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Yamareco

記録ID: 4035138
全員に公開
山滑走
北陸

羅子谷左岸稜線探査

2022年02月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:26
距離
7.1km
登り
633m
下り
630m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:26
休憩
0:00
合計
5:26
6:43
326
スタート地点(田頭)
12:09
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
除雪後にできた広めの道路脇に駐車。
板を担いで田頭の集落を通る道から国道に出て、羅子谷にかかる橋を渡ったところから山行開始。
車での帰途は、気温上昇で小さな雪崩によるデブリがたくさん。ここしばらくは車道でも雪崩に注意が必要。
コース状況/
危険箇所等
・尾根取付き後はブナと杉林を交互に登る。
最初は稜線部分は杉とブナの境界となっている(北側:杉)。
日差しのあるところはモナカ、陰のところはパウダーの雪質。
序盤から尾根上には雪と木で大きな障害となる所があるが巻で回避し、再び尾根に戻る(標高700m)。
・暫くブナの尾根を上がるが、雪はモナカになる。北斜面は雪庇になり、南斜面はブナ林。比較的狭い尾根を詰める。
標高800mを超えると勾配が増え始める。P1050手前の坂は等高線が密でチェックしていたがやはりその通りとなった。
・標高850mを超えると急登の尾根となり、深雪キックターンの連続。
ポコの先が見えるが登るにつれて微妙に坂が増している。雪も深くなってくる。
キックターンで谷足のスキートップを出すのに難儀する。シール登高の限界?(技術不足なのかもしれないが)。
仕切り直しで巻けないか左右に移動して探るが、北側は急斜面で却下、南斜面は暫く進むとデブリの通路で溝が五本ほど走っている。行けないことはないがその先が不明。気温が高くなる予報なので、こんな時は退散するが吉。未知のルートはなかなか大変です。
・帰りは、尾根の南側を滑るがモナカの重い雪で板が回らない。今回は細板だったのでなおさら。羅子谷側に杉林が見えたところで入り込むがすでに気温が高く湿った雪に変化。羅子谷に入り込めば地形が理解できるので楽である。
時々出てくるパウダーを拾っていくが高度を落とし過ぎて谷間に降り立つ。
まだ流れは雪に隠れていたがプチ雪崩の跡がたくさん。
早めに谷沿いに滑って抜け出す。いつものプチ・アドベンチャースキーで終了だが、平坦路は重い雪で大変だった。すでに日差しと雪質は春山のようでに暑過ぎ。
その他周辺情報 大長谷温泉 470円 早めに終了したのでひと風呂浴びる。
気温-3℃ 晴れ さすがに寒い。ここから板を担いで徒歩移動。
2022年02月26日 06:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 6:42
気温-3℃ 晴れ さすがに寒い。ここから板を担いで徒歩移動。
国道に架かる羅子谷の橋を渡り雪面へ。
2022年02月26日 06:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 6:54
国道に架かる羅子谷の橋を渡り雪面へ。
尾根の末端に向かう。
2022年02月26日 06:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 6:58
尾根の末端に向かう。
雪はモナカ。今日は細板で来たが……。
2022年02月26日 06:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 6:58
雪はモナカ。今日は細板で来たが……。
序盤、短い急坂を登り杉林へ。
2022年02月26日 07:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:10
序盤、短い急坂を登り杉林へ。
気温が低く雪は生きている。
2022年02月26日 07:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:16
気温が低く雪は生きている。
今回の尾根を登り出す。
左は杉、右手はブナなどの広葉樹。
2022年02月26日 07:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:21
今回の尾根を登り出す。
左は杉、右手はブナなどの広葉樹。
広い斜面が続き、スキーには楽しそう。
2022年02月26日 07:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:32
広い斜面が続き、スキーには楽しそう。
この尾根は眺めが良い。前回登った北側の尾根。
2022年02月26日 07:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:44
この尾根は眺めが良い。前回登った北側の尾根。
P884。
2022年02月26日 07:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:45
P884。
尾根の障害物。見た目よりも大きく乗り越しは一苦労。奥にもいくつかありそう。
2022年02月26日 07:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 7:59
尾根の障害物。見た目よりも大きく乗り越しは一苦労。奥にもいくつかありそう。
思い切って左の杉林まで巻くことにした。急斜面の巻きは心臓に悪い。
2022年02月26日 08:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:09
思い切って左の杉林まで巻くことにした。急斜面の巻きは心臓に悪い。
木の枝の処理に難儀する。トラバースも楽ではない。
2022年02月26日 08:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:17
木の枝の処理に難儀する。トラバースも楽ではない。
杉林の中を登り返す。
助かりました。
2022年02月26日 08:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:24
杉林の中を登り返す。
助かりました。
尾根に復帰。ここからはブナだけ。
日光が差し込む。
2022年02月26日 08:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:36
尾根に復帰。ここからはブナだけ。
日光が差し込む。
予想よりも狭い尾根。雪質はモナカだ。
北側は雪庇、南側はブナの林。南側はパックされ重い雪。
2022年02月26日 08:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:48
予想よりも狭い尾根。雪質はモナカだ。
北側は雪庇、南側はブナの林。南側はパックされ重い雪。
この辺に唯一小さなポコがある。
2022年02月26日 08:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:52
この辺に唯一小さなポコがある。
密なブナ林の尾根は滑りにくいだろう。
2022年02月26日 08:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 8:53
密なブナ林の尾根は滑りにくいだろう。
細板だがブーツラッセルが続く。
2022年02月26日 09:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 9:01
細板だがブーツラッセルが続く。
暖かい風が南から吹き始めた。
2022年02月26日 09:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 9:01
暖かい風が南から吹き始めた。
ここで撤退です。
写真では伝わらないが急です。行けそうだが行けなかった。
未知のルートは何が出てくるか分からない。
巻けなければ戻るしかない。
2022年02月26日 09:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 9:43
ここで撤退です。
写真では伝わらないが急です。行けそうだが行けなかった。
未知のルートは何が出てくるか分からない。
巻けなければ戻るしかない。
巻いてみたが、雪崩の跡が五本ほどある。行けないこともないが戻ろう。
2022年02月26日 10:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 10:20
巻いてみたが、雪崩の跡が五本ほどある。行けないこともないが戻ろう。
眺めはいいが、滑りは重い。
2022年02月26日 10:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/26 10:55
眺めはいいが、滑りは重い。
目印のブナ。ここから北側へ落ちていく。
2022年02月26日 11:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/26 11:16
目印のブナ。ここから北側へ落ちていく。
金剛堂山方面。
2022年02月26日 11:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/26 11:16
金剛堂山方面。
パウダー斜面を拾いながら羅子谷へ向かう。
下りは早い。
2022年02月26日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 11:24
パウダー斜面を拾いながら羅子谷へ向かう。
下りは早い。
谷間に降り立つ。パックされていて良かった。
雪崩の巣なので早めに退散。
まだ斜度があり助かった。
2022年02月26日 11:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 11:39
谷間に降り立つ。パックされていて良かった。
雪崩の巣なので早めに退散。
まだ斜度があり助かった。
後は消化試合。日向は避けて林の中を通る。
2022年02月26日 11:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/26 11:44
後は消化試合。日向は避けて林の中を通る。
ようやくトレースに合流。
2022年02月26日 11:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 11:49
ようやくトレースに合流。
敗退の山行だが、今日が残雪シーズンへの転換期だろう。
2022年02月26日 11:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/26 11:56
敗退の山行だが、今日が残雪シーズンへの転換期だろう。
雪は重く、雪面は真夏のように暑い。
2022年02月26日 11:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/26 11:56
雪は重く、雪面は真夏のように暑い。
羅子谷の橋にて。ゲームセット。
早めに終了で大長谷温泉へ直行。
2022年02月26日 12:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/26 12:01
羅子谷の橋にて。ゲームセット。
早めに終了で大長谷温泉へ直行。

感想

今回は羅子谷左岸稜線から羅子谷の尾根(P1458)を目指す。
このルートを開拓出来たら羅子谷の尾根のアプローチは楽になるだろう。
結果的には、標高940m地点で撤退となった。
雪質、使用機材などマッチしない点があったが、誰も行かないコースでの無理は禁物。気温も急上昇で下りも重い雪で苦しめられたので、早めの対応で良かったようだ。
残り少ないパウダーを味わう一方で、残雪期への変化を実感した。
山は逃げないがタイミングは逃げていく。
このコースのツボは理解できたので、雪が締まった時期に再挑戦できるだろうか?
もう少し検討してみよう。

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