十二ヶ岳
kwskyk
体力度について
- GPS
- 04:34
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 779m
- 下り
- 768m
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- 山行
- 3:52
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 4:28
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
急登が多く、山頂近くはロープが続く。梯子も1箇所あり。設置されてる分登りやすいが油断すると砂利で滑る。落石（自分が落とさないように）に注意。 |
| その他周辺情報 | いずみの湯（温泉。900円、割引券で100円引き。） |
写真
拍手ランチは駅前のほうとう屋さん。山梨に来たらやはり。野菜たっぷり、味噌だけどあっさりしてて美味しい。
実際に登るのはもう一つのほう。
予定より20分ほど遅い。ここまでも2キロほど歩いたけど。
みそまんは春華堂。うなぎパイのメーカーだよね…。名古屋土産を作ってるとは知らなかった。
美味しい。
13:25 ほぼ予定どおり降りた。20分遅く出たことを考えたら上出来か。
バスの時間（14:18）までしばらくあるので、登山口すぐそばの温泉で汗を流した。
20分遅く出たことを考えたら上出来か。
バスの時間（14:18）までしばらくあるので、登山口すぐそばの温泉で汗を流した。
感想
最近リーダーがテント泊に目覚めてしまったので、いや正確には目覚めようとしていて、テント泊＆そんなにきつくない登山、を計画した。しかし、最近のキャンプブームはすごい。のんきに構えていた我々は、富士五湖のキャンプ場に前乗りして翌日登山することを計画したのだが、キャンプ場が満員だということが発覚、あえなく計画の変更を余儀なくされた（テントを張る練習までしたのに、しくしく）。で、リーダーの次善策は、富士五湖のホテルに泊まって翌日登山、であった。リーダーは、お気に入りのユーチューバー登山家が紹介していた西湖北側の十二ヶ岳を強く推し、幸いその周辺の宿が取れたため、計画は決定。残雪の富士山が期待できる山行だ。
前日は早めに入って、河口湖のそばにある世界遺産センターを見学した、静岡県にも同じ名前の資料館？があってややこしい。入館無料なのは太っ腹、というか有難い。ゆっくり見物して名物ソフトクリームなども食してから宿へ直行。チェックイン予定より早く着いてしまったが、ほとんど待たずに部屋に案内してもらえて有難かった。
宿は西湖の南側にある。十二ヶ岳は西湖の北側にあるので、登山口まで30分ほど歩くことになるのだが、時間もあるのでソフトクリームが早く消化されて晩御飯がしっかり食べられるように下見をすることにした。西湖の北側に回るといくつもキャンプ場があり、そのうちの一つで予約状況など聞いてみた。そのキャンプ場ではこれまで予約制ではなかったが土日はとても混んでいるようで、10時半（？）チェックインために6〜7時から待っている方もいるとのことであった。ちょっとびっくりである。ホテルよりキャンプ場の方が予約を取りにくい今日この頃のキャンプ人気。すごいなあ。
翌日は朝食をキャンセルして早く出るつもりだったが、宿の人が朝食時間を早めてくれたのと、リーダーの「どうしても『ホテルオムレツ』を食べたい」という隠された明白な意思が表示され、スタートが遅れるのを覚悟で、美味しく朝食をいただきました。天気は快晴である。某おやつ氏の山行が毎回晴天なのに比べ、我々はそんなに日ごろの行いが悪いのか(たぶんそうだ)、と思っていたのだが、今日はばっちりである。まだ見えていない富士山の雄姿に思いを馳せながら登山口へてくてく歩いて行った。
我々が登る登山口は自由キャンプ場のすぐそばにある。のっけから急登が始まる。そもそも距離は5�劼靴�ないのに高低差が800m近くもあるのでかなりの急登であることは予想していた。ぐんぐん高度を上げていく感じで（いや、ぐんぐんは言い過ぎですな。よく言って着々とぐらいで）登っていく。登山口の辺りからはちらっと富士山の頂上付近が見えていたのだが、登りながら振り返ると木々の隙間から富士山の頂上が少しずつ大きくなってくる。十二ヶ岳の山頂が絶景なのはリサーチしていたので、山頂に着くまで何とか雲が掛からないで欲しいと祈りながら登った。涸れ沢を横切って一旦なだらかになったのち、また急登が始まる。富士はまだ木々の狭間にある。
「地蔵」という場所を過ぎてしばらく行くとロープが頻繁に出てきた。ストックが邪魔だと思いつつも登っていき、はしごもクリアすると、視界が開ける場所に出た。絶景だ！ 西湖の向こうに広がる富士の裾野、残雪を被った山頂。いやこれはすごい、しばし見とれてしまった。
しかし、この場所は、ロープが連続するアルペンムード満載の登山路の途中である。写真を撮ったらすぐに山行再開。このあたりは筆者が大好きなミツバツツジがまだ残っていて、富士山頂の白といいコントラストを作っていた。
体力のなさを痛感しつつロープを頼りに（本当は頼ってはいけない）登り続けると、毛無山方面からの合流点に出た。これまでほとんど追い抜かれなかったのは、我々が速いからではなく、皆さん毛無山方面から縦走してくるからなんですね。このルートだと登山地図には危険個所や吊り橋の印があって、我々が行くにはかなりの覚悟が要るようだ。特に吊り橋がいけない。筆者は家の近所の歩道橋ですら怖いのである。さらにその歩道橋でカラスに襲われとことさえある。だから歩道橋とカラスは嫌いである。まあ、そんなことはどうでもいい。話を戻す。
合流点から山頂まではすぐであった。山頂は狭く、祠が2つほどあって、南向き、つまり富士山方面の木を伐採して、雄大な富士山と西湖を望めるようになっている。すそ野までしっかり見える富士山の美しさは格別である。この方向からだと宝永火口が隠れることもあって、均整がとれているし、湖の向こうにそびえているのもいい。水があると山が引き立つのだろうか。駿河湾越しの富士山もそうだが、八方池越しの白馬岳、富山湾の向こうの立山連峰、など枚挙にいとまがない。いつまでも見ていたい衝動にかられながらも、山頂をあとにすることにした。
帰りは来た道を戻る。ミツバツツジと富士山のコラボを写真に収め、ロープの連続する急斜面を注意深く下り、だんだん木々に阻まれていく富士山を名残惜しく見ながら下りていく。出発が遅くなったこともあって、バスに乗る前に温泉につかれるか微妙だったが、そこはさすがリーダーである。きっちり合わせてきて、ほぼ元の予定時間通りに登山口に戻ってきた。それでもそれほど時間はないので、さっとひと風呂浴びてバスに乗るつもりだったが、いづみの湯に行ってみると、混雑のため入場制限と書いてある。しかし、人が並んでいるわけではない。受付の人に聞いてみると入れるとのことだったので、急いで利用させてもらうことにした。時間の都合でゆったりつかるというわけにはいかなかったが、登山口で汗を流すことができるのは有難い。さっぱりして、近くのバス停まで行き、河口湖駅行のバスに乗った。
予定していた列車まで時間があったので、ここでもソフトクリームを食べることにした。ここでビールを頼むとリーダーの目が槍ヶ岳のように険しくなるのだが、ソフトクリームだとそれは感じられない。本人も同じものを頼んでいるからだろうか。これからはダイバーシティの時代である。十人十色でいいのである・・・。いや、これ以上書くと歩道橋より怖いことになりそうに思えてきたのでこのあたりでやめておく。
さて、筆者は帰りも富士回遊という特急列車を利用した。列車の中からも富士山がよく見える。いい天候に当たったことに感謝。次の登山も晴天になるように、いろいろ反省して、日ごろの行いをよくしようと思った。 (完)
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