記録ID: 4286334
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ハイキング
京都・北摂
番外編 今城塚古墳と継体天皇陵(高槻)
2022年05月14日(土) [日帰り]
体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 03:01
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 21m
- 下り
- 17m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路:阪急総持寺駅 |
写真
感想
能の演目の一つ「花筐(はながたみ)」に登場する第26代継体天皇は、
知る人ぞ知る異色の経歴。応神天皇からの5世孫ながら、58歳で
皇位継承。それまで住んでいた越前国味真野(福井県)を離れ、樟葉
宮(くすは=現枚方市楠葉くずは)、筒城宮(つつき=現京田辺市=旧綴
喜郡)、弟国宮(おとくに=現長岡京市=旧乙訓郡)と遷り住んだ後、
即位後約20年の月日を経て都(大倭)入り。
複雑な経歴同様、御陵もまた、宮内庁と歴史学者たちの間で説が分
かれているという。
御陵は茨木市の太田茶臼山古墳ということになっているが、近年は
高槻の今城塚古墳がそうではないかという研究が進む。いずれ天皇
陵として宮内庁から認知されれば、今城塚古墳への一般人の立ち入
りはできなくなるだろう。
そこで、平地トレーニングを兼ねて、高槻駅から今城塚古墳(いまし
ろ大王の社)に向かった。
まずは駅前でうどんを食し、負荷をかける。このとき天ぷらも食べ
たのが失敗。揚げ物を消化するため多くのヘモグロビンに動員がか
かった。ほとんど出歩くことのなかった一ヶ月間で腰回り足回りの
筋肉はすっかり貧弱になり、久々に関節の痛みを堪えながらの一万
メートル。足裏ではにわかにできたマメが痛みのハーモニー。
若さをとうに使い切った者は、己の忍耐だけが頼り。心の花筐に山
野の草花を摘み集め、鳥獣の声に耳を澄ませながら、この世の持ち
時間を乗り切りたいものだ。
来月、継体天皇即位の年齢に追いつく予定。成り行きに任せて数奇
な運命を辿りし男大迹王(をほどのおおきみ=継体天皇)に、親近感
覚ゆる者に御座候。
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