写真
天元台の一番下の駐車場をお借りしました。
バックに写る谷がゴール
L)新しく買った兼用靴をmani氏に自慢するLuskeの図。
m)かっこよすぎる、俺にくれ!
shi)もう少し早く買ってくれたら古いの貰ったのに
m)誰かこんなこと考えるだろうとはうすうす感じていました(笑)
L)この写真、鶏氏が重いコンダラを引っ張ってる絵に見えるのだが、目の錯覚か。
shi)やりそうで怖い
これには笑った
鶏)「美味いよ。食う?」勧めたけど誰も手を付けない。
L)バターでも塗ってあれば喜んで食べるんだけど、すっぴんでは…
感想
この日の天気を調べてみると、どの山も晴れそうな雰囲気であるが、風が強い。
しかし、吾妻方面は比較的風が弱そうなので、以前より検討していた若女平コースを行ってみる事にした。
その旨、いつもの面々に伝えると皆、賛同してくれて、一月の新年会以来となる4人揃っての山スキーとなった。
鶏氏は先日の大朝日岳等で度々御一緒していたが、mani氏とshinon氏に会うのは一月半ぶり。
今回滑走する若女平コースは、狭い樹間の樹氷原滑走、細尾根の通過、急斜面の滑降などの難所があり、まだ山スキーを始めて間もない両氏には、少し厳しいかと考えていた。
恐らく滑走中は転倒続出だろう、と思っていたのだが、意外な事に通過はスムーズ。
どうやら、この1か月間、伸ばしていたのは鼻の下だけでは無かったらしい(笑)
滑走スキルも、確実に伸ばしていた。
心配していた難所を危うげなくクリアし、転倒している姿を見る事は、終ぞ無く。
(時々、後方で悲鳴が聞こえていたような気もするが、気のせいか。)
雪の中でもがく姿を見れなかったのは少し残念だが、全員無事で若女平コースの滑走を達成出来た事は喜ばしい。
今後の皆の活躍に期待を抱かせる、良い一日であった。
さて、厳冬期もそろそろ終わり、次は残雪期。
天候が安定してくるので選択肢は増え、行きたいコースも増えてくる。
中には私一人で行くには困難なコースもあるので、そんな時は皆の力を頼りにしたいものだ。
初めてになる吾妻の山滑走
今回は山滑走ではメジャーな西吾妻から若女平へ滑るルートを選んでみた。
リフトを使って楽々標高を稼いで滑走を楽しめる♪と楽観視していたが、甘くはなかった。下から登ろうという提案があがり、一気にハードな山行に変更となった。
「いや、こうなるかなぁとはうすうす感じていたんだけどね!」
しかし結局はそれは仕方ない事だった。
林道を登りスキー場まで着くとリフトは強風により運休になっていた。
誰も居ない、貸切のゲレンデを登って行く。上部のガスが取れないのでゲレンデを一本滑走して時間を潰すが結局ガスは晴れず、天候は回復傾向なはずなのだが。
リフトTOPからガスに包まれた樹林帯の迷路を慎重に進んで行く。
完全なホワイトアウト状態になり西吾妻山頂は諦めて、とりあえず西吾妻小屋を目指す。GPS、地図とコンパスをフル活用して進んで行くとなんとか小屋に無事到着でき一安心。
短い間だったが、青空が広がり西吾妻の樹氷群を鑑賞することができた。今季の樹氷はこれが初めてになるが、見納めも今回になりそうだ。
そしてお待ちかねの滑走。
これが思っていた以上に木の密度が高くて、思うようなルートを進めない。右往左往しながらの滑走になった。しかし雪質の状態は良くパウダー、ターンの調子も良い。
何度か大きなギャップにスキーの先端が突っ込み雪にハマることはあったが、概ね滑走できたのではないだろうか。
若女平コース、最後に細尾根と小坂の横滑りという難所が不安だったが。
行って見ると何とかなるもので細尾根は雪庇に注意は必要だったが、雪は安定していて思った以上に尾根は広かった。
小坂の横滑りは斜面と言うより崖に近い、文字通り横滑りで高度を下げることになった。もう少し進んだ先に傾斜が少し緩い所があったかもしれないが、確認で出来ないままだった。
最後は杉林の樹林帯を滑り抜けスカイバレーへと滑走して終了となった。
もっと開けてるイメージをしていたんだけど、若女平コースは思うように滑走を楽しめないルートになった。もしかしてルートを選べばもっといい場所があったのかもしれない。次回訪れる機会があればルートを変えてみることにしよう。
さすが吾妻の山は相変わらず渋い。最近はブナの疎林で楽して滑ってたおかげで忘れて降りましたが吾妻のオオシラビソの迷路のような密林に右往左往してしまいました。おまけにガスでホワイトアウト。前も後もわからない状況の中 初めから最後までトップを切って的確にルート探し出してくれたLuske氏には感謝です。
久しぶりの4人でのBC。初めて連れて行ってもらった12月25日の姥ヶ岳方面では、何回転んだことか。それから何度か滑っているうちに新雪にも慣れてきてだいぶ滑れるようにはなってきた。その成果を見せられるだろうと思って出発。
西吾妻山へ登るには、普通(ほとんど全ての方)は、ゴンドラとリフト2本を乗り継いだ先から登り始めるが、しかしそれだと、東北の山屋からすれば、なんか物足りない感じがしていた。しかし、下から登りたいという名案が出され、誰からも却下されることなく採用された。さすがである。しかも、1本ゲレンデを滑るというこれまた素敵な提案!(^^)!久しぶりのゲレンデの滑りでは、自分がかなり上達したような錯覚を覚えた。
リフトトップからは、ほぼホワイトアウトで普通なら絶対進まない悪条件。しかし、Luske氏の的確なルーファイで何とか避難小屋に到着。目標物となる樹氷もなくなった辺りでは少し酔ってしまった。こんな日には誰も登ってこないだろうと思っていたが、グランデコから4名が到着。昨年の狐穴小屋の小屋じまいの時に会った方々でした。
下りの滑走では、上部は樹氷が密状態でなかなか成果を発表できない。若女平付近でも広いバーンが現れない。結局、まだまだ修行が足りないといいう現実がわかりました。次回もよろしくお願いします。
昨年狐でshinonさんとお会いした時に同行していた連れが再開出来て喜んでいました。
福島に住んでると吾妻連峰はいつでも行けるとついつい後回しになってしまいますが、この時期に一度行かなければと思っております…
やっぱり下から登ると達成感は違いますよ😁スキーはとにかく楽なので、是非??
何か見たことある方々が入って来たので、声かけさせてもらいました。山の上で食べた手作り餃子は旨かったですねー。また、きっとどこかでお会いできるでしょう?
確かに、いつでも行けるという心理が働くのか、近くの山だと後回しになりますね。
ですが、吾妻の樹氷は、シーズン中一度は見ておきたいものです。
今年は雪が多いせいか、西吾妻の樹氷は良く育ってます。
まだしばらく見頃が続くと思いますので、旬のうちに是非!
近くに住んでいるといかないあるあるですな。
私も蔵王に行けば樹氷がいつでも見られると思いつつ結局行ってないという(笑)
グランデコ方面からは大勢の人が登っていましたが、天元台方面はトレースを見る限るでは1~2名と言った所でしょうか。吾妻の冬山は初めてだったのですが、何と言うか渋い感じ?がしますね。
Saitouさんも是非足を延ばしてみてください
近場の山、それも人気の山だと何となく億劫になりますよね。
でもさすがに人気の山、登るとその人気に納得です。
一度行ったら二度三度。吾妻はどこから登っても良い山ですよね。
レコを拝見しておりまして、メンバーも揃ってるし吾妻小屋にも行ってるから次の画像は酒宴シーンかな?と思っておりましたら日帰りでしたか(笑)
若女平は夏に歩いたことはありますが、ツアースキーのクラシックルートと聞いておりました。
冬はこうなってるのかー、と興味深く読ませていただきました。
いずれ皆様には県境稜線縦走とかしていただきたいですね
吾妻小屋で宴会いいですね〜🎵でも、柳沢小屋のストーブの快適さを味わってしまったので、もう少し暖かくなってからにしますか。
吾妻連峰は馴染みが薄いので新たなフィールドが広がった感じです。BCに向いている感じなので、県境縦走もいいですね。どうせなら、飯豊までかな😁
残念ながら日帰りでした。この辺りも小屋が沢山あるのでいずれ泊りでもチャレンジしたいところです。県境縦走もなかなか魅力的なアイデア。その際はモッケさんにもぜひご参加ください。
宴会のシーンは残念ながらなく、日帰りでございました。
鶏さんは食パン一斤持っていたし泊まれたのではないかと思いますが(笑)
中々の密度の樹林帯で気持ち良く滑走とはいかずでしたが、樹氷の中を滑走するのもまた新鮮でしたよ。
県境縦走はやってみたいものですね。もっけさんも是非ご一緒に
今回は日帰りでしたが、日曜の天気が良かったら西吾妻小屋や明月荘泊りでも良かったですね。
宴会は次回のお楽しみにしておきます
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