クマガイソウを見に入沢川・南高尾山稜を経てヤマツツジ満開の東高尾山稜へ―「目に映る全てのことはメッセージ」


- GPS
- 03:35
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 430m
- 下り
- 422m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
2週間前に見に行き、まだ蕾だった南高尾・入沢川のクマガイソウをYcと見に行くことに。
昨日は午後から雨が降り始め、かなり激しく降ったが今日は朝から晴天。
気温も家を出た7時台でもまだ10℃を切っていてこの時期にしては冷え込んだ。
クチナシの花の時期にはまだ早いが、荒井由実(松任谷由実)の「やさしさに包まれたなら」が似合う爽やかな気持ちのいい朝だ。
そんな気分になったのは昨晩の金曜ロードショーで『魔女の宅急便』を見たからでもあるだろう。
昔は『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』のようなメッセージ性の強い物語の方が好きだったが、最近は『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』がより好みになってきたのは歳のせいだろうか。
昨日が雨だったので、今日は高尾山も混むだろうと思っていたが、まだ早い時間だからか乗り込んだ07:23高尾山口駅着の各駅停車はそんなに混雑していなかった。
先に着いていたYcによると、新宿から直通の急行はそれなりに混んでいたそうだ。
2週間前と同じように国道20号沿いを入沢川へ向かって歩く。
たった2週間で周囲の山の新緑の色がもう濃くなっている。
きれいな黄緑色とはいえ、もうあの芽吹いたばかりの淡い色ではなくなっているのだ。
南浅川町会館のところを曲がればすぐにクマガイソウのある蛇塚。
先週から咲き始めたようなのでもう終わっていないか心配だったが、ちょうど満開で咲きそろっていた。
昨日の雨の雫が残っていて瑞々しい姿で見ることができた。
去年もGW中に来てもう花が終わってしまっていたが、今年は全体的に花は遅めなのかもしれない。
西山峠に向かって、2週間前はちょうど見頃だったニリンソウは昨日の雨に打たれて終わってしまった感じだった。
その代わりに2週間前には全然なかったヤマブキソウがたくさん咲いてきていた。
Ycは色々な種類のスミレが見られることを期待していたようだが、スミレ類の花はほとんど終わっている。
先週、高水三山で覚えたフモトスミレがこの入沢川でも咲いていたが、花はもう終盤だ。
スミレは先週がちょうど見ごろだったようだ。
山の花はどんどん移り変わっていく。
人がいないことを見込んでマイナーピークの泰光寺山に上がったが珍しく人がいて、しかも煙かったのですぐに退散し、フクロウの木彫りのあるベンチで朝食。
コゲラだろうか、ドラミング音を聴きながらの優雅な朝食である。
2週間前に歩いたばかりとはいえ、南高尾山稜から峯の薬師や草戸山は、本当に何度歩いても飽きない気持ちのいい散歩道だ。
ただ、初夏にヤマシャクヤク、初秋にアケボノソウを探して歩いても、なかなか目当ての花に出会うことができない。
草戸山では昨日の雨で洗われたのか、すっきりとした気持ちのいい展望が広がっていた。
東高尾山稜は今がまさにヤマツツジの見頃だった。
ヤマツツジのアーチをくぐり抜けつつ、今年の夏山の計画を話しつつ歩く。
今年の夏は従来の夏が戻ることを期待して。
今日は午後から家の用事があったので、四辻で高尾山口駅へ下りる。
朝とは違って昼近くなった高尾山口駅は大賑わいだった。
「静かな木漏れ日の やさしさに包まれたならきっと 目に映る 全てのことは メッセージ」(荒井由実「やさしさに包まれたなら」)
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