十方山・内黒山☆広大な笹原の山頂と新緑のブナの森


- GPS
- 02:48
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 525m
- 下り
- 528m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装路が終わり、非舗装路になったところからは先に進むのは慎重を要する |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された登山道 十方山の獅子ヶ谷ルートは尾根ルートに比べて踏み跡が薄いがテープ類は十分にあり道迷いの心配は少ないと思われる |
写真
感想
この日は午前中に三段峡を散策した後で、京都に帰るまでにもう少し時間があるので、十方山を目指して獅子ヶ谷の登山口に向かうことにする。舗装路が登山口まで続いていることを期待したが、まもなく非舗装路になる。真新しいタイヤの痕が先に続いているので先に進むが、荒廃した林道となり、普通の車では到底進めるようなところではない。車を後退させ、林道の道路余地になんとか車を停める。
それでも登山口にはかなり近いところまで車で入れたようだ。林道を歩くとすぐに登山口にたどり着くことが出来る。十方山への登山道は水越峠から続く尾根筋を辿るコースと獅子ヶ谷の谷筋を辿るコースに分かれる。周回の予定ではあるが、まずは尾根筋の登山道を辿ることにする。
登山道はすぐにも植林帯を抜け出し、自然林の中に入ってゆく。三段峡の色鮮やかな新緑とは異なり、このあたりは標高が高いせいだろう、オオカメノキの白い花が目立つ。標高が高いせいだろうか、新緑は芽吹いたばかりのようだ。
十方山の最高地点を過ぎると笹原の中を行くようになる。登山道には数多くのショウジョウバカマの花が咲いている。
十方山の山頂は平坦な山頂部の周囲に広範囲に笹原が広がり、晴れていたら展望が良いのだろうが、周囲の展望は雲の中だ。しかし休憩しているうちに緞帳を引いたように視界が広がり、南西の方角に展望が広がる。折角なので笹原を歩いてみる。登山道の右手に石を積んだところがある。積石と呼ばれるところのようだ。
再び笹原を歩いて十方山の山頂に戻ると再び視界は雲に閉ざされていた。下山は獅子ヶ谷のルートに入るが、すぐにも植林の中へと入ってゆく。登山道の足元には岩が多く、なおかつ杉の枝が散乱しているので非常に歩きにくい。谷を下降するが、谷相の良い渓流があるわけでもない。ヤマレコの過去のレコを見る限り、多くの方が尾根のルートを辿っておられるようだが、このルートが人気がないのも頷ける。
林道に出るとすぐに登山口に帰着する。駐車地に戻り、内黒峠に向かう。峠の手前からは恐羅漢山、砥石部山の展望が広がるが、朝のうちにこれらの山々にまとわりついていた雲はすっかりなくなっていた。北東の方角に樹林のない大きな山が見えるのは深入山かと思われる。
峠に車を停めて、内黒山への登山道に入ると早速にも樹高の高いブナの樹林が広がる。ブナも新緑が芽吹いたところだ。芸北のあたりにはブナ林が綺麗なところがあると聞いてはいたが、この内黒山もその一つなのだろう。所々で立派なブナの大樹が現れては目を愉しませてくれる。
内黒山の山頂mの雰囲気の良いブナの樹林を期待していたが、意外にも山頂は植林の中の地味な場所だった。峠に戻り、戸河内に向かって県道を下る。道路からは右手に十方山が見えるが、その山頂部は相変わらず雲がわずかにかかっている。十方山はまた改めて天気の良い時に訪れてみたいものだ。
コメント
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水越峠から入られたのですね。
雨模様の中、あちらこちら時間の隙間なく歩かれてヤマイズさんもお疲れ様です👏
十方山の正面に見えるのは立岩山、市間山の稜線です。
花の宝庫の山ですが、尾根に風力プロペラの計画がありました。
地元の方々のご努力でなんとか守ることができました。
またいつかご一緒したいところなんですよ。
立岩山〜市間山の稜線も素敵なところに思えます。稜線の自然が守られることになって何よりです。
また広島を訪れる機会を伺いたいと思いますので、是非、ご案内宜しくお願いします。
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