記録ID: 421415
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積雪期ピークハント/縦走
白山
【三百名山】野伏ヶ岳〜薙刀山
2014年03月23日(日) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:38
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,230m
- 下り
- 1,241m
コースタイム
6:22 白山中居神社 - 8:55-9:03 一般コース合流 - 10:17-46 野伏ヶ岳 - 11:20-26 スノーシュー装着 - 12:03-14 薙刀山 - 14:06 石碑 - 14:57 白山中居神社
Total 8:35 休憩 1:39 歩行 6:56 撮影 143枚
Total 8:35 休憩 1:39 歩行 6:56 撮影 143枚
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期にしか登ることのできない三百名山ということで、野伏ヶ岳に登ることにした。猿ヶ馬場山とどちらにするかも考えたが、ネットの情報で、3月に登った記録の多い野伏ヶ岳を選んだ。また、最近、雪が降ったので、より南にある点も考慮した。 朝5時台から、結構な車が走っている。ウイングヒルズスキー場というのは、人気があるようだ。白山中居神社に着くと、車は10台ほど駐車しており、満車に近い。トイレがあるのは、嬉しい。結局、この先にも結構、駐車できる場所がいくらかあるし、周辺にも停められる場所はある。 取り合えず、周辺の登山者から情報収集。ダイレクト尾根なら、スノーシューはいらないらしい。スキーの人もいるが、一般登山者が多い。ちなみに、スノーシューを持っている人は、全員がライトニングアッセントであった(笑)さすが、雪山に慣れた岐阜の登山者は違う。気温は、-4℃で条件は良さそうだ。自分は、ダイレクト尾根を往復する予定で、モンベルスノーポンを選択した。 林道を登る途中で、地元の登山者と話をしていたら、直登ルートから登るという。一般ルートは林道を巻くので時間がかかるらしい。なにより、スノーシュー、ワカンで踏み跡のないところを歩きたいようだ。もちろん、地形は複雑だし、急な直登、トラバースもある。歩く自信と読図は必須だ。彼らについて行こうとしたが、問題が発生。スノーポンのラチェットが締まらない。仕方ないので、予備靴ひもで縛りつけて、大幅に時間をロスして出発。あとで、良く見ると、バックルの向きが逆になっていた(笑) まあ、道具には、習熟しておくこと。トラブル対応は、自己責任だろう。もちろん、使いづらい道具など、メーカーにしっかりクレームをつけておくのも、重要な自己責任の一つだと思う。モンベルスノーポンは、アイゼンとしては、前爪の構造など優秀だが、スノーシューにすると、クランポンのズレが大きくて使いづらい。 地形図に載っている古い林道をたどるイメージだが、スキーの後やスノーシューで歩いた跡も多少はある。植林を抜けると、明るい天然林を登る。先行の2人は、先に行ってしまったので、誰もいない天然林のスノーシューイングを楽しんだ。 ほどなく、一般コースに合流。途端にガチガチになる。ここで、スノーシューを外し、アイゼンにする。前爪が効いて、結構快適だが、一気に開ける展望に写真を撮りまくり、前の女性3人パーティにまったく追いつかない(笑)そもそも、雪山をやる人は、みな健脚だと感じた。ダイレクト尾根だが、ほとんどは10本、12本アイゼンで歩いていた。 山頂では、地元の登山者たちと会話する。女性3人パーティは、多治見労山所属とのこと。スキーヤー2名も労山所属であった。360度の展望は素晴らしい。なんと言っても、薙刀山方面の尾根と雪庇が素晴らしい。スノーシューをやるのに快適そうな尾根だ。南には、小白山への稜線があるが、クラックが入って恐ろしい状態だ。 このまま往復するつもりだったので、早めの昼食。先ほどの多治見労山パーティと4人パーティが薙刀山に向かって行く。いろいろ考えているうちに、結局、薙刀山周回は多くの人が入るし、今日は条件がいいし、時間もまだ早いので、自分も薙刀山に向かうことにした。 だが、最初の下りが結構なクラストバーンで焦った。幸い、アイゼンのヒールがしっかりしていたので、問題はなかったが、滑落の可能性は十分にあるので注意したい。結局、前爪より、後爪が必要な感じであった。 取り合えず、アイゼンのみで歩いていると多治見労山パーティに追いつく。ここで、ワカンを装着するとのこと。自分もスノーシューにする。彼女たちに、いろいろお話を聞かせていただいたが、結局、薙刀山を往復し、薙刀平から降りるのが、一般的らしい。またまた、スノーシューの装着にはもたつくが、彼女たちを後から追い越し、薙刀山の山頂へ。 山頂近くで、薙刀山を直接降りる3人がいたが、朝、直登ルートを教えてくれた方であった。朝、会話した内容と、今、そこで雪崩の説明をしている内容を聞いて、自分もそこを辿ることを検討。 ほどなく山頂に辿り着く。別山がより近くに見えるのが嬉しい。雪庇の迫力もあるし、スノーシューとしていいコースだったので、来て良かった。山頂は、10人ほどになった。多治見労山の3人に別れを告げ、先行スノーシュー3人の跡を追って下る。気温が上がって、ずり落ちながら降りる。ほどなく、平らな樹林帯の中を気持ちよく歩く。 また、急斜面が出てくるが、結構つらい。先行者の踏み跡を見ると、ライトニングアッセントはグリップしているらしい。このルートをたどると思っていなかったので、自分も持って来なかったのが、多少悔やまれる。まあ、そんなに長くない区間だったので、そんなに苦にはならなかったが。 この先、林道に乗るが、どうやらスノーシューの人は、林道を外れて、牧場跡に降りてしまうらしい。牧場跡に出てみると、爽快な気分だ。振り返ると、野伏ヶ岳〜薙刀山の稜線がきれいに見える。なだらかな丘に上がると、周囲の山々が見渡せる。和田牧場跡石碑を確認すると、杉林の中へ突っ込んで、林道をショートカットする。踏み跡を見ると、みなさん、たくさん遊んでいるようだ(笑) 帰りは、「満天の湯」に立ち寄るが、露天風呂が快適だった。休憩所からは、野伏ヶ岳と左側に小白山が見えたが、野伏ヶ岳以上に見栄えのする山で、結構、入る人もいるようだが、恐ろしそうなので、辞めておくことにする。 |
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コメント
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野武士ヶ岳とは遠征されましたね
快適なスノーシュー登山だったようで何よりです
アイゼンを着けたままスノーシューも履けるとは驚きです。
私もかつて労山に所属していました。
懐かしいです。
コメント有り難うございます。今まで、栃木や福島の低山スノーシューしかやっていなかったので、今回のコースは刺激的でした。
スノーポンは、一度アイゼンを取り外して、スノーシューを取りつけないとならないのと、ベルトの調整が微妙なのが、残念なところです。
労山所属は、クライミングをやるためで、普段は単独行の方が多いです。自分より、レベルの低い人しかいない山岳会は、不満の方が多くて、残念です。
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