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記録ID: 426101
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ハイキング
中国山地西部

弟見山・オトトミ谷【残された原生林を歩く3】

2014年04月09日(水) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 島根県 山口県
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GPS
--:--
距離
6.4km
登り
515m
下り
501m

コースタイム

7:35白井地区・栗園駐車地-8:25植林地-9:13トチの大木9:25-10:10大滝
10:31大滝-11:03二股-11:22奥の二股-12:00縦走路-12:31展望地13:00-13:08弟見山
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鹿野IC-小峰峠-黒渕-白井・愛宕神社奥駐車地
九州道-中国道-国道315-県道3号・新南陽津和野線
白井地区の栗園から弟見山の稜線が見えます。
2014年04月08日 07:05撮影 by  DSC-HX300, SONY
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白井地区の栗園から弟見山の稜線が見えます。
栗園奥の動物柵がオトトミ谷の入口になります。このゲートの鉄線に高圧電流の注意書きがありました。このあたりは伐採されていない明るい雑木林です。
2014年04月08日 16:06撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 16:06
栗園奥の動物柵がオトトミ谷の入口になります。このゲートの鉄線に高圧電流の注意書きがありました。このあたりは伐採されていない明るい雑木林です。
水流の左岸の踏み跡を進むと木橋が現れますが渡らずにそのまま進む。踏み跡は笹が茂り荒れた岸を過ごすと赤テープのある徒渉点に着く。
2014年04月08日 07:22撮影 by  DSC-HX300, SONY
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水流の左岸の踏み跡を進むと木橋が現れますが渡らずにそのまま進む。踏み跡は笹が茂り荒れた岸を過ごすと赤テープのある徒渉点に着く。
緩やかな沢に二条の小滝を過ぎると突然植林地が現れる。
2014年04月08日 08:38撮影 by  DSC-HX300, SONY
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緩やかな沢に二条の小滝を過ぎると突然植林地が現れる。
植林地を過ぎると赤テープと踏み跡は消える。
この先は沢伝いに歩きやすいところを適当に歩くのですが緩やかな流れに沿いあまり危険なところはありません。
2014年04月08日 09:06撮影 by  DSC-HX300, SONY
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植林地を過ぎると赤テープと踏み跡は消える。
この先は沢伝いに歩きやすいところを適当に歩くのですが緩やかな流れに沿いあまり危険なところはありません。
やがて森の様相は一変する。見上げるほど樹高が高いトチやサワグルミの枝に頭上高く覆われる
2014年04月08日 09:40撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/8 9:40
やがて森の様相は一変する。見上げるほど樹高が高いトチやサワグルミの枝に頭上高く覆われる
2014年04月08日 09:40撮影 by  DSC-HX300, SONY
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2014年04月08日 09:56撮影 by  DSC-HX300, SONY
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両岸に巨大な樹が次々と現れ圧倒された。
2014年04月08日 09:58撮影 by  DSC-HX300, SONY
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両岸に巨大な樹が次々と現れ圧倒された。
ネコノメソウかな
2014年04月08日 10:02撮影 by  DSC-HX300, SONY
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ネコノメソウかな
この森の主が現れた。この画像ではあまりスケール感がありませんが胴周りは大人3人が手を繫いでも囲めない位あります。枝や根があまりに立派で近寄ると今にも歩きだしそうな空気を感じる((+_+)) 風格や気品も備え周囲を圧倒する雰囲気のこの大トチはまさにこの谷の象徴的存在です。なぜかこの大トチの周りだけ樹木がありませんでした。
2014年04月08日 10:15撮影 by  DSC-HX300, SONY
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この森の主が現れた。この画像ではあまりスケール感がありませんが胴周りは大人3人が手を繫いでも囲めない位あります。枝や根があまりに立派で近寄ると今にも歩きだしそうな空気を感じる((+_+)) 風格や気品も備え周囲を圧倒する雰囲気のこの大トチはまさにこの谷の象徴的存在です。なぜかこの大トチの周りだけ樹木がありませんでした。
圧巻の桂の大木
天から降って突き刺さったようだ
2014年04月08日 10:47撮影 by  DSC-HX300, SONY
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圧巻の桂の大木
天から降って突き刺さったようだ
2014年04月08日 10:55撮影 by  DSC-HX300, SONY
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2014年04月08日 10:58撮影 by  DSC-HX300, SONY
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滝壺にゴギの魚影が見えた。いまや絶滅危惧種指定のゴギはイワナ類では世界最南端に棲息する亜種。標高700m以上で夏でも水温が20℃以下できれいな水質の沢にしか棲めないという。
2014年04月08日 08:16撮影 by  DSC-HX300, SONY
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滝壺にゴギの魚影が見えた。いまや絶滅危惧種指定のゴギはイワナ類では世界最南端に棲息する亜種。標高700m以上で夏でも水温が20℃以下できれいな水質の沢にしか棲めないという。
まさに西中国山地では美しい生態系の象徴ともいうべき生き物
2014年04月08日 08:22撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/8 8:22
まさに西中国山地では美しい生態系の象徴ともいうべき生き物
ここは一体何処なんだ
谷の両側に立ち並ぶ巨人達。
高い視線で見下ろされながらここを通過する
2014年04月08日 11:08撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 11:08
ここは一体何処なんだ
谷の両側に立ち並ぶ巨人達。
高い視線で見下ろされながらここを通過する
水は澄みきっている
2014年04月08日 11:11撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/8 11:11
水は澄みきっている
原始の森を彷徨える
素晴らしいフィールドです
2014年04月08日 11:17撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 11:17
原始の森を彷徨える
素晴らしいフィールドです
2014年04月08日 11:32撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 11:32
2014年04月08日 11:35撮影 by  DSC-HX300, SONY
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2014年04月08日 11:39撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/8 11:39
この谷最大の滝は右岸を高巻きます。この高巻きは掴める樹木のない斜面のトラバースがあり慎重に行く。穏やかな渓相のこの谷で唯一の豪快さ。
2014年04月08日 12:00撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 12:00
この谷最大の滝は右岸を高巻きます。この高巻きは掴める樹木のない斜面のトラバースがあり慎重に行く。穏やかな渓相のこの谷で唯一の豪快さ。
その上の小滝
2014年04月08日 12:10撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 12:10
その上の小滝
再び流れは穏やかになり周囲はブナが拡がる
2014年04月08日 12:12撮影 by  DSC-HX300, SONY
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再び流れは穏やかになり周囲はブナが拡がる
水流が消える
2014年04月08日 12:40撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 12:40
水流が消える
最後の二股は右。稜線まで僅か50mなのに猛烈な藪こぎが待ってました(>_<)
2014年04月08日 12:26撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 12:26
最後の二股は右。稜線まで僅か50mなのに猛烈な藪こぎが待ってました(>_<)
稜線に這い上がったところ。もうヘロヘロです。
(標高925m)
2014年04月08日 14:02撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/8 14:02
稜線に這い上がったところ。もうヘロヘロです。
(標高925m)
弟見山の南ピークから鋭い莇ヶ岳への稜線。
いい眺めです
2014年04月08日 13:19撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/8 13:19
弟見山の南ピークから鋭い莇ヶ岳への稜線。
いい眺めです
山口県側の上部斜面も自然林ですね。
2014年04月08日 13:22撮影 by  DSC-HX300, SONY
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山口県側の上部斜面も自然林ですね。
このすばらしい展望を見ながらコーヒータイム(^^)
昨日購入したサーモスです。
2014年04月08日 13:27撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/8 13:27
このすばらしい展望を見ながらコーヒータイム(^^)
昨日購入したサーモスです。
縦走路で踏みそうになりました
2014年04月08日 13:37撮影 by  DSC-HX300, SONY
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縦走路で踏みそうになりました
山頂到着
2014年04月08日 13:39撮影 by  DSC-HX300, SONY
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山頂到着
2014年04月08日 13:40撮影 by  DSC-HX300, SONY
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栗園だ!無事帰った〜
2014年04月08日 16:05撮影 by  DSC-HX300, SONY
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栗園だ!無事帰った〜
撮影機器:

感想

弟見山の島根県側白井谷に伐採の危機を免れた太古の森が残されています。昨年歩いた右ヶ谷の北側尾根の向こうにその谷はありました。文献、記録を調べるとオトトミ谷の奥に荘厳のトチの森が存在するとの記述を見つけわくわくしました。オトトミ谷の入口は栗園の奥側の動物柵ゲートです。ゲートをくぐると踏み跡が谷へと続いていた。谷の入口付近は隣の右ヶ谷のような明るい雑木林です。さて谷の水量は右ヶ谷より少し少ない位か。地形図を見ても等高線間隔が上流まで広く緩やかな谷なのが解かる。谷の入口から多くの赤テープがあるがこれは中流部の植林地へ導く林業関係者の為のもののようです。これを頼りに谷を遡る。何度も徒渉を繰り返しますが水量が少なければそのまま沢床を歩いていけそうです。中流部で急に植林地が現れる。炭焼き跡の石垣や酒の一升瓶が転がっていて人の匂いを感じる。植林地を過ぎると今までの目印は全く無くなり原生林の沢に入る。その先、見たことのない原始の森の姿に言葉を失った。森の巨人たちに見下ろされながら回廊を通過する。ここは何処なんだ(^o^)丿

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