記録ID: 430996
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ハイキング
東海
貝月山
2014年04月19日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 801m
- 下り
- 797m
コースタイム
長者の里駐車場8:30−猿後家地蔵8:50−9:10少将の滝9:20−崩壊地点9:30(ここを高巻きして南の尾根へ入り、ブッシュの中で3時間難渋する)ー12:30
ブッシュの中で昼飯12:50−正規の登山道13:00−13:30貝月山頂13:50−
小貝月山14:10−長者分岐14:50(1/25,000地図のルート確認で時間をくう)ー三段の滝15:40−少将の滝16:10−16:40駐車場帰着
ブッシュの中で昼飯12:50−正規の登山道13:00−13:30貝月山頂13:50−
小貝月山14:10−長者分岐14:50(1/25,000地図のルート確認で時間をくう)ー三段の滝15:40−少将の滝16:10−16:40駐車場帰着
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口駐車場から50分ほど、少将の滝から10分ほどのところに登山道崩壊地がある。距離は10mほどであるが風化して砂状になっており滑りやすいし、大木が傾斜してかぶさった状態にある。川底までの高さは30mほどもあって、落ちれば命に係わる状況になる。ロープはあるが体を預けられるような状況ではない。帰り道で出会ったご夫婦はこの地点まで登って来たが、危険を感じて引き返し、北側のスキー場の方へ回って登ってきたと話しておられた。それが正解のようである。自分は高巻くつもりで足跡をたどって上へ回ったが、傾斜がきつく、手がかりになる樹木もほとんどないので高度が上がった分,かえって危険度が増す状態である。仕方ないから尾根近くまで上がって勾配が少しゆるくなったところで谷まで降りたが、今度は登山道が見つからない。よくよく地図を見ると登山道は崩壊地から少し上流で北の沢へ入っているようだ。谷を下るのは危険だし、たどってきた急斜面を引き返すのもなお危険な感じがするので、尾根まで登り返して尾根通しで小貝月山まで登ることにした。しかし、これがなかなか大変であった。尾根の頂部は雪が融けたばかりで木は横倒しになっているし、所々にあるシャクナゲの群落は前が見えないほど小枝が絡まっていて入り込むと身動きができないほどである。脇へ逸れようとしても南斜面は急こう配の猛ブッシュ、北斜面は樹木はないが手がかりの無い急斜面で危険である。身の安全を考えれば時間はかかっても尾根のブッシュをかき分けて進むしか選択肢がないことになった。結局2kmほど進むのに3時間を要し、出発してから5時間かかってやっと頂上にたどり着いた。この間に長年愛用してきたスントの高度計付時計とコンパスはなくすし、ズボンは破れるし、擦り傷だらけで腰は痛くなるし・・・と、最悪の状況である。帰りは崩壊地を渡る覚悟で正規の登山道を下った。その崩壊地を大木につかまりながら渡ったが、渡る途中で張ってあるロープがザックにかかって動けなくなってしまった。しゃがみこんで外したが、しゃがむと爪先立ちになるので足元の土砂がガサっと崩れて冷や汗をかいた。いろいろあって今日の登山は反省の多い山行になってしまった。しかし、無事帰れてヤマレコを書けるのが何よりである。なお、国土地理院の1/25,000地図にある登山道は今はなく、小貝月山から少し下ったところから東に分岐する笹薮の中の道が正規のルートとなっている。登山口の長者の里にはいろいろな施設があるが、貝月山への登山案内は全くないようである。登山道がこのような状態であるので案内を控えているのかもしれない。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザック 1 25ℓ
登山靴 1 布製
雨具上・下 1 ゴアテックス
コンパス 1
高度計付時計 1
ヘッドランプ 1
小型ナイフ 1 アーミーナイフ
非常食 各1袋 乾パン、氷砂糖
スパッツ 1 ロング
小型デジカメ 1 替え電池
携帯電話 1 充電器
地図 1 1/25,000
筆記用具 1 ボールペン
ツェルト 1
軽アイゼン 1 4本爪
笛と熊除け鈴 1
折りたたみ傘 1
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感想
簡単に登れると高をくくって出かけた貝月山であったが、崩壊地点を高巻する安全策を取ったつもりが、ルートをそれて激藪に入り込んでしまい、えらい目に合った。油断大敵である。帰り道でも崩壊地を渡るとき、ザックが張ってあるロープにかかってしまって冷や汗をかいた。もし、引っ掛かっているのを気付かずに飛んだりしたらえらいことになっており、この報告など書いておれない事態になっていたと思われる。振り返ると今でも背筋が寒くなる思いである。皆さんも十分気を付けて安全登山を心掛けていただきたいと思います。
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