エベレスト街道
satoiiyama
- GPS
- 296:00
- 距離
- 124km
- 登り
- 9,844m
- 下り
- 9,860m
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尚、感想/記録の項には、地名をカタカナ表記で記しました。
又、写真説明や撮影地点につきましては、誤って表記したものもあるやもしれません予めお断りさせて頂きます、又、過ちにご指摘を賜りますれば幸甚です。
5日：LKULA2840m→Chheplung2660m→Nurning2592m→Phakding2610m→Toktok2760m→Monjo2835m
6日：Monjo2835m→Laria Dobhan2830m→NAMCHE BAZAR3440m⇆Nathional Park Head Quarter3580m
7日：NAMCHE BAZAR3440m→⇆Nathional Park Head Quarter3580m
NAMCHE BAZAR3440m⇆Everest Vieu Hotel→Khumjung3780m→Hillary School→Syangboche→NAMCHE BAZAR3440m
8日：NAMCHE BAZAR3440m→Kyangima3550m→Phungi Thanga3250m→Tengboche3860m→Deboche3820m
9日：Deboche3820m→Pangboche3930m→Shomare4010m→Dinboche4410m
10日：Dinboche4410m→Chhukhung4730m→Dinboche4410m
11日：Dinboche4410m→Thokla4620m→Lobuche4910m⇆5000m
12日：Lobuche4910m→Lobuche pass5110m→Gorak Shep5140m→Kala Patthar5550m→Gorak Shep5140m
13日：Gorak Shep5140m→Lobuche4910m→Thokla4620m→Pheriche4240m→Shomare4010m→Pangboche3930m
14日：Pangboche3930m→Deboche3820m→Tengboche3860m→Phungi Thanga3250m→Kyangima3550m→NAMCHE BAZAR3440m
15日：NAMCHE BAZAR3440m→Laria Dobhan2830m→Monjo2835m→Toktok2760m→Phakding2610m
16日：Phakding2610m→Nurning2592m→Chheplung2660m→LKULA2840m
| 過去天気図（気象庁） | 2012年02月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
飛行機
|
写真
拍手バンダナで覆面をしているのは砂埃がひどい為です
手前右側にあるのはポーターのザック
プギタンガ付近で
最終宿泊地に予約、航空券を預かってもらう
昨日、デンボチェから非常に疲れたトレッカーを運んだ帰りとか
今では都会なみに？
ナムチェバザールの風景
土手の上右側が前の写真で見た滑走路末端ルクラ滑走路の端は次の写真
感想
2月5日、天候の為かもしれないが、相変わらずゆとりと大らかさなこと、この上ないライトプランなのか？ 6：15が7：15の1時間遅れで離陸→ルクラ到着7：50
いよいよ、ここからトレッキングが始まる
（8：30発） ルクラを出発、今日の宿泊予定はパクディンだが、時間が早いためモンジョ（ロッジ：Samit Home）まで足を延ばす。（14：30着）
2月6日、（8：25発） 今日の泊地、ナムチェバザールに差し掛かろうとする頃、歩きはじめて初めて白い山が見え始めるとともに、西の対岸（Kongde山側）には見事な氷爆がすぐ目の前に現れる。
今日と明日の宿地となるナムチェバザール（ゲストハウス：Shangri_ra Guest House）到着,宿の前にはタウチェが良く見える。
一息入れた後、NPHM（国立公園事務所3600m付近）まで偵察に出かける。風が強く砂埃に閉口しながら、それでもラッキーなことにナプテェ(7864m)とサガルマータ（Everest（8848m）ローテェ(8516m) アマダラム(6814m）が見渡せる、よかった。 （11：10着）
2月7日、（6：10発）6時過ぎ、朝日に染まるサガルマータが見たくて昨日のNPHMへ出かける、そうは問屋が降ろさなかった、砂埃に恵まれながら登って行ったものの、お目当ては姿を見せてくれなかった、それでも近くの山は朝陽に照らされ美しさに感動させてくれた。一旦宿へ帰り朝食。（7：00着）
（8：30発）高所順応のためエベレストビューホテルへ出かける、400ルピーのコーヒーを頂きながら1時間を費やすが、ここでもサガルマータは雲の中、それでもローツェは何とか拝むことができた。
クムジュンゴンパで50ルピーをお供えして、イエティーの頭を見せてもらった、それは鉄製のボックスにガラスの覗窓を設え施錠されて厳重管理されていた。
更に、ヒラリースクールを訪れた後シャンボチェ空港を巡ってナムチェの宿へ戻った。（15：15着）
2月8日、（7：40発） 相変わらず風が強い中、埃よけにバンダナで覆面して、今日の目的地ティンボチェ向けて出発、昼食のパンギタンガで、昨日から抜きつ抜かれつしながら歩くパーティと昼食が一緒になった、彼らはイングランドのツアーパーティとのことで、同様にエベレストBCトレッキングとのこと、彼らはテント泊とのことで、ガイドとゾッケ（ヤクに似た毛の長い牛）3頭を連れたポーターとキッチン、数人を率いての大パーティーだった。
昼食を済ませ今日の目的地ティンボチェへ登る坂道から雪交じりの強風に曝され始める、尾根上にある宿泊予定地のティンボチェは大荒れの天候に予定ロッジの屋根が飛ばされ、そこにいることさえ危険な状況脱出して谷へ向けさらに1時間程降る、さすがに谷に位置するデボチェの（ロッジ：パラダイスロッジ）付近は、有難いことに尾根上とは雲泥の差、正にパラダイスである、今日は一日ひどい天気だった。
しばらくするとイングランドパーティーも到着、彼らもあまりの天候にテントを張らずに今日はロッジに泊まるとのこと。
（13：40着）
2月9日、（8：00発）夜が更けるとともに風もおさまり、朝には薄雲はあるものの良い天候となっていた、昨日の雪が少し積もった道を進む。
4000mを超えるころから、さすがに足の運びが少し鈍くなってきた、ディンボチェ（ロッジ：ホテル アリゾナ）素晴らしいネーミングのロッジだが、カメラバッテリーのチャージはできない、ロキシー（酒）はないとのこと、何とかできないのかと食い下がると、近隣のゲストハウスにアウトソーシングするという。（12：40着）
2月10日、（8：25発）今日はローツェのすぐ足元チュクンまで高所順応に、眼の前のローツェにヒマラヤヒダがクッキリと素晴らしい、岩場で足を踏み外したのか病気かヤクの屍を一体見た。チュクンでは、6か月かけて新婚旅行中というベルギー人とオランダ人のカップルと遭遇、いいねー 頑張ってね？。
あれほどよく見えていたローツェも午後には雲の中に、3500mを超えると午後になると決まったように「ブリザーラ」？（ブリザード）という風が吹くそうだ。（14：30着）
2月11日、（8：10発）いよいよ今日はクーンブ氷河へ、テュクラあたりからクーンブ氷河に沿って、メラピーク、ヌプツェ、プモリ、ヌプツェから派生した峰々、何とも何とも素晴らしい風景なのか、ロブツェ（ロッジ：ロッジピーク38）着、一息入れた後、宿の西側の丘を100m登り高所順応。（12：50着）
2月12日、（8：00発） （ロッジ：ロッジピーク38）から2時間半程で、今日の宿ゴラクシェプ（ロッジ：ゴラクシェプ ヒマラヤ）へ（10：30到着）、）一息入れた後、（11：30発カラパタールへ向けて出発、毎年正月に泳ぐ日本人がいたという氷河湖を渡ってカラパタールへの登りはさすがに息切れがする、ゆっくりゆっくりと登る、そして目の下にはエベレストベース、背中にはプモリ、向かった上にはエベレスト、ローツェ、きたきたきた、やってきたぞー 見事に美しく輝くクーンブ氷河 ありがとう しかし強烈な寒さだ。
ロッジに戻るり、夕食を頂くも、若干の頭痛を覚えるそれでもロキシーを少し頂いてから眠る体制に入る。
夜半のトイレでは汲み置きの水バケツに厚い氷、備え付けのこん棒で割るのに難儀する。（15：10着）
2月13日（8：30発）目覚めると頭痛はすっかりと治まっている。クーンブ氷河沿いに呑気に歩いていると、他のパーティーのポーター達数名が、傾斜の緩い高さ数メートル程の大岩に助走の力を借りて登ろうとしている、そう難しい岩ではなかったので、三点支持で見本を見せてあげると感心してくれた。
テュクラのロッジではソーラクッカー（バラボラ型反射板の中に、水の入ったヤカンをおき太陽光利用の装置）を利用していた、ヤカンに触れてみたが見たが暖かさは感じなかった、壁には見覚えある山の写真がが飾られていた、なぜかそれは正しく白馬岳であった。帰りの気楽さと、往路である程度の写真が取れたので、バッテリーセーブにそれ程気を使う必要もなくなったので気楽に沢山撮影しながら歩く。
それでも、午後になると決まったように風と雲が出てくる、今日の宿パンボチェの手前からは雪が降り出した。
それでも、夜間トイレに目覚めると暖かく感じる、昨夜と高低差1200mの気温差は歴然である。（16：00着）
2月14日（8：00発） やはり昨朝より数段暖かい、部屋の窓から朝陽に輝く白い山がみえる、窓ガラスが凍っているので窓を開けて撮影する、後で確かめたところ、その山はカンテェガという山だった。
往路、強風で危険を感じたデェンボチェもこの日は穏やかだった、デェンボチェゴンパ（寺院）は山の上にある大きなお寺、100ルピーをお供えして本堂に入らせて頂く。残念ながら今日は見えないが、晴れていればエベレスが見えるというお寺の横の尾根には、日本人の元首相の記念碑や、海外にも著名な日本の登山家のお墓が祭られていたので冥福をお祈りする。
今日もよく歩いた、目につくもの面白いものはやたらに撮影したが、花は全く咲いてなく、鶏、ヤク、
中でも、キャンズマ付近では多く見かけることができた、ネパールの国鳥ニジキジ（ダフェ）は、鶏よりやや大きく美しい色の鳥だった。
今日はガスに覆われた空に、一度もエベレスト、ローツェの姿を見るこはなかった、もし見えるとすれば最後のチャンスとなるナムチェの丘でもそれは叶わなかった、ただそれ以外の山々は本当に美しく応えてくれている。
ナムチェの定宿？シャングリラは何故か我が家に帰ったかのような懐かしさを覚える。
バフ（水牛）の肉とロキシーをたっぷり頂く。（15：40着）
2月15日（8：10発） 今日は天候があまりよくない、ナムチェに別れを告げて下る、少し下ると倒れた大きくて太い木がそこかしこに倒れ切断されている、先日の猛烈な烈風でなぎ倒されたようだ、歩行路確保のため軍隊が緊急的に切断排除したようだ。
ナムチェまでのトレッカーが多いと見えて今日は多くの人たちと行き違う、モンジョ近くまで下りてきたところで、ようやく緑を目にすることができた、美しい山以外は荒涼とした景色ばかりだったので、からし菜、キャベツ、出始めの麦、貧弱ではあるがなんだかホットした気持ちになる。
今日の宿はパクディン、なんとテレビがある。トンバ（栗を発行させた酒）なる酒を頂くが、私にはロキシーの方がより相性が良いようだ。（14：30着）
2月16日（8：10発）一昨日までの印象からだろうが、まるで春のように感じる道をルクラに向かう、制服を纏った中学生だという何人かの女子生徒に出会い写真を撮らせてもらう。30年程前最初に訪ネした頃では想像できないような変わりようだ、服装にしても、表情にしても、ルクラ、ナムチェも電気が使え、ネットが使え、殊にこの山地にも携帯電話の普及には全くの驚きだった。 ルクラの宿（サウスコル ガーデンロッジ）に到着、早速ビールとボイルドポテトで乾杯。
ネパール初日2月4日以降初めての温水シャワーで2週間の垢（本当の垢）を流す、下着を洗濯して干すもやはり気温が低いため、翌朝までの乾燥にまでは至らなかった。（11：00着）
（13：00発）ルクラの町を散歩、土産物店、ルクラ空港一周等（15：00帰着）
2月17日（7：00発） 7：50ルクラ空港から谷底に突っ込むように飛び立った双発機は無事、無事カトマンドウ空港に（8：30着）エベレスト街道の旅は終わった。
言い訳：写真の位置については、若干位置的誤差や誤った説明があるやもしれませんことをお断りしておきます。
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