高清水山地・赤祖父ため池から廃遊歩道経由で扇山往復


- GPS
- 04:07
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 882m
- 下り
- 884m
コースタイム
- 山行
- 3:36
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:07
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地形図に記載のある、水道施設東側にあるため池から赤祖父林道へショートカットする歩道は実在するが、長らく人の手が入っておらず、邪魔な木の枝が多い。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
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感想
5月21日に地元・富山県の南砺市にある赤祖父ため池から扇山に登って来た。このコースを選んだのは、
・登山口(歩き始め箇所)から頂上までの標高差が700 m(登り2時間の目安)以上ある。
・午前10時までに帰宅できる。
・これまで登ったことがない。
以上の3つの条件に合致する山がここしか見つからなかったから。扇山まで登ったのにその隣の赤祖父山まで足を伸ばさなかったのは、午前10時までに帰宅できなくなるからだし、扇山・赤祖父山登山口までクルマで入らなかったのは標高差700 mを満たさないから(苦笑)。
スタートとなる赤祖父ため池の駐車場には、夜が明けた4:40頃に到着。平成の合併前までの富山県の自治体のなかで一番知名度が低かった(県民にも知られていなかった)旧・井口村に来たのは、今回が初めて。支度を済ませてから、4:52に出発。ゴルフ場の脇の道路を往き、林道に入る。地形図には林道沿いの(赤祖父ため池とは別の)小さいため池から赤祖父林道へショートカットするような歩道が描かれている。『Googleストリートビュー』でこの歩道が描かれてるため池辺りを事前に確認したら、確かにため池のほうに道が分かれてる。しかし、歩道の出口に当たる林道のほうを『Googleストリートビュー』でみても、とても歩道が合流して来てるふうにはみえなかった。もし、このため池からの歩道が歩けそうなら使うし、ヤブが酷くて歩けないようならクネクネとカーヴが多い林道を道なりに行くだけだ…そう思いながら歩いてると、件のため池に到着。とても歩道があるようにみえなかったけど、確かめてみると、池のほとりを廻り込んだ先に歩道があった! しかも、階段状に整備された遊歩道だ! 喜んでこの遊歩道に足を踏み入れると、すぐに倒木…(苦笑)。この倒木を境に整備状況が悪くなり、伸びた木の枝が歩行を妨げる箇所多数。しかし、道の形はハッキリしており、ある程度山慣れたひとなら難なく歩けるだろう。この遊歩道は旧・井口村が整備、合併して南砺市になってから見捨てられた…と、予想(苦笑)。遊歩道は途中で二手に分かれる。左手の道のほうがこれまでの延長のように階段状に人の手が入ってたので左手の道に入ったけど、途中から道は下り基調となり、「別の場所に連れてかれる!」と察知し、元の分岐まで戻った。右手の道に入ると、一段下にさっき歩いた左手の遊歩道がみえていたけど、こっちは下ることなく、やがて林道の脇に出た。林道への出口は雑草に覆われており、道があると知っていないとまず気づくことは無いだろう(苦笑)。
林道に出てからは散居村の展望をみながら道なりに往く。天候は曇りのため、遠くのほうは海なのか霞んでるのか、判らなかった。丸山展望台の分岐を過ぎ、5:44に扇山・赤祖父山登山口に到着。ここから再び山道に入る。ひと登りで尾根に乗り、歩く方向が90°変わる地点では開けてて見通しがよい。ヤセ尾根歩きは長くは続かず、溝の底を歩くようになえう。折れ枝がたまってて歩きにくい。登山開始から70分経った地点で、一旦休憩。休憩後さらに急坂を登ってく。坂が急なだけあってどんどん高度を稼いでく。不意に花火の音がパン!パン!鳴ったので、時計みたら6時半。運動会のシーズンなので麓の小学校か中学校の運動会開催の合図だろう。これまた廃道感が漂う林道を横断すると道宗道が通る主稜線は近く、6:59に扇山分岐を通過。扇山分岐から一旦鞍部に下り、扇山への登りとなる。ここまで雪は全くみなかったけど、扇山への登りでようやく小規模な残雪のうえを歩いた。たぶん、1週くらいで解けるだろう。扇山には7:10に到着。あまりにも山頂らしさが希薄なので、スルーしてしまったくらいだ(苦笑)。道が下り始めたので「もしや?」と思って引き返したら、クマにかじられたと思しき山名標があった(苦笑)。事前に登録した登山計画では赤祖父山まで足を伸ばすことになってたけど、最初から扇山までのつもりだった。時間的にもちょうどいい頃合いだし。11分休憩して展望も何も無い扇山の頂上を出発。往路を戻るだけだけど、さすが道宗道、まだ7時台という早い時間にもかかわらず、2人も登山者とすれ違った。その代わり、扇山分岐で道宗道から外れると1人の登山者にも出会わなかった…(苦笑)。8:13に扇山・赤祖父山登山口まで戻ったけど、ここの下りの最後の100 mは乾いた土が滑りやすく、手でつかむものも乏しいので、全コース中一番危険かも…(汗)。
帰りも廃遊歩道を経由し、8:59に赤祖父ため池の駐車場に戻った。
地形図に掲載されてるけど、少なくとも『ヤマレコ』の先達諸氏の記録からは確認出来なかった「謎の歩道(廃遊歩道)」を探検することが出来て、個人的には大満足。この手の廃遊歩道は一般的にヤブ漕ぎだらけのことが多いけど、ここは倒木が1ヶ所のほかは木の枝がうるさい程度なのでもっと歩かれてもいいと思うケド(笑)。
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