福貴・明心・櫟原・鳴川（中腹道）の古道歩きと探索

2022年04月02日(土) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 13.4km
• 登り: 501m
• 下り: 476m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:43
• 休憩: 0:07
• 合計: 5:50

9:24 竜田川駅
13:19 13:20 峯腰痛地蔵尊
14:23 14:28 揺動地蔵尊
14:58 14:58 生駒山口神社
15:12 15:13 元山上口駅
15:14 元山上口駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：近鉄生駒線・竜田川駅
復路：近鉄生駒線・元山上口駅

写真

4/2 9:27

竜田川さくら親水公園に立ち寄りました。

4/2 9:40

ほぼ満開。まだまだ楽しめそうですよ。

4/2 9:42

竜田川の右岸沿いに歩く方が、桜を見ながら歩ける、しかし、今日はある目的のため、左岸側を敢えて歩くw

4/2 9:49

下垣外南入り口の地蔵堂。船型の光背に頭光を刻む。前には灯篭型の道しるべも立っています。

4/2 9:51

本日のお目当て、平群町・四国八十八カ所巡りの石仏、第七十番圓通寺 讃州本山寺／馬頭観音 です。

4/2 9:55

車道側から桜を眺めながら歩く。次へ行ってみよう。

4/2 10:04

来ました。第五十九番 予州国分寺／薬師如来坐像 です。ココでの必見は鑑石（カンガミ石）なんだけど。

4/2 10:07

福貴東入り口の地蔵堂。

4/2 10:19

続いて、北福貴の地蔵堂。

4/2 10:20

ここの桜はまだ蕾の状態でした。

4/2 10:22

あちゃー、白山神社への案内板が朽ちてしまってる。前回の訪問は、2016年11月だから、年月を感じますねー。新しいものほど古くなる。

4/2 10:24

神社前の二尊仏です。

4/2 10:25

左、弥勒堂、右、白山神社。お堂内のご本尊にお会いしたことがありますよ。ご参照ください。
https://juantonto.official.jp/part1_blog/heguri-bunkazai-2016/

4/2 10:36

道詮律師のお墓（宝篋印塔）にご挨拶して、山道に突入。ここから、本日のアドベンチャー始まる。

4/2 10:39

高ノ坊跡石仏群の船型地蔵です。

4/2 10:48

一瞬、道を見失いました。旧道は使われてないのでしょうか？

4/2 10:49

分岐のヤブを抜けると、こんなに立派な道が残っています。福貴と明心を結ぶ古道です。

4/2 10:51

ぐぇ、めっちゃヤブってるやん。おまけに倒木。

4/2 10:53

抜けると。。。アレ、草刈りされてる。しかも、前方にミヤマグチのお地蔵さんがバッチリ見えてる。

4/2 10:54

有名な「ミヤマグチの石仏」磨崖船型地蔵立像です。資料によると天文二十二年の銘を刻んでいるらしい。しかし、かなり風化してますね。

4/2 10:55

灰田川に流れ込む支流の川を越えました。

4/2 10:57

うわっ。ケモノ道レベルやん。たぶん、田んぼの畔を横切った方がいいと思うけど、突っ込むかぁ。

4/2 11:07

倒木でかつての道は草ボーボー。お地蔵さんが、「こっちやでー」と呼んでます。

4/2 11:08

このお方です。頭の形や、光背の様子から如来像かも。このまま埋もれてしまうのでしょうか。前の花立は、そんなに古くありません。

4/2 11:12

明心の墓地に出ました。同じ花立ですね。もしかしたら、お迎え仏だったのでしょうか。

4/2 11:16

ちょいと寄り道して、灰田川を越えてくる旧道の出口を確認。来シーズンに、奥ノ院から宝山寺までを通したいと思います。

4/2 11:19

春の息吹ですね。このところ肌寒いですが、季節は春真っ盛りです。

4/2 11:21

高区配水場が見えてきた。今日は鉄炮塚池じゃなく、配水場の東側ルートを歩きます。

4/2 11:27

良き道なんですが、やはり古道の雰囲気じゃないですね。

4/2 11:29

四辻のお地蔵さんに到着。

4/2 11:37

平群桃源郷に春が来てます。

4/2 11:42

大釜川に出ました。かつては、川沿いに道があったのかも。今は横断して北進します。

4/2 11:43

大釜川と合流する支流にぶつかる。ここは、どちらからでも行けるけど、右回りの方が分かりやすい。

4/2 11:45

対岸にササヤブを切り開いた踏み跡。

4/2 11:45

足元の土管は目印となるでしょう。いつまで使えるかな。

4/2 11:46

ケモノ道レベルですが、踏み跡はしっかりしています。

4/2 11:47

斜面下に壊れた農機具小屋。「ヤンマー」の文字が見えますね。

4/2 11:48

尾根の先端部へ回り込んできました。ここで左折して進みます。

4/2 11:49

前方に現れた立派な古道。櫟原へ真っすぐ北上します。

4/2 11:53

砕けた倒竹が、窪んだ道跡に堆積しています。パキパキ鳴らしながら進む。

4/2 11:58

倒木は最近のナラ枯れの影響かも。

4/2 12:02

ちょい寄り道してP231付近を探索。標点じゃないと思うけど、地籍多角点にタッチ。

4/2 12:02

なかなか立派な道が東方向（椿台）へ伸びています。

4/2 12:07

倒木がなければ、幅のある立派な道ですね。

4/2 12:11

地形図でみると、谷のどんつきで、かつての田んぼ跡です。

4/2 12:12

田んぼ跡を横断すると、オリエンテーリング・ポストHが立っている。

4/2 12:14

さて、ここからの倒竹は厄介です。向こうが見通せないほど、倒れ込んでいる。前回は斜面側へ迂回したけど、今回は正面突破です。

4/2 12:22

かなりやっつけました。竹は殆ど朽ちているので、叩き割ったり、斜面下へ投げ込んだり。次回は楽に通過できそうです。

4/2 12:25

さて、この木は、モリさんでしょう。どしっと構えて道を守っています。

4/2 12:27

モリさんの東側斜面は広々とした空間。野営もできそうな感じですね。テントがいるなぁ。

4/2 12:33

木に腰を掛けてランチタイムにコーヒー。

4/2 12:33

ボリューム満点、ハムカツ、焼きそばサンド。

4/2 12:36

なぜかカレーパンが298円だったので、ソーセージパンにしました。戦争の影響による円安で、パンも値上がりかな。

4/2 12:47

地図にはない道が奥に続いています。

4/2 12:48

ナンジャコレ？セメントですか？

4/2 12:54

左手から道が合流してきました。今度は地図にバッチリ実線で表記されています。

4/2 12:55

良さげな道が南西方向に登って行きますね。

4/2 12:56

振り返って引きで見ると、右の南西ルートしか見えない。道標が要りますよ。

4/2 12:59

出口に着きました。この先は舗装路です。

4/2 13:00

この辺り、2014年頃は工事中でした。てっきり、宅地造成だと思ったのに。何もありませんね。

4/2 13:06

美ノ谷西入り口の地蔵屋形です。江戸期の石仏を祀っているとのこと。

4/2 13:07

お目当ての平群町・四国八十八カ所石仏は、北入り口に祀られています。

4/2 13:10

かつて河内越の中腹にあったというソトバ地蔵さんです。

4/2 13:11

祀られているのは山型種子板碑です。かつては、櫟原の南西入り口を守っていたという。

4/2 13:19

第四十一番 予州龍光寺／十一面観音立像
峯腰痛地蔵尊に祀られています。

4/2 13:24

ひっさしぶりの櫟原墓地訪問。左端に山型十三仏板碑（享保四年）、必見です。

4/2 13:25

うーん。惜しい。場所は分かってるけど、菊畑に入るのは躊躇われるなぁ。
第四十四番 予州大宝寺／十一面観音立像がチラっと見える。

4/2 13:33

ヒロド新池へのルートも通行止め。ええ加減にせえや。

4/2 13:37

着きました。本日最後のアドベンチャー、「白い手すり」のルートです。

4/2 13:38

あひゃー、突っ込んでみると、ちゃんと道がありました。

4/2 13:39

シシガキの説明板です。いつ頃整備されたのでしょう。2013年に歩いて以来ですからねぇ。

4/2 13:39

これがシシガキだそうです。辺りは棚田の跡ですね。

4/2 13:39

しっかりした道がゆっくりと登って行きます、2013年10月、崖状の道をよじ登ってます。

4/2 13:40

また説明板です。なるほどー、40年前は、のどかな田んぼの風景だったのですね。

4/2 13:41

ふむふむ。勉強になりますね。では、その田んぼ跡を見に行きましょう。

4/2 13:43

左に分岐道、もう少し進めば、右手からの尾根道に合流していました。

4/2 13:44

上棚田道に興味が湧いたので、左折して見に行くことにしました。

4/2 13:45

分かりにくいですが、ここも分岐です。左は田んぼへ降りるあぜ道、本道は右へやや登ります。

4/2 13:46

左へ降りてみましたが、この先はムリっぽい。石積みを見たかったのに。

4/2 13:48

戻って本道を進みました。歩きやすい道で、ヤブ漕ぎはありません。

4/2 13:49

案内板によると、この先に櫟原最奥の棚田とか。見に行きますよー。

4/2 13:51

うーん、ジメジメしてるなぁ。アタリマエか。石積みはどこだろ。

4/2 13:52

惜しい！　文字は消えて読めません。

4/2 13:55

鳴川の尾根道に出ました。振り返ってみています。

4/2 13:56

鳴川方向に尾根道を進みます。

4/2 14:01

来た。絶妙なバランスで立つ「ひよこ岩」

4/2 14:04

最初の分岐まで戻ってみると、尾根道との分岐に道案内のプレート。次回はこの尾根道を探ってみましょう。

4/2 14:14

「長い間人々によって踏み固められた古道が地図からは消し去られても、今なお、往日（おうじつ）の姿を保っていることをしみじみと感じることであろう」（柴田昭彦氏）

4/2 14:17

ショウジョウバカマの群落です。これは嬉しい。

4/2 14:18

シロバナも咲いてました。今が満開。

4/2 14:44

ネコノメソウかな？

4/2 14:47

平群町・四国八十八カ所・石仏
第三十七番 土州岩本寺／阿弥陀如来坐像

撮影機器：

Google Pixel 5a (5G) SIMフリー Google

装備

MYアイテム

Ikoma Nature Walk

重量：0.19kg

感想

Ikoma Nature Walk

前回歩いた生駒山系中腹道（生駒山系の東側にある有名な寺院を南北に繋ぐ直線的な参詣道、大正時代頃まで多くの参詣者で賑わったと云う）をもう一度歩くことにしました。本来の起点は信貴山奥ノ院ですが、明心までの区間は大規模農場により、その殆どは消えています。

そこで、桜の開花を期待し竜田川から福貴・明心と繋いで、前回果しえなかった「白い手すり」のルートに再挑戦。なんと、数年前に整備されたようで、面白いルートに出くわしました。櫟原地区の山歩きは面白い。

平群町・四国八十八カ所・石仏については、平群史蹟を守る会（清水 脩氏）のマップを参照しました。

マップを掲示板に埋め込みました。
https://www.yamareco.com/modules/xhnewbb/viewforum.php?forum=1235