赤城・鍋割山[薪山・火起山・竈山]: 魅力的尾根歩き


- GPS
- 03:29
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 436m
- 下り
- 438m
コースタイム
天候 | 晴天(快晴)・朝、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1週間前の冠雪がウソのように消えたと、常連の登山者に教えていただいた。残雪の名残で何カ所か泥濘。ルートは明解で危険個所はなし。 |
その他周辺情報 | ◇赤城南面千本桜の桜まつりが姫百合駐車場から30分くらいのところにあり、下山後訪れると、まさに今満開になったほどの桜の絵巻物は圧巻。しかも青空に雲一つなし。こんな桜日和は奇跡のよう。 ◇富士見温泉ふれあい館。泉質は、ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉。透明でしっとりしたすばらしい湯。驚いたのは、65歳以上は證明書を見せれば310円になったこと(一般は520円)。 |
写真
感想
●二度目の荒山高原、今度は姫百合駐車場から
赤城の荒山高原は二度目です。2021年5月7日、荒山登山口から荒山を登頂し、下山して荒山高原から鍋割山を登る予定でしたが、天候が不安で雨が少し降り出したため、鍋割山は途中で引き返し、未踏となりました。今回は、姫百合駐車場から鍋割山に絞りました。
私の古い車のナビで「姫百合駐車場」がヒットしません。Google地図で目指しました。大きな赤い赤城神社の鳥居をくぐる道を前橋方面から向かいます。この道の目印は、「赤城国際カントリークラブ」にするとよいかもしれません。少し手前にコンビニがあったので、この道に「姫百合駐車場」があることを確認するために聞きました。怪訝な顔をされました。二人の店員が知らないというのです。お客様にも尋ねましたが、聞いたことはないという返答。全員(4人)が地元の方です。誰も知らないと言われると、この道でいいのか不安になりましたが、Google地図には出ているので、それを信じて山に向かって登っていくと、ありました。かなり目立つ、大きな駐車場です。こんなに分かりやすいのに、地元の方が知らないというのは、いったいどういうことなのでしょうか? これにはびっくりしました。
●鍋割山登山の魅力は尾根道
鍋割山への登山ルートは、ゴルフ場が近くにある鍋山登山口から直登するルートがあります。調べると、登山口から頂上までの距離が約1.5キロで500メートル以上を登るわけで、かなりの急登です。荒山高原からのルートでは、荒山登山口からと姫百合駐車場からのルートがあり、姫百合駐車場からが一般的でかつ楽なルートです。このルートの魅力は、荒山高原から登ったところの尾根道です。高低差が少ない開放的な尾根ルートは快適そのもの、私が一番好きな道でした。
桜が満開の時期ですが、山はまだまだ冬の気配。出会った常連の方から、1週間前にはルートはほぼ雪被りで、大きな霜柱や凍った雪が隨所にあったそうですが、なんとこの日はほとんど雪が消え、ふつうの山道になっていました。ところどころに残雪の跡や泥濘がありましたが、十分に歩ける状態でした。若葉の季節にはこの尾根道のルートは緑いっぱいの素敵な道になることでしょう。
●鍋割山よりも高い火起山
鍋割山は赤城山の中で南西に張り出すように位置しています。が、荒山高原から登って尾根道に入り、最初に気づいたのは「竈山」でした。鍋割山はもっと高いのだろうと歩いていると、あっさりと鍋割山の頂上に着いてしまいました。下がっては上がり、上がっては下がるプチ縦走です。帰路、「竈山」の次に「火起山」に気づきました。標高が1352メートルです。ということは、1332メートルの鍋割山よりも高いわけです。ただし頂上感はありません。
●常連さんが教えてくれた薪山
尾根道を下山中に、常連さんのグループに、まだあまり知られていない山があることを教えていただきました。それが「薪山」です。尾根道にベンチがありましたが、そのすぐ側が薪山(1342mと推定)でした。尾根道から10メートルほど入ったところです。小さな頂上感があり、立ち木にくくり付けられた小さな標識に「薪山」と小さな文字がありました。
●荒山高原から[薪・火起・竈・鍋割]山?
あとで気づきました。荒山高原からのルートで尾根に至ると、そこが「薪山」でした。そのまま進むと「火起山」、「竈山」そして「鍋割山」に至ります。薪で火起した竈にかけた鍋が割れたという流れになっているではありませんか。いったいどういう由来があるのでしょうか?
●下山後の桜まつり
桜の季節なので、赤城有名な千本桜で花見をすることにしました。事前の情報ではまだ五分咲きだったのですが、訪れてみるとまさに満開ピークでした。菜の花の黄色も鮮やかに、白〜ピンク〜桃色のさまざまな桜が見渡すかぎり波打って広がっていました。しかも天空には雲一つない晴天。午後一番の太陽燦々の日差しも眩しい、一生に一度と思えるほどの桜花見の絶妙なタイミングは、まさに奇跡の体験ではなかったでしょうか。
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