【青春18きっぷ'22春� 杠篏鳳悗�ら城山(猿啄城)─明王山─鵜沼駅
岐阜県
yamabushi6295
- GPS
- 02:33
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 364m
- 下り
- 372m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:23
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:33
| 天候 | 曇り時々雪一時晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
小杉742━753富山803━854猪谷911━1014高山1132(ひだ8号)1314美濃太田1355━1400坂祝 ＜かえり＞ 鵜沼1648━2104猪谷2212━2301富山2305━2315小杉 ＊上記全てダイヤ上の時刻 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
遊歩道として十分に整備されている。 |
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
半袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図（地形図）
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
|
|---|
感想
2月20日にクルマをぶつけてしまい、クルマを使っての山へのアクセスが出来なくなったため、久しぶりに『青春18きっぷ』を使っての山旅をすることになった。『青春18きっぷ』を使っての山旅はかつてさんざんやったけど最近はご無沙汰で、北陸新幹線開通により長野ー金沢間の並行在来線がJRから切り離されたことで一生使うことはないものと思ってた。しかし、交通費を安あげようと考えると今も有効な手段だと再評価し、『青春18きっぷ』を使っての山旅を検討し始めた矢先の事故だった(苦笑)。
3月6日は本来miletのライヴを観に名古屋に行くことになっていた。『青春18きっぷ』使用で米原経由で名古屋まで移動する途中で大垣市の金生山あたりに登りに行く予定を組んでたけど、肝心のライヴはバンドメンバーからCOVID−19感染者が出たことで延期になってしまい、急遽予定を変更して高山線沿線の山に向かうことになった。しかし、高山線は今冬の豪雪が重くのしかかり飛騨細江−猪谷間が雪崩対策の徐行運転を行っている都合上ダイヤが乱れまくってる。そのうえ『青春18きっぷ』使用で普通列車しか乗らない条件もあり、追い打ちをかけるように冬型の気圧配置が強まって行き先によっては天気が悪いこともあるので、出かけるにあたって4つプラン(と地形図)を用意して出発した。
1. 飛騨金山駅から三峯山(三棟山)往復
2. 下油井駅(または白川口駅)から大山白山往復
3. 古井駅から白山往復
4. 坂祝駅から城山−明王山縦走
勿論、富山から近い山のほうが早く帰宅できることから優先順位は高く、飛騨金山駅から三峯山(三棟山)を往復するつもりで、富山から高山線の列車に乗り込んだ。しかし、単線の高山線で雪崩対策の徐行運転をすると列車の行き違いに予想外に時間を要するもので、徐行運転区間の猪谷−飛騨細江区間で大幅に遅れた列車は約60分遅れで高山駅に到着。乗り継ぐハズの普通列車はとっくに出てってしまってる…(汗)。次の普通列車は3時間後で、これに乗って駅に到着してそれから登山開始するとその日のうちに富山まで戻って来れなくなってしまう(徐行運転のため猪谷ゆき最終列車は富山ゆきと接続しない旨、JR東海のホームページ上で明言されていた…汗)。仕方無く別途料金を支払い、特急『ひだ8号』に乗ることを決意。しかし、この特急は飛騨金山駅にも白川口駅にも停まらない速達タイプだったため、美濃太田駅まで特急に乗って普通列車に乗り換えて坂祝駅から城山−明王山に行くしか無くなった…。『ひだ8号』で美濃太田駅に移動し、美濃太田駅からひと駅ぶん普通列車に乗り、14時にようやく坂祝駅に到着。城山から明王山を縦走して鵜沼駅へ下りるつもりだけど、17:11の岐阜ゆきに間に合わないと普通列車だけではこの日のうちに富山に帰れなくなる。持ち時間3時間の山行を14:04にスタート!
駅を出てすぐの十字路を右折して城山のほうへ向かうと、道は行き止まりになる。ここで右折し高山線の踏切を渡り、「猿啄城展望台登り口」の青看をみて左に曲がる。この青看をみて初めて「猿啄」を「さるばみ」と読むことを知った(苦笑)。「猿啄城跡入口」の巨大な碑が立つあたりから用水沿いに出て橋を渡り、第1駐車場と第2駐車場の分岐は第1駐車場のほうへ進む。第2駐車場は登り口からかなり手前にある駐車場だけど、たくさんクルマがとまってる。国道21号の橋の下を潜ると第1駐車場と登り口があり、当然だけどこっちはほぼ満車。時間的に下山してきたハイカーの姿が多かった。
この日は冬型の気圧配置が強く、一部雪雲が濃尾平野まで抜けてきてるのか、晴れてるのに突然吹雪いたり…とかなり不安定な天気。登り口から入るとすぐに赤い橋を渡って御嶽教の教会を過ぎ、登山者カウンターをポチって整備された遊歩道を登っていく。頂上まで半分くらい登った頃から雪が舞い始め、あっという間に景色がみえなくなるほどの激しい降りとなった。「城山頂上に着いたらザックカバーや雨具を出そう。それまでの我慢」と思いながら、14:43に城山頂上に着いたら、晴れて陽が差してきた(苦笑)。城山頂上には復元天守っぽい展望台が建ってる。ここで景色を楽しんでから明王山への縦走にかかる。城山頂上からの最初の下りは急で、慎重に下る。いくつかのピークを越えていくとまた雲行きが怪しくなり、雪が降り出した。この時の雪は城山への登りの時とは違い、降りも激しければ時間も長かった。途中小さな子供を含む家族連れを抜いたけど、雪のなか大丈夫だったろうか? しかし、ほんの10分ほどで雪は止み、青空が戻ってきた。うぬまの森への下山コース分岐と、迫間城跡の分岐を過ぎ、15:24に明王山頂上に到着。ラッキーなことに、城山も明王山も、頂上に着いた時はしっかり晴れて展望が楽しめた。名古屋の高層ビル群や日本モンキーパークの観覧車、北は瓢ヶ岳などの景色を楽しんだ。
当初の予定だと金比羅山まで行くつもりだったけど、持ち時間3時間の半分である1時間半(すなわち15時半)を過ぎたら下山にかかると決めていた。明王山に着いた時点で15時半前だったので、金比羅山には行かずに下山にかかることにした。ここで金比羅山には行かずに下山を決めたことが、帰宅に関して大きく効いてくることになる。
うぬまの森への分岐まで来た道を戻り、分岐からは南面に付けられた道を下る。最初のうちは滑って尻餅着いたらズボンのお尻が汚れそうなイヤな感じの下り。列車で来てる身とすれば、スボンがドロドロに汚れるのは最も避けなければならない事態なので、慎重に下る。急な下りは長くは続かず、次第に傾斜は緩む。一旦車道に出て、新興住宅地のウラに付けられた歩道を往き、旧中山道と合流すると、うぬまの森の入口に出た。ここからは鵜沼駅に向かっての車道の下り。見込みより随分と早く、16:37に鵜沼駅に到着。
鵜沼駅の時刻表をみたら、16:48発の猪谷ゆきに乗れることが判明。予定していた17:11発岐阜ゆきでは米原–敦賀–福井–金沢…と大廻りになるうえ、金沢から先は『青春18きっぷ』は使えず別途運賃が発生するけど、猪谷ゆきに乗れば富山までは乗り換えは1回で、別途運賃は発生しない。しかも、早く帰宅出来る。飛騨細江−猪谷間の徐行運転が気にはなったけど、猪谷での乗り換え時間はたっぷりあるし、こりゃもう、猪谷ゆきに乗るしかない!…と、3分遅れで鵜沼駅に到着した猪谷ゆきに乗った。かえりはダイヤの遅れはさほどではなく、猪谷には20分ほどの遅れで到着。無事に猪谷で富山ゆきに乗り継げて帰宅出来た。
こーゆーこともあろうかとフレキシブルに予定を組み替えられる準備をしておいたから助かったけど、今の時期の高山線の『青春18きっぷ』でのは移動は、やっぱ怖い…(汗)。
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