チュクンリ〜カラパタール〜ロブチェ東峰・・エベレストには届かず（泣

2024年04月11日(木) 〜 2024年05月22日(水)

• GPS: 248:35
• 距離: 218km
• 登り: 12,416m
• 下り: 9,933m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:04
• 休憩: 0:10
• 合計: 9:14

8:50 スタート地点
9:14 9:20 ルクラ空港
11:15 11:16 Cheplung
14:54 14:56 Phakding
16:59 17:00 Benkar
18:04 Monjo

2日目

• 山行: 9:38
• 休憩: 0:04
• 合計: 9:42

7:45 Monjo
13:11 13:15 ナムチェバザール
17:08 17:08 ナムチェバザール
17:27 宿泊地

3日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 3:05
• 合計: 9:15

7:25 宿泊地
11:46 12:40 ホテル エベレストビュー
13:20 15:31 Khumjung
16:40 Khumjung

4日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:40

7:54 Khumjung
15:34 宿泊地

5日目

• 山行: 12:52
• 休憩: 0:00
• 合計: 12:52

7:25 宿泊地
20:17 宿泊地

6日目

• 山行: 12:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 12:05

3:56 宿泊地
16:01 宿泊地

7日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:04

7:38 宿泊地
14:42 宿泊地

8日目

• 山行: 3:36
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:36

8:39 宿泊地
12:15 宿泊地

9日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 0:45
• 合計: 8:45

2:55 宿泊地
5:59 6:44 カラパタール
11:40 宿泊地

10日目

• 山行: 7:56
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:56

7:13 宿泊地
15:09 宿泊地

11日目

• 山行: 14:36
• 休憩: 0:00
• 合計: 14:36

3:11 宿泊地
17:47 宿泊地

12日目

• 山行: 9:16
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:16

5:21 宿泊地
14:37 宿泊地

13日目

• 山行: 2:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:05

14:25 宿泊地
16:30 宿泊地

14日目

• 山行: 4:07
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:07

8:49 宿泊地
12:56 宿泊地

15日目

• 山行: 6:38
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:38

7:02 宿泊地
13:40 宿泊地

16日目

• 山行: 10:27
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:27

0:32 宿泊地
10:59 宿泊地

17日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:10

7:25 宿泊地
12:35 宿泊地

18日目

• 山行: 5:04
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:04

6:07 宿泊地
11:11 宿泊地

19日目

• 山行: 9:12
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:12

5:45 宿泊地
14:57 宿泊地

20日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:00

10:18 宿泊地
15:18 宿泊地

21日目

• 山行: 9:05
• 休憩: 0:19
• 合計: 9:24

8:59 宿泊地
13:02 13:21 カラパタール
18:23 ゴール地点

天候

天気は全般に昨年同時期より良かったですが、C（キャンプ）3〜C4の吹雪＆霧とC4からのサミットプッシュ開始時間帯の暴風が残念

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 飛行機

成田空港発カトマンズ行きの直行便とルクラ空港へのチャーター便を利用
＊アクセスやエベレスト街道の現地状況は、昨年のレコ参照
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5476102.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5476429.html

コース状況／危険箇所等

EBC（エベレストベースキャンプ　5300m）〜C1（5900m）は崩落した氷河の中を縫って進むアイスフォールの通過で、クレバスのジャンプ、梯子、ユマーリングと懸垂下降の垂壁などまさに氷のフィールドアスレチック・・筋肉に余裕がある登りはワクワクでしたが、疲労で筋肉が弾力を失った下山時は命最優先の苦行ルートに

C1〜C2（6300m　ABC）のウェスタンクームは、クレバスを迂回しつつ進む緩斜面

C2の先からのローツェフェースはフィックスロープをユマーリングで登る急坂・・立っているだけで消耗していく斜度で、上部は岩雪ミックスのイエローバンド

写真

4/10 16:48

今年もやってまいりましたカトマンズ

4/11 8:01

ルクラへはチャーター便でとてもスムース

4/11 8:07

空港のテンジンとヒラリー像

4/11 10:30

花の季節

4/11 16:45

桜とシャクナゲのコラボ

4/12 12:57

空中都市・ナムチェへ

4/13 6:04

宿のクンブロッジからコンデリ

4/14 5:32

雪化粧のクムジュンからクンビーラ

4/14 5:42

コンデリに日が射してきていい眺め

4/14 5:50

ローツェ〜アマダブラム

4/14 13:59

タンボチェ寺院で2回目のプジャ

4/15 5:17

デボチェのロッジ前からエベレスト〜ローツェ

4/16 5:23

チュクンリに向う途中でアイランドピーク

4/16 5:26

振り返るとタブチェの雲がピンクに染まる

4/16 5:29

このアングルは中々凛々しいローツェ

4/16 7:43

エベレスト街道のランドマーク・アマダブラム

4/16 11:11

チュクンリ山頂から・・今年は展望リベンジ成りました

4/17 7:43

ディンボチェからアマダブラムを振り返る

4/17 7:51

チョルテンの先にはカンテガ〜タムセルク

4/17 8:22

雪と青空のおかげでエベレスト街道が素晴らしい

4/17 9:06

ロブチェウェスト〜今年も登るイースト

4/19 11:19

ヤクさん達が大活躍

4/19 11:30

カラパタール〜プモリ

4/20 6:13

カラパタール山頂からエベレスト・・ここも今年は展望リベンジ成る♪

4/20 6:28

クンブツェからですがご来光も拝めました

4/22 14:28

ロブチェハイキャンプへ

4/23 8:01

今年は雪というより氷結で難易度やや高し

4/23 8:01

振り返るとエベレスト街道の山々がいい眺め

4/23 8:02

マカルー

4/23 8:04

あと一踏ん張りで〜

4/23 8:18

ロブチェ東峰山頂に到着

4/23 9:36

しかし後続チームの1名が懸垂下降中にロープが切れて滑落する事故発生!・・幸いに命は取り留め来月の打ち上げを快気祝いとしたい所

4/24 14:06

そして本命のエベレスト目指してEBCへ

4/25 11:36

盛大なプジャで安全祈願

4/28 11:34

高度順応のためにプモリハイキャンプへ

5/14 11:31

いよいよ本番前の酸素マスク練習・・普段は気にもしない（鼻炎などの）持病に大きく足を引っ張られるとは想像できなかった〜

5/16 1:42

神にお祈りしてEBCから本番スタート

5/16 5:01

まずはアイスフォールの通過

5/16 8:24

垂壁などで渋滞はあったものの〜

5/17 7:52

無事C1到着

5/18 8:32

2日目はABCのC2（6300m）へ

5/18 12:31

3日目はいよいよ急坂のローツェフェースにかかり〜

5/18 14:22

C3（7000m）到着・・ここまでは順調でした

5/19 6:27

4日目は様々な要因で大失速し〜

5/19 16:58

予定CTより5時間以上遅れてサウスコルのC4に到着

5/19 16:58

サミットプッシュ出発を深夜1時に遅らせて貰ったもののその時間帯は暴風でテントから出られず・・結局ここが山頂への最接近地点に

5/20 11:56

再チャレンジ要請も「デスゾーンで動けなくなったら下ろせないゾ！」とガイドに拒否され、5日目は無念の下山へ

5/20 17:53

ローツェフェースを下っているところ

5/20 17:56

雲海の先のプモリなど絶景ではありましたが

5/21 8:10

6日目はC3から上を目指す方々を横目に〜

5/21 11:23

C2へと下山

5/22 10:51

7日目は過去MAXの疲労を体感し〜

5/22 11:33

安全最優先の下山に

5/22 11:33

5/23 10:01

登頂できなかった悔しさより無事の下山がサイコ〜に嬉しいEBC到着でした

撮影機器：

α7 III ILCE-7M3 ボディ SONY

Galaxy S22 SC-51C docomo サムスン

OM SYSTEM Tough TG-7 OMデジタルソリューションズ

感想

sht

昨年同時期に向ったヒマラヤへ今年も行ってきました。何をカン違いしたか、今回のターゲットは世界最高峰のエベレストです。

EBC（5300m）〜C3（7000m）まではほぼ予定通り順調でしたが、本格的に酸素吸入して上がれるC3からが大苦戦に。

長年放置してきた鼻炎による鼻づまり（酸素マスクで鼻かみどころか手鼻もままならぬ口呼吸で空気取り込み大幅減）で息苦しい状態。さらにはメガネ（メインメガネのフレームが直前に破断していてフィット悪いサブメガネ）とサングラスが酸素マスクと干渉してズレ、霧もあって足元見えずイエローバンドなどの岩場でも大幅スピードダウン。

鼻と目のチョットした弱点に、ここまで足を引っ張られるとは予想できませんでした。

急坂での筋持久力不足の露呈もあり、結局7千m付近からのC3〜C4（7925m）で予定CTを5時間以上オーバーする13時間超かかり、自分史上最も苦しい1日となってしまいました。

ガイド（シェルパ）に懇願してC4からのサミットプッシュ開始を深夜1時に遅らせてもらったものの、その時間帯はテントが飛ばされそうな暴風でスタートできず。

さらに“ハエが手をする足をする”で翌日の再チャレンジをお願いするも、クライアントの我がままを聞いて3人死亡させたことがあるガイドには、（山頂へ2km程ながら）サウスコルC4で2泊するデスゾーンへの進入は拒否されて万事窮す。

結局、C4手前ローツェフェース上部のジェネバスパーで辛うじて8千m越えたのが今回の最高到達地点で、サスガ世界最高峰、ラストチャンスと思って臨んだチャレンジは見事に跳ね返されてしまいました。

しかし、自分史上最も苦しい7日間だったもののチャレンジできて気分はスッキリで、「やれることは全てやった清々しさ」でイッパイです。

再スタートをさせてくれず下山決定時は少々恨めしく思ったガイドにも、「生きていればまた山を楽しめる」と感謝の気持ちに変っている所です。（耳にしただけで本年のエベレスト・プレモンスーン期での死亡者8名、合掌）

コメント

ery100

　高額でも最高のチャレンジが体験できて無事下山、何よりもこれだけの素晴らしい絶景を毎日眺めながら歩けた事は人生の最高の想い出になりますね。
8000mのデスゾーン、あと少しで山頂なのに、様々な思いがこみ上げた事でしょうが、無事下山が何よりだったと思います。
ガイドの判断は良かったのではないでしょうか。
映画エベレストでは、ガイドが登山客の強い登頂要請に負けて悪天候が予想される中　山頂に向かい、結果生き残ったのはただ一人だけ、ガイドも死亡したという事実に基づく内容でした。

　私は4300mで高山病にかかりました。8000mなんて想像を絶します。

お疲れさまでした。

sht

ery100さん　おはようございます！
早速御覧頂きありがとうございます

力不足、高所経験不足で恥ずかしいレコですが、いい経験ができました。
確かに、気持ちだけで突っ込んで行けば無事に帰れたか未知数で、ガイドの判断は正しかったと思います。

おかげでこれからも山を楽しんで行けますものね！