北海道：層雲峡アイスクライミング

2014年02月14日(金) 〜 2014年02月18日(火)

コースタイム

14日：雪：午後から宿舎付近の氷瀑の見学
15日：晴→曇り→雪：「銀河の滝」のマルチ
16日：雪：「NAKA滝」
17日：吹雪：「能取岬の氷瀑」中止
18日：吹雪：帰宅

天候

14日：雪
15日：晴→曇り→雪
16日：雪
17日：吹雪
18日：雪

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 飛行機

【層雲峡まで】
　羽田6:40→（✈）→8：20旭川空港9:40→（バス）→10:15旭川駅10:45→（バス）→12:40層雲峡バスター0ミナル
　

コース状況／危険箇所等

◆層雲峡の氷瀑
「銀河の滝」
　　銀河の滝駐車場から川に降り、渡渉。ひざ下までの長さの長靴が必要。今回は、川幅の三分の二ほどは、細板を渡した橋が作ってあった。
「NAKA滝」
　　銀河の滝駐車場から長いトンネルを抜けると、左手の土手を登るトレースが有り、これを登ると5分ほど。この先の「尾滝」、「パラグフォール」まで、しっかりしたトレースがあった。駐車場は、トンネルを出てすぐ右にある。
◆温泉
「黒岳の湯」＠600円。サウナは15:00〜
◆コンビニ
　1軒あり　

写真

2/14 12:21

【2月14日】層雲峡のある「上川町」は、高梨沙羅選手の故郷。激励と祝福の垂れ幕や幟が、はためいていました。

2/14 14:43

午後3時頃から、層雲峡の氷瀑を見学。
今回のメインディッシュです。

2/14 14:58

「NAKA滝」です。裏が通れます。

2/14 15:00

「NAKA滝」の上からパチリ。S氏とM氏

2/14 15:04

更に歩くと「尾滝」。右側は氷の表面を水が流れています。「NAKA滝」よりは易しいかな。

2/14 15:09

更に行くと「パラグフォール」
これまでの3つの氷瀑より、グレードの高い氷瀑です。柱状節理の岸壁に食い込むような姿が美しい！

2/14 16:40

宿舎の近くにある公共浴場「黒岳の湯」
湯温の高い温泉。毎日、入りました。

2/15 9:23

【2月15日】
運悪く、北海道遠征期間中に日本列島を爆弾低気圧が通過。北海道は明日頃から荒れ模様。貴重な1日を「銀河の滝」マルチに当てます。

2/15 9:27

既に、2パーティーが居ました。力量や好みに応じてラインを選べます。左隅なら、ノーザイルでも登れます！

2/15 9:37

早速取り付く他パーティー。

2/15 9:51

1ピッチ目：S氏がトップ。M氏が続きます。

2/15 10:18

1ピッチ目は右岸の残置支点で切ります。

2/15 10:19

下を見るとこんな！

2/15 10:32

ポッカリと氷が切れて、水流が見えます。

2/15 10:33

2ピッチ目スタート、M氏。今日はやる気満々です。2ピッチ目は緩傾斜で簡単ですが、気は抜けません。

2/15 10:39

更に上へ伸ばします。

2/15 10:45

今日は見学のMD氏。

2/15 11:25

更に3ピッチ目もM氏がリード。

2/15 12:12

稜線に出て終了。少し稜線に登りあげて反対側を覗いてみると、こんな！　水が流れる音がしていました。

2/15 12:12

「銀河の滝」の終了点です。S＆M氏。

2/15 12:13

mizukiとS氏

2/15 12:13

終了点から「ムリ＆ムカ岳」の双耳峰が見渡せました。朝は青空も見えましたが、どんよりしてきました。

2/15 12:14

私たちの車が、豆粒の様に見えました。
さあ、懸垂下降です。

2/15 13:38

駐車場から振り返ると、登っている人が見えました。

2/16 11:27

【4月16日】
低気圧が北海道に接近してきました。朝から雪です。少し、小降りになった時を見計らって、「NAKA滝」へ。

2/16 11:44

ハングに架かるバーティカルアイス。滝裏の岩にボルトが打ってありました。ドライも楽しめますが、アックスを痛めるのが嫌なので、トライせず。

2/16 11:48

インフルエンザで辛いよと言ってたのに、なぜか北海道に来たらアドレナリン全開のM氏がリード。弱点をついて登ります。

2/16 11:49

愛用のノミックスが決まります。

2/16 11:50

スクリューを決めて・・・、

2/16 11:51

更に登り・・・、

2/16 11:55

平凡な上部を登って立木でビレイ。

2/16 12:09

最初の1本は、mizukiも弱点攻略。

2/16 12:15

ヴァーティカルですが、割と短いので思い切って登れます。

2/16 12:19

2本目の課題は、‘途中から左のカーテンに移って直上’です。気持ちよく登って下降。

2/16 13:06

待っている合間に、お隣の「尾滝」を見に。取り付いているパーティーが居ました。

2/16 13:16

3本目の課題は、‘滝の裏側から登って左の垂壁を直上’　です。トライするM氏。

2/16 13:27

同課題をクリア。‘どや顔’です。

2/16 13:28

少し上まで登って、あとはつまらないのでおります。

2/16 20:50

【2月17日】低気圧が道東を直撃。能取岬の氷瀑は中止。滞在中は層雲峡氷瀑祭りでした。ライトアップされた人工氷瀑と花火。

撮影機器：

μ1030SW オリンパス

感想

mizuki

・昨年、大雪山縦走の折に知り合った方のつてでSガイドを紹介して頂き、念願の北海道：層雲峡のアイスクライミングを楽しんできた。
・メンバーは「mizkiアイス」の仲間のM氏とHちゃん。
・あいにく、期間中は、日本を爆弾低気圧が通過し、各地に記録的な大雪をもたらした。
・私とM氏は、14日：羽田発の早朝便で旭川に飛んだので、なんの問題もなく層雲峡に到着できたが、仕事を終えてから夕刻便に乗る予定だったHちゃんは、飛行機が運休になり、来られなかった。とっても楽しみにしていたのに、残念！

・層雲峡には、個性豊かな氷瀑が目白押し！　
　スキルや好みに応じて選べるのがいい！　
　氷瀑の近くには駐車場があり、取り付きまで近いので、それも魅力！　
　さらに、氷を登った後には、毎日、温泉！
・今回は、記録的な大雪をもたらした低気圧の北上と日程が重なってしまい、2つの氷瀑を登っただけになってしまったが、次回のための貴重な情報をたっぷりと仕入れることが出来た。
・17日は、能取岬の断崖に架かる氷瀑を、流氷を見ながら登るという計画だった。しかし、朝から吹雪。行けるところまで行ってみようということになり、早朝、層雲峡を出発したが、網走まであと20km位の所で引き返した。
・当たり前と言えば当たり前だが、北国の冬は半端ではなかった！

コメント

niini

mizukiさん こんにちは~！
はるばる遠征お疲れ様でした！

北海道の冬は良いですね〜
昨年行って病みつきになりそうでしたよ！

流氷見られ無かったのは残念ですが･･･
飛行機行き帰りとも乗れたは、日頃の行いの良さですね

mizuki

Re: mizukiさん こんにちは~！
滞在中の層雲峡の気温は、平均すると、−3℃/−１７℃　でしたが、体感温度は、八ヶ岳の氷瀑の方が寒かった！

往復の飛行機も網走手前でのUターンも、天候悪化の直前や直後に、間一髪で切り抜けたという具合。偶然ですが、助かった！　
網走は私達が引返してまもなく、孤立状態になりましたから、あのまま進んでいたら、帰れなくなるところでした。

「流氷を見ながらアイスクライミング」の課題が残りましたので、また、行く理由ができました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki