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Yamareco

記録ID: 4060393
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

積雪の木曽駒ヶ岳(2956m)/単独

2022年03月07日(月) 〜 2022年03月08日(火)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:12
距離
3.0km
登り
454m
下り
219m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:41
休憩
0:45
合計
4:26
8:25
1
8:27
8:27
113
10:20
10:22
7
10:29
10:29
32
11:01
11:03
9
11:11
11:12
20
11:32
12:04
7
12:11
12:11
10
12:21
12:30
12
12:42
12:42
2
12:44
12:44
8
12:52
ゴール地点
天候 天気は快晴。
早朝は爆風、午前11:00ごろに無風になった。
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンターに駐車 800円/日
その他周辺情報 千畳敷ホテル
2022年03月07日 08:33撮影
3/7 8:33
2022年03月07日 08:34撮影
3/7 8:34
2022年03月07日 08:43撮影
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2022年03月07日 08:44撮影
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2022年03月07日 08:44撮影
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2022年03月07日 09:13撮影
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2022年03月07日 09:13撮影
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2022年03月07日 09:13撮影
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2022年03月07日 09:14撮影
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2022年03月07日 09:14撮影
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2022年03月07日 09:14撮影
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2022年03月07日 09:15撮影
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2022年03月07日 09:15撮影
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2022年03月07日 09:29撮影
3/7 9:29
2022年03月07日 09:29撮影
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2022年03月07日 09:50撮影
3/7 9:50
2022年03月07日 10:59撮影
3/7 10:59
2022年03月07日 12:02撮影
3/7 12:02
2022年03月07日 13:01撮影
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2022年03月07日 13:31撮影
3/7 13:31
2022年03月07日 13:51撮影
3/7 13:51
2022年03月07日 13:51撮影
3/7 13:51
2022年03月07日 23:58撮影
3/7 23:58
2022年03月13日 21:59撮影
3/13 21:59
2022年03月13日 22:00撮影
3/13 22:00
2022年03月13日 22:00撮影
3/13 22:00

感想

憧れの冬山、木曽駒ヶ岳(2956m)に挑戦した。出発地は千畳敷カール(2612m)。千畳敷ロープウェイを使って到達する。ここは約2万年前に、氷河のゆったりとした流れにより浸食されて形成されたカール(半円形の窪地)で、畳を1,000枚敷いた広さがあることからこのように呼ばれる。冬季は一面雪に覆われて大変美しく一度は訪れたい場所であった。出発地点で森林限界を超えており風を遮る木々一切はない。広大なカールに立つとその広大さに圧倒された。出発当時は快晴強風。雪煙を巻きながら吹き抜ける爆風を目の当たりにすると、まるで巨大な生き物と対峙しているかのような恐怖を感じた。この時点で千畳敷カールを歩いているのは200m先を歩く一人だけだった。昨夜の降雪でカール一面新雪に覆われ、一歩踏み込むと膝上まで埋まる程の深さであった。もう一人の作ってくれたトレースを頼りに八丁阪を直登した。行手を阻むようにそびえ立つ宝剣岳は、紺碧の空に白く浮かび上がり大変美しかった。空の青さは限りなく深い濃紺で、そのまま宇宙に繋がっているかのような深さであった。八丁阪は高度が上がるほど斜度が上がり、体感で40-50度近い傾斜となった。この急勾配をラッセルしながら歩くのは体力を使うところであったが約30分ほどで解放される。スタートから約1時間半でようやく尾根に(乗鞍浄土)に出た。この時点で風はピタリと止みまさかの無風となった。目標の木曽駒ヶ岳の頂きも北東の方向4km先にはっきり目視できた。これから1時間緩やかなコースである。エビの尻尾や皿のように突き出した雪庇など風によって造形されたさまざまなオブジェを楽しむことができた。この頂上付近は通常爆風にさらされているらしい。

目標の木曽駒ヶ岳には11:30に着いた。ここからの展望は素晴らしく、北アルプス、富士山、八ヶ岳、富士山、南アルプス一望できる。頂上で昼飯を食べてゆっくり過ごしていると、9:00のロープウェイで上がってきた登山者たちが続々とやってきた。あっという間に頂上付近は20人ぐらい賑わいとなった。気温9℃、好物の焼きサバ寿司を食べながら、日本アルプスの眺望を見ながらながらつかの間の賑わいを楽しんだ。

帰りに(登山計画していない)宝剣岳にも登れるのではないかという気持ちになり、あと標高30-40mというところまで登ってみたが、頂上近くの鎖場の斜度、岩場と氷が連続する足場の険しさ、経験・装備不十分に恐れをなして引き返した。

宝剣岳中腹からの帰りに圧雪足跡が表層よりも4-5センチ浮き出て見える風のオブジェを目にすることができた。新雪、少ない登山者、爆風、その後天気回復がなど決まった条件が揃った時だけ見られるらしい。

最終的に出発地点には13:30に着いた。約5時間、水平移動距離4Km、垂直移動距離450mの山行であった。
出発時は自然の畏敬に挑むような風の中の山行であったが、最終的には最高温度9℃の陽気に恵まれ、冬山とは思えないほど快適な登山となった。無事に下山できたことを感謝したい。


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