荒川登山口〜縄文杉ピストン
- GPS
- 08:31
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,606m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
復路: タクシー(前日に迎車予約) 15:00荒川登山口〜16:00宮之浦 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 荒川登山口にあり。その他、宿泊施設や観光センターなどでも登山届けを受付けてくれます。 コース状況: 当日の日の出時刻は7:18。出発時点では真っ暗ですのでヘッデン必須です。 また、日が昇って気温が上がってくるまでは、木道表面に凍結箇所があり、かなり滑りやすいです。特に橋および水場が近いところは確実に凍結していますので十分注意してください。 それ以外には危険箇所はありません。 当日の積雪状況: 大株歩道の手前辺りから積雪あり。縄文杉デッキでは5cm程度まで積もっていました。 もともと整備の行き届いたコースですし、前日の踏み跡も残っているため、道に迷うことはなし。 凍結もなく滑る心配はなかったので軽アイゼンは使用しませんでした。ただ、軽アイゼンを使っている方、チェーンスパイクやゴム製の滑り止めを着けている方もいたので、使用するかは人によります。 トイレ: 荒川登山口、トロッコ道の途中(三代杉の近く)、大株歩道入り口 の3カ所。 交通手段: ※バス利用の方は復路の交通手段に注意してください。 オフシーズンだったため復路のバスは17:10発の1便だけでした。 また、荒川登山口は携帯は使用できず(圏外)、公衆電話もありません。バスを利用しないのであれば事前にタクシーを手配するなど準備が必要です。 僕の場合は一度歩いた経験からおおよその時間を測れたので、15:00にタクシーを手配しておきました。 その他: 荒川登山口に山岳部保全募金箱が設置されています。一口500円。 |
写真
感想
昨年夏に訪れた屋久島。雪を被った縄文杉の写真に魅せられて1月に再訪。
前回は3日間の滞在で慌ただしかったため今回は4日間。余裕を持ちたかったのもあるけど、寒波直撃で登れなかった場合の予備日の意味もあります。
というわけで、天候に恵まれた2日目に縄文杉へ。
屋久島には例年雪が降るとはいえ、どれだけ積もるかは直近の気象次第。前週から気象情報と現地情報を調べまくった結果、多少の積雪はあるようなので期待して行きます。
04:30 宮之浦
前日予約しておいたお弁当(朝+昼)を受け取り、宿でお湯を沸かして持って行きます。
宮之浦バス停から荒川登山口行きのバスに乗車。乗り合わせは男女2名の一組のみ。牧野で男性1名が乗車。乗客は僕を含めて4名だけでした。
6時前に荒川登山口到着。ガイドの車またはレンタカーで登ってきた登山客が3グループくらい。そのあと人の出入りがあって、全体で30名くらいがいました。
ここで朝食、トイレ。ヘッデン、ストック、ゲイターなどの装備を整えて出発。
06:20 荒川登山口
崖下を流れる荒川の音を聞きながら真っ暗なトロッコ軌道を歩きます。意外と気温が低いためしっかり着込んで防寒。
この辺りで苦労したのが木道の凍結。トロッコのレールに沿って木道が設えられてあるのですが、所々その表面が凍結しておりかなり滑ります。特に水場の近くは確実に凍結しており、橋を渡る時には数m下の川にビクつきながら摺り足で渡ってました。
小杉谷集落跡辺りで7時過ぎ。日が昇ってきました。気温が上がってきたため防寒着を脱ぎます。また、木道の凍結もほとんど無くなってきました。
この時点で早朝出発の日帰り組は全て追い抜いてしまったらしく、これ以降は単独行でした。
三代杉を過ぎた辺りから水場近くなどに雪が残っているようになりました。
大株歩道入り口の手前ではほぼ一面が雪を被るように。積雪は2cmくらい。
08:25 大株歩道入り口
トイレを済ませてから大株歩道へ。
雪質はふわふわした感じ、凍結する気配もないので軽アイゼンは無しで進みます。
09:00 ウイルソン株
中に潜ったりして堪能。独り占めです。
ウイルソン株を過ぎてしばらく行ったところで前方から人影が。人と会うことを想定していなかったので驚いていると、あちらも同じ様子。装備を見たところどこかで小屋泊して下山してくる途中のようでした。
10:00 縄文杉
到着。この辺りで積雪5cm程度。
夏とは趣の違う縄文杉。欲を言えばもうちょっと雪が欲しかったですが、まあ良し。なにより他に人がいないのでゆっくり堪能できたのが嬉しい。結局、10分ほどデッキにいましたが誰も訪れず。
下山前に時間を確認すると、このペースで下ると荒川登山口への到着が14時前になってしまうことに。帰りのタクシーを15時に頼んでいるのでちょっと時間を使わないといけません。
とりあえず座れるところを探してしばらくうろうろ。少し下ったところにあるデッキの雪を払ってそこに座ることに。ついでに昼食も摂ってしまうと30分ほどが経過。11時前に下山開始。
12:00 ウイルソン株
ここまでで日帰り組とは全てすれ違い。いちおう人数を数えようとしましたが途中から忘れる。たぶん40名は行ってなかったはず。35名ってことで。
ウイルソン株を眺めていると、小屋泊装備をした単独行の方が登ってきました。白谷雲水峡から来たそうで、新高塚小屋に泊まる予定とのこと。
12:25 大株歩道入り口
トイレを済ませて時間確認。往路は荒川登山口〜大株歩道入り口で2時間だったので、少しペースを落としていけばちょうどいい。
昼を過ぎて気温が上がってきたので、防寒具をバックパックに仕舞って出発。
この後、トロッコ軌道に降りてきていたヤクシカの親子に遭遇。屋久島の鹿は逃げません。時間もあったので10分ほど戯れてました。
さらにヤクザルにも遭遇。猿は怖いんで近づかない。
14:50 荒川登山口
ほぼ予定通りに到着。5分も待たずに予約していたタクシーが着たので宮之浦まで。
今回、雪に影響されてペースが落ちることを考えて余裕を持ったスケジュールにしましたが、途中で時間合わせのためにペースを落としたことを抜かせば、結局は夏に歩いた時とほぼ同タイム。積雪量に左右されるとは思いますが、冬の屋久島に行かれる方の参考にはなるかと。
このタイムだと、帰りは荒川登山口に向かわずに楠川分かれから白谷雲水峡に抜けるのもあり。次の機会があったらそっちに行ってみたい。夏場なら日も長いので日帰り縦走も可能かも知れない。
行ってみたかった冬の屋久島。雪景色も素晴らしいのですが、シーズンオフゆえに静かな屋久島を堪能できるのが魅力。夏の賑わいが嘘のようです。
帰りに乗ったタクシーの運転手さんが言ってましたが、朝のバスが乗客4名だったのも多い方とのこと。「たいてい誰も乗ってこないんですよー」って笑ってました。
たぶん、また行くよ。屋久島。
以下、当時の旅行メモから飛行機などの道程を抜粋。
今後、屋久島に行こうとされている方の参考になれば幸いです。
※全日程は 1/10東京-屋久島, 1/11,12屋久島, 1/13屋久島-東京 です。
※2014/1月の情報なので便などは変更されている可能性があります。
1/10
羽田空港 SNA071 08:15羽田-10:15鹿児島
鹿児島空港高速バス 10:40鹿児島空港-11:30天文館 \1,200
(天文館で食事)
徒歩 12:20天文館-12:40南埠頭高速旅客ターミナル
種子屋久高速船 117便 13:20鹿児島-15:05宮之浦 \8,500
1/11
まつばんだ交通バス 04:33宮之浦-05:52荒川登山口
タクシー 15:00荒川登山口-15:45宮之浦
1/12
まつばんだ交通バス 08:09宮之浦-08:35白谷雲水峡
屋久島交通バス 14:40白谷雲水峡-15:07宮之浦
1/13
屋久島交通バス 12:18宮之浦-12:38空港
屋久島空港 JAC3748 13:25屋久島-14:00鹿児島
鹿児島空港 SNA078 15:50鹿児島-17:25羽田
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する