太神山(湖南アルプス周回)
- GPS
- 06:35
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(この道は奥の方で行き止まりになっている) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に危険な個所はありません。 |
写真
感想
※以下、長文です。
1ヵ月くらい前に腰を痛めてから調子がイマイチな状態が続いている。
スノーハイクは足腰に負担がかかりそうなので、腰に優しい夏道ハイクができないか。
腰の調子が良ければどんどん距離を伸ばせて、痛みが出ればどこからでもエスケープできる、そんな都合の良いルートがあるのかと思いながら探すと、あった!湖南アルプス!
登山口を中心に周回する稜線コースがあり、エスケープルートもいくつかあるので今の自分にはピッタリだな・・・
ということで、未登の湖南アルプス(太神山)を歩くことに決定。
現地に到着し、車から足を垂らすだけでもチクチクと痛みが走る。
まあ、無理をせずにのんびり行こう・・・
堂山への登りは沢沿いを歩くのだが、痛みのせいなのか、運動神経が鈍くなっているのか分からないが、足が思うように前に出ない。無理して足を伸ばすとスジ(神経)がピンと張るような感じがして、大きな段差上がりや、渡渉の石飛がスムーズにできない。
「なんで、こんな体になっちまったんだ・・・」
と、情けない自分の姿を嘲笑いながら登ってゆく。
堂山に到着すると絶景が広がる。
標高こそ高くないが、むき出しになった大岩が独特の景観を創りだしている。
山頂でのんびりしたかったが、そこは狭く次々とハイカーが登ってくるので、景色をスマホに納め先に進んだ。
やがて到着した鎧ダムは風化した花崗岩の破片で完全に埋まり平場となっていた。
樹木は少なく明るいので、ここでのんびりするのも有りだなと思った。
新オランダ堰堤を過ぎてから目的地の太神山までは東海自然歩道となっており非常に歩きやすい。
ハイキングに適した道なのに歩く人は少なく、新しい足跡も数人分しかない。
多くのハイカーは見どころの多い堂山を周回するのだろう。
登頂した太神山で休憩をとり、来た道を戻る。
途中の分岐で、予定通り矢筈ヶ岳方面へ進むことにした。
腰の調子はまずまずだ。
矢筈ヶ岳への道はさらに道が狭くなり、樹林帯歩きとなる。
立ち入る人が少ないのだろうと思うが、そのおかげか路面は踏み固められておらずフカフカで歩いていて心地良い。
目立った造形物や展望、春花等に乏しく、淡々と歩く。
ぬかるむ急斜面を登り、矢筈ヶ岳に到着するも絶景は無し。
チョコレートを口に頬ばり、小休憩のあとは次の笹間ヶ岳を目指す。
時々、樹々の隙間からさっき歩いた堂山の稜線が見えるが、近くに見えるせいか「がんばって歩いてきたな〜」という感慨は無い。
笹間ヶ岳への分岐点に来ると、時間、体力、腰の調子も問題無いということで笹間ヶ岳へ向かうこととする。
この山もあまり期待はしていなかったが、道中には大きな池や広場(大谷河原)、ちょっぴり展望がある小ピークが有り、なかなか楽しむことができた。
ドンと大岩が座る山頂に到着し、誰かが掛けた木梯子を登ると視界が広がった。
遠くに大津市の街並みと琵琶湖が見え、そこから流れ出る瀬田川は緑色だった・・・
と、眼下に視線を落とすと新名神高速道路の工事が行われており、ペッカーがキツツキのように岩をゴンゴン突く音が山に響いていた。
近くではペッカーに負けじとウグイスが「ホーホケキョ」と上手に鳴いている。
異種共演、ナイスだ・・・
残すは下山のみとなり、工事現場に向かって舗装路を歩き下っていく。
大型重機が往来するポイントに来ると、登山者慣れした誘導員に案内され、ダンプの横をすり抜け、狭小の道を下っていく。
おまけに工事現場の人たちはみんな愛想が良かった。視線が合うたびに「ご安全に!」と笑顔で声を掛けてくれる。
これだけでも工事全体の印象は変わるもんだ。
ようやく一般道に下りて駐車地に向かうと、今度は頭上で橋桁の設置作業を行っていた。
巨大なクレーンで長さ30mはあろうかという鉄骨を吊っていた。
誘導員が指示するタイミングでその下を通過するのだが、職業柄、吊り荷の下に入るなと洗脳されている。
誘導員からGoサインが出ると、待っていた数人が一斉にスタート。
原付はロケットスタートを決め、犬を連れた地元民は小走りで駆け抜け、出遅れた自分は上を見ながら悠々と歩く。
それを上から眺める作業員の方々。
(通行人がいる間は作業停止となるので「はよ歩け!」とでも思っているのだろう。)
車に戻り荷物を片付けながら、無事山行を終えられたことに感謝する。
この時間帯、大津市内は渋滞で抜けるのに時間がかかるだろうなと憂鬱になりながら、帰路につくのであった。
※大した山行でもないのに、今回は頑張って感想文書いてみました。
しょーもない長文に付き合っていただいた皆さん、ありがとうございました。
コメント
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腰の調子はもう治りましたか?野坂岳では本調子ではなかったのですね。
湖南アルプスは未踏ですが、金勝アルプスは歩いたことがあります。アスレチックコースが楽しめますね。
なんで、こんな体になっちまったんだ・・
と、眼下に視線を落とすと新名神高速……ベッカー、キツツキ、ウグイスが登場。
通行人は、はよ行け…。
ウィットとユーモアに富んだ感想を楽しく読ませて貰いました。simonmasakiさんが歩いている様子が目に浮かんで来ます。
次回からも期待していますよ(^-^)v
野坂岳の時は腰の調子は良かったのですが、その翌日から少し痛みが出てきました。
やはり、2日連続のスノーハイクが腰に負担をかけてしまったのでしょうね。
その腰はだんだん良くなってきており、今はそんなに痛みはないような感じです。
御心配頂きありがとうございます。
湖南アルプスは金勝アルプスよりも小規模ですが、アスレチックな稜線歩きは楽しかったですよ♪
人気の山のようで多くの人が登っており、稜線上は賑わっていました。
対して、周回コースの南半分はほとんど人がいなくて静かな山歩きができました。
僕は今週末は、いろいろ用事がありまして山には行けません。
天気はイマイチのようですが、日曜日は回復傾向になるようなので、良い山行ができるといいですね。
また、マニアックな山に行きましょう。
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