房州アルプス山菜ハイク
千葉県
hirokok510
その他6人 
体力度について
- GPS
- 05:48
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 461m
- 下り
- 500m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
コース周辺の里ではさすがにフキノトウはすでにトウが立ち始め、山の中ではまだタラの芽には少し早く出ていない。ワラビ・ゼンマイ・コゴメなどもまだまだだ。コース手前の富津市数馬にある岩谷観音堂は一見の価値あり。古の仏教への情熱を感じることができる。なお、トイレはないので、事前に上総湊海浜公園などを利用すること。水は梨沢公民館にあるが、生水は飲めないと書いてある。 なお、海浜公園から梨沢公民館まで、GPSのログが入ってしまったが、この部分は車移動です。 |
写真
巌谷観音付近の樹林で羽を休めていた鳥ーー樹林の中にはシラサギが見え、カワウもいるようだがーー飛んでいる姿はツルのようにも見えるが、
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感想
房総のアウトドア−の師匠が山菜ハイクをするというので東京から駆け付けた。当初のプランでは月崎駅集合だったが、先月の大雪で予定コースは倒木だらけで歩行困難とあって、予定変更、房州アルプス周辺を歩くことになった。
最初に上総湊駅付近の海浜公園でトイレ休憩し、近くの富津市数馬にある岩谷観音堂という懸崖物を見学する。石碑には奈良時代、行基が一夜にして彫ったという逸話があるようだが、実際には中世から江戸時代にかけて彫られたものらしい。石窟の石段を登ると仁王像や様々な仏像が彫られているが、風化がひどく、形がはっきりしているものは少ない。石窟の奥に掘られている仏像はおそらく相当古いものなのだろう。石窟周辺の樹林帯でゃ大きな鳥が飛び交って、クワっというような鳴き声を上げている。木の中には白い、おそらくシラサギが羽を休ませており、樹林の周辺ではカラスより大きな鳥が飛び交っている。カワウだそうだが、上空を飛ぶ鳥の姿は首がすごく長く、鶴のようにも見える。後から図鑑などを見たがよくわからなかった。ここから梨沢公民館前の駐車場に向かう。ここで車を置き、山菜ハイクの出発。梨沢から最奥の集落鹿原（しっぱら）という限界集落を通り、房州アルプスの入口まで歩く。途中、梨沢や鹿原集落周辺ではスミレや様々な花が咲き、春を満喫、里の山菜を積みながら歩く。先月の大雪であちこちで、夏ミカンや桜などの木が折れており、房総でも大雪の影響があったことがわかる。少し登ると道端にマムシグサやハハコグサ、オオジシバリなどが咲いている。水の流れているところ、湿地付近ではセリやツクシなどもあり、昼食が楽しみだ。今日は天気が良く、気温は高くなりそうだが、風がやや強い。しかし北風ではなさそう。やや温かみのある風だ。
房州アルプス入口から少し東の志駒・中郷方面を700m位下ると、鹿原集落の展望地があり、師匠から鹿原と限界集落に関する話がある。
「限界集落（げんかいしゅうらく）とは、過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落を指す、日本における概念。」とウィキにはある。
50％どころか、100％近くが65歳以上ではないか？若い人の姿はまず見かけない。途中見かけたミカン畑で作業していたご夫婦は一番若く、60前後かもしれないーー。
入口に戻り、房州アルプスに向かう。ここは無実山あたりまでは広くてよい道だ。マムシグサがニョキニョキ生えている樹林の多い広い道を進むと次第に岩が多くなり、愛宕神社分岐に至る。ここから志駒愛宕山に登る階段は崩壊して登れなくなっている。神社に至る道も通行止めになっている。無実山のピークを見ながらマメザクラの咲く山道を少し進むと、展望地に出る。ここから高宕山や木之根峠方面などを見ながら撮影し、少し戻って風よけのある岩陰で昼食。とってきた山菜天麩羅を準備する。師匠がバーナーと油を準備し、山菜師匠が天ぷら粉を溶き、天麩羅準備。私が揚げる役。できた天麩羅を女性群に配る。ヨモギやセリ、フキノトウもよいが、特にノビルがよい。スイバやイタドリ、ツクシもいける。残念ながらタラの芽やゼンマイ、ワラビなどはこれからだ。
山菜は思ったより多く、お腹いっぱいになり、しばらく休憩。山菜師匠の「アケビ茶」をいただき、帰り支度。マメザクラやキブシを楽しみながら下って登山口に出る。鹿原集落の中で展望の良い場所で菜の花畑や鹿原の里山を撮影、ミカン農家に挨拶をする。さらに下って鹿原集落の端っこの農家の庭先においしそうな伊予柑がなっており、女性群が分けてもらえないかと騒ぎ出し？−−師匠が農家の中に入ってしばし交渉。おかみさんが出てきて、もうあまり上の方は取れないよといいながら長い道具を出してくると師匠は木に登って伊予柑をおとす。大きな20�堡△�4分の一ほど取れてお金を払ってお礼を言う。これから菜の花を収穫して縛る作業で忙しいという。笑顔の可愛らしいおかみさんだ。雪で折れた桜の枝には花がたくさんついていて、今にも咲きそうだ。駐車場の手前の高台にある野仏を撮影し、今日のハイクを終える。帰りが遅くなったので、持ち帰った山菜を調理できなかったが、持ち帰った天麩羅の残りは天丼となった。いける。
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