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Yamareco

記録ID: 4042462
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雪山ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

戸隠、今年も2月に百間長屋

2022年02月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:30
距離
7.5km
登り
556m
下り
549m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:25
休憩
0:00
合計
5:25
距離 7.5km 登り 556m 下り 568m
5:55
325
スタート地点
11:20
ゴール地点
[ メモしていたコースタイム ]
( 5分単位に丸めています )

戸隠奥社駐車場______ 05:55
随神門__________ 06:10 〜 06:20
戸隠奥社_________ 06:45 〜 07:05
五十間長屋________ 09:35 〜 09:45
戸隠奥社_________ 10:35
随神門__________ 11:00
戸隠奥社入り口駐車場___ 11:20



注:GPSログデータの時間は10秒間隔に変更しているので参考になりません
  通過時間は上記コースタイムを見てください
  緯度経度数値は生ログデータのままです
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・戸隠奥社駐車場
 前夜22時頃入り、翌日12時ごろ出た。
 駐車料金1600円でした。
コース状況/
危険箇所等
・駐車場−奥社
 全部雪道で、よく踏まれています。
 奥社近くは少し傾斜があるのでチェーンアイゼンが最適です。

・奥社−五十間長屋
 傾斜の強い尾根、十二分にラッセルが楽しめます。

戸隠奥社
今年は雪が多く埋まりかけに見える
下山時は次々に参拝客が・・
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戸隠奥社
今年は雪が多く埋まりかけに見える
下山時は次々に参拝客が・・
尾根の上に出ると九頭龍山の絶景が
今年も2月に青空のこの景色が見られ嬉しい
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尾根の上に出ると九頭龍山の絶景が
今年も2月に青空のこの景色が見られ嬉しい
西隣の尾根
(登山道にある 西窟 につながっているので 西窟尾根 というらしい)
この尾根を登ってこちらの尾根を下るのもいいかもね
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西隣の尾根
(登山道にある 西窟 につながっているので 西窟尾根 というらしい)
この尾根を登ってこちらの尾根を下るのもいいかもね
八方睨
(中央の白い三角錐)
誰も居ない尾根を一人スノーシューラッセルを楽しんでいます
居てるのは、シマリスとカモシカの足跡だけ
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八方睨
(中央の白い三角錐)
誰も居ない尾根を一人スノーシューラッセルを楽しんでいます
居てるのは、シマリスとカモシカの足跡だけ
そのカモシカの足跡
4本脚なのにどうして線は一本なんだろう
この歩き方が綺麗なので「カモシカのような脚」と形容されるのかしら?
カモシカは牛の仲間なので太股は太いよ〜
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そのカモシカの足跡
4本脚なのにどうして線は一本なんだろう
この歩き方が綺麗なので「カモシカのような脚」と形容されるのかしら?
カモシカは牛の仲間なので太股は太いよ〜
モッコリつく雪
日本海に近い湿雪だからね
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モッコリつく雪
日本海に近い湿雪だからね
五十間長屋
どう見ても完全に埋まってますね
この先はスノーシューではなくアイゼンみたいだし百間長屋も埋まっているかもなので今日はここまで
早く降りて 蕎麦 を食べたい(笑)
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五十間長屋
どう見ても完全に埋まってますね
この先はスノーシューではなくアイゼンみたいだし百間長屋も埋まっているかもなので今日はここまで
早く降りて 蕎麦 を食べたい(笑)
こういうキノコ雪を突破するのが今回の計画の主旨だったんですけど・・(笑)
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こういうキノコ雪を突破するのが今回の計画の主旨だったんですけど・・(笑)
ここ、スノーシューのまま右側から登ってきた
スノーシューの破壊的な登行力
下降はピッケル突き刺してツボ足で何とか下る
例年は左手を雪をかき分け木の根登りで突破していた
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ここ、スノーシューのまま右側から登ってきた
スノーシューの破壊的な登行力
下降はピッケル突き刺してツボ足で何とか下る
例年は左手を雪をかき分け木の根登りで突破していた
わがトレースと戸隠スキー場
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わがトレースと戸隠スキー場
この斜面を登ってきたんだからスノーシューの登行力は半端ない
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この斜面を登ってきたんだからスノーシューの登行力は半端ない
随神門と杉並木
八方睨と戸隠山
駐車場の出口付近から
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八方睨と戸隠山
駐車場の出口付近から
西岳
畑が雪で覆われるとますます日本離れしてくる
(温泉へ向かう途中、戸隠小学校2〜300m手前)
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西岳
畑が雪で覆われるとますます日本離れしてくる
(温泉へ向かう途中、戸隠小学校2〜300m手前)

感想

今年の2月も戸隠山は長屋まで。
体力がないとか雪の技術に不安がとかではなくって、朝未明、車中泊の寝袋から起きる気力が湧かない。
少し前の八ヶ岳も明るくなってやっと起き出せた。(情けないね〜ぇ)
未明の3時半に一度 目が覚めた。
車内は−6℃、車外は−12℃。
無理、無理、無理とすぐさま寝袋にもぐりこんだ。
4時半、渋々起きたけれど、もう上まで行くのは無理と補助ロープなど登攀系は全部ザックから出してしまった。
戸隠で足を引っ張る理由はもう一つ。
蕎麦を食べたいので昼過ぎには降りてきたい。
朝は早く出られない、昼には降りてきたい、では雪の戸隠には到底登れないので、毎回、百間長屋前後までで降りてきてます。
でもまあ青空の下での目の前の稜線の素晴らしい景色と一人ラッセルを楽しめているので本人的には満足な山登りです。

今回のラッセルでは一つ大きな楽しみがありました。
昨年 batayhanさん に薦められた スノーシュー MSRライトニングアッセント
4月の天狗原山で先行く batayhanさん のトレースを追うと
「エッ、こんなところもスノーシューで行けるの?!」と
その威力をまざまざと見せつけられたのであまりにも高額だけれど
私も買った。なのでその実力を知りたかった。

購入したスノーシューは年初に八ヶ岳で試し履きは終わっている。
ほんのちょっとした工夫で登行力(直登していく力)が以前のモデルに比べたら格段に上昇しているのはすぐに分かった、半面、浮力はかなり落ちた?というのが1月の試し履きの私の印象でした。
それをここ2〜3年歩きなれた雪の戸隠で確認したかったのです。

結果、この尾根のように傾斜のきつい尾根では 嬉しくなるほど圧倒的な登行力でした。
むしろ、スノーシューでは危険なエリアにまで入って行っているのでは?と思うほどの急傾斜でも登れました。
(実際、そこは危険なので、下降時はツボ足でピッケルを深く突き刺して下降してきました)

過去に私が履いていた雪の道具の印象を書いておきます。
(あくまでも 私の印象 ということです)
1.初代の(2〜30年ほど前?)のMSRスノーシュー
 雪原用の履物であって少しでも傾斜が出てくると使えない。
 特に下降はお話にならなかった。
2.ドッペルギャンガーの2way何とかというスノーシュー
 浮力は大きいし、トラバースする力も良かった。
 ただし、直登ができない。
 直登能力が弱いのでジグザグにラッセルする。結果歩く距離が伸びてラッセル時間がかかるのでスーパーカンジキに変わってしまった。
3.スーパーカンジキ
 小さい分、スノーシューのような浮力は無いが、小さいので直登はしやすい。
 半面トラバース力は皆無(膝まで潜るようならトラバースもできる)
 軽くて小さいのは何にも代えがたい魅力。
4.MSRライトニングアッセント
 浮力はそれなりにあって強力な直登力。
 (戸隠のこの急な尾根ではスーパーカンジキより直登力はあると思える。
 理由は、スーパーカンジキだとあと5cmから10cm潜る。
 そうなると膝ラッセルが太股ラッセルから下手すると腰ラッセルになり、
 歩くというより もがく に近くなる。ラッセル負荷は一気に増える)
 トラバース力もある。これはネットで商品の写真を見ただけで推測できる。
 欠点は、重い。片足1kg。そして嵩張る。
 最大の欠点は高い。5万円近い。部品の素材を考えると5年もたてば
 締め具などブチブチに切れる。そうなると年間1万円の装備になる。
 (私のようにラッセル遊びが後5年もできれば御の字だ、という老人向け? 笑)
5.昔ながらの芦峅寺ワカン
 残雪期以外浮力も直登力も何もない。
 ただ、アイゼンと併用できるのが魅力。

と、まあ、好き勝手な印象を書かさせてもらいましたが、本音は
_雪山にオールマイティな最適な履物、そんなものは存在しえない_
です。
同じ 雪 でも、年末年始の降雪期の雪と3月4月の残雪期の雪とでは全く違う
日本海側の湿雪と内陸部の乾燥雪でも全く違う
表面は新雪でもその下はクラストまたは氷だったり
雪自体は千変万化する
更に歩く場所も、平原、急傾斜、尾根、谷、と異なるし、登りか下りでも全く違う
これらに適応できる履物なんて期待する方が無理だろう
その上で、嵩張らず、軽く、安価で、長持ちする、
そんな夢の商品は無い、いかに歩行技術でカバーしようとも

結局、いくつかの製品を所有し、次行く雪山に一番フィットするのを選ぶしかない
その意味で、私にとって、この MSRライトニングアッセント は価値ある装備が
加わったと喜んでいます

改めて batayhanさん ありがとうございました


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