高山 旧奥州街道上にある静かな里山

2022年04月09日(土) [日帰り]

• GPS: 01:59
• 距離: 6.5km
• 登り: 265m
• 下り: 256m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:00

距離 6.5km 登り 267m 下り 266m

7:49 スタート地点
8:50 高山
9:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は無いため未舗装路入り口の空きスペースに車を停めた。もっとも、やろうと思えば山頂直下まで車で行けてしまうのだが…。

コース状況／危険箇所等

危険な場所は特に無い。

写真

路肩に車を止める。ちなみに画面奥が三戸方だ。登山道は車の前方左手にある。

自然歩道歩きでちょくちょく見かけた「奥州街道」の看板が設置してあった。ここからスタート。

分かれ道もあるが、その都度看板が現れるので迷う心配はなし。

車両通行可能とは言うが、奥に行くほど轍は薄くなり倒木や落石が多くなる。これは実質廃道状態？

ところが、さらに奥に進むと道の状態は良好に。むしろ入り口より幅広でフラット。

順路は右。左にいくと「隧道」だそうだ。その隧道方面から一台の軽トラが爆走してきた。あぶねー、轢かれるとこだったぜ。

わざわざ「隧道」と案内される隧道とは？　ちょっと見てみたいかも。だが今日の目的はあくまで高山山頂。

なんか不自然な掘割だなと思ったら…

掘割ではなく、道の左右に一里塚があるのだった。旧街道にはつきもののランドマークだ。

水はけが悪いのか雪解け直後なのか知らないが車によって踏み荒らされた泥濘がひどい。ところどころにこういった場所がある。

行く手が異様に明るいなぁと思ったら…

大規模な伐採地が有り、そのおかげで素晴らしい展望地ができあがっていた。まず目に飛び込んできたのは十和田の山々。戸来岳・十和利山・十和田山…だと思う。

北に目を転じれば八甲田の山々が青空に白く浮かんでいた。今日あたりは大勢登っているだろうなぁ。

この展望地（伐採地）の一角に「十和田山碑」という標柱が立っていた。しかし周囲には伐採跡の切り株しか見当たらない。「碑」とは？

展望地から暫く進むと分岐点が現れる。急に公園っぽい雰囲気になった。

道が進む方角を見上げると東屋か何かが建っているのが見えた。行ってみよう。

整備された公園に出た。ここが山頂広場かな？

…整備された…のは昔の話のようだ。東屋も展望台も立入禁止になっていた。倒壊の恐れありとのこと。東屋なんか傾いちゃってるもんなぁ。

…山頂広場とはいいつつ、奥のほうがもっと高いような気がする…。

でも、藪だなぁ。別に三角点ハンターでもないしわざわざ藪に突入しなくてもいいか？

いやいや、これ以上行かなくてもいいでしょ。藪が濃くなってきたよ？

おや、ピンテが…。

結局、導かれるままに三角点まで来てしまった。倒木や藪に埋もれていてピンテが無ければ発見は困難だろう。

ふぅ、広場まで戻ってきたぞ。ここを含めて山名標のようなものは見当たらなかった。

さて、帰りますか。

広場にあった案内板に「八甲田、十和田の山々はもちろん、岩手山も見える」とあったので展望地から南を伺ってみた。残念ながら岩手山は見えないようだ。

往路と同じ道を戻り無事に下山。お疲れさまでした。

感想

ちゃってぃ

高山は青森県南部地方にある低山で旧奥州街道の途上にある山です。山行記録を見ても高山単独で登るというよりは旧街道歩きの途上で立ち寄るといったパターンが多いようでした。今回は車の回収が難しいかったため三戸町側からのピストンです。
山頂直下まで…というか、ほぼ山頂まで車両通行も可能な林道歩きです。時々泥濘んでいる意外は快適で歩きやすい道です。むしろ極稀に走ってくる軽トラに注意が必要かも。
展望台が閉鎖されたため、樹木に囲まれた山頂からは展望は得られません。途中の伐採地が唯一の展望地ということになります。しかし、この展望地が実に広々とした素晴らしい景色を見ることができるので晴れた日に訪れればきっと満足できることと思います。八甲田全域を遮るものなく見渡すことができます。
春・秋に気軽に散策するのに良い山かと思います。