西穂高沢ダイレクトを狙うも撤退


- GPS
- 11:07
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,864m
- 下り
- 1,854m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪、たまに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
凍った雪の上に新雪数センチ。 |
その他周辺情報 | みもり、鉄チンさん、くずひこ氏と合同パーティでしたが、アクシデントにつき、滑走は別パーティとして行動 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4094879.html |
写真
感想
重いテント泊装備や登りにくい雪質、ガスで視界不良と苦戦しつつ小鍋谷を登り、2,300m前後からはシートラ。この辺りでガスの中に稜線がチラチラと見えだし、さらに標高を上げるとガスが抜け目標の西尾根のコルをはっきりと確認。テンションが上がります。
私が先頭で歩き、コルまであと少しというところで足を蹴り込んだ瞬間、炸裂音と共に足元が沈んだ感覚が。私の両サイドにはクラックが入り、その場から動けませんでした。
「やばい、雪崩、仲間を巻き込むかも、ごめん、どうする、怖い…」
焦りと恐怖で頭の中がいっぱい…
とにかく、後続のメンバー4人にすぐ状況を知らせ待避してもらいました。
離れていた3人は尾根地形へ(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4094879.html)
少し後ろにいたえびさんとはゆっくりと一緒にコルへ上がりました。
パーティが分断してしまいましたが、えびさんと鉄チンさんの無線機のおかげで連絡をとることができ、即撤退判断。
お互いの無事を祈りつつ、こちらは西尾根経由で降りれそうな沢地形から登ってきた小鍋谷へ滑り込み下山。
新穂高ロープウェイしらかば平駅で別れた3人と落ち合えた時は本当にホッとしました。
もともと黒部横断の予定でしたが、天気がイマイチという事でお流れに。
代わりにどこかツアーに行こうと言うことで新穂高→西穂高→西穂高沢ダイレクト→上高地→焼岳→中堀沢で計画。
鍋平スタートで小鍋谷経由で西穂高に突き上げるルートを選択。
小鍋谷の中はアイシーな雪の上に新雪が数センチ乗っており、シールがなかなか効かず難儀しました。
それでも直下500mまでシールで上げてシートラ。
西穂西尾まであと100mほどまでつめて、大きな炸裂音と地面が揺れる感じがしました。
初めはどこかで雪崩が起きたのかと思いましたが、そうではなく、先行していた迅さんの足元にシューティングクラックが入っておりそれに起因する音だったようです。
迅さんと自分は西尾根まですぐだったのでそこまで退避、その他3人は沢筋と反対の尾根に退避しました。
沢に入れなくなってしまったので、パーティを分割。
僕と鉄チンさんはアマチュア無線を持っていたのでそれで連絡を取りあって下山しました。
ドロップポイントでコンプレッションテストを実施
CTE1 SC down 5cm
その他にも、CTEで複数回のタップで30cm下の層の
破断を確認。ファーストでドロップしましたが、雪が落ちるんじゃないかと身長に滑りました。
結局表層のスラフが落ちる程度でしたので良かったですが。
今回の、結構大きな雪崩の予兆だったので非常に驚きました。
無事おりてこれて良かったです。
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