ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 434624
全員に公開
山滑走
鳥海山

鳥海山 (吹浦口から山頂往復)

2014年04月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:22
距離
14.9km
登り
1,359m
下り
1,342m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:28駐車スペース-10:07御浜小屋-10:50千蛇谷への下降(トラバース)-12:26鳥海山(新山)山頂-12:55山頂発(滑走開始)-13:12トラバース-14:43駐車スペース
天候 ・快晴、後薄曇り
・扇子森付近は弱風
・風がないと照り返しが強くて暑い
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・大平山荘の少し上の駐車スペースを利用。到着時(8:12頃)の気温約9℃。帰り(15時頃)の気温約7℃。
・ブルーラインはこの時期8時〜17時の間のみ通行可。この日は路面に凍結はなかったが、雪壁が高いところも多い。
コース状況/
危険箇所等
・登山口からはまず雪壁を登る。ステップがあり助かった。
・積雪は豊富。登山口から山頂まで雪は途切れない。雪質は全編にわたりザラメ。凍った個所なし。
・扇子森を過ぎて千蛇谷に下りる個所は要注意。トラバース気味に距離を稼いで谷に下りる。基本的に夏道に沿って下りるのが正しいようだ。
・千蛇谷は広いが、それでも両側から落雪・落石あり。
最初の斜面を上がったあたり。遠くに霞んでいるが海が見える。
2014年04月27日 09:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
4/27 9:08
最初の斜面を上がったあたり。遠くに霞んでいるが海が見える。
正面に目指す本峰が
2014年04月27日 09:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
4/27 9:51
正面に目指す本峰が
御浜小屋はまだ雪の下
2014年04月27日 10:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4/27 10:07
御浜小屋はまだ雪の下
鳥海湖があるらしいのだが
2014年04月27日 10:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
4/27 10:07
鳥海湖があるらしいのだが
白の世界
2014年04月27日 10:34撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
4/27 10:34
白の世界
要注意のトラバースポイント
2014年04月27日 10:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
4/27 10:48
要注意のトラバースポイント
千蛇谷に下りたところ。ここは日本か?
2014年04月27日 11:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
4/27 11:05
千蛇谷に下りたところ。ここは日本か?
緩い傾斜なので歩きやすい。
2014年04月27日 11:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
4/27 11:16
緩い傾斜なので歩きやすい。
きれい
2014年04月27日 11:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
4/27 11:53
きれい
きれいだけど落ちてこないで欲しい
2014年04月27日 12:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
4/27 12:03
きれいだけど落ちてこないで欲しい
新山へ最後の登り
2014年04月27日 12:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
4/27 12:20
新山へ最後の登り
七高山方面
2014年04月27日 12:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
4/27 12:20
七高山方面
新山
2014年04月27日 12:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
4/27 12:33
新山
下り始め
2014年04月27日 13:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
4/27 13:01
下り始め
快適なザラメ雪がどこまでも続く
2014年04月27日 13:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
4/27 13:05
快適なザラメ雪がどこまでも続く
滑っても滑っても快適
2014年04月27日 13:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
4/27 13:07
滑っても滑っても快適
扇子森付近から見た本峰
2014年04月27日 13:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
4/27 13:59
扇子森付近から見た本峰
小屋付近までは旗竿が立ててある
2014年04月27日 14:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
4/27 14:17
小屋付近までは旗竿が立ててある
駐車スペースが見えた
2014年04月27日 14:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
4/27 14:36
駐車スペースが見えた
雪壁の状態。写真正面にステップがありここから登る。
2014年04月27日 15:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4/27 15:09
雪壁の状態。写真正面にステップがありここから登る。

感想

昨年5月中旬に訪れた鳥海山だが、今年は4月のGW連休を利用して再訪した。前回は下降のポイントが分からずに文殊岳付近まで登って滑って降りてきたが、今回は千蛇谷に下りて無事新山山頂まで足を延ばすことができた。

8時少し前にブルーラインのゲート到着。ゲート前には既に車の列ができていた。8時ちょうどにゲートが開き待っていた車がなだれ込む。15分ほどドライブして吹浦口付近の駐車スペースに車を停めるが、多くの車はここを素通りして先へ行く。象潟口へ行くのだろうか。ゲートは17時までしか開いていないので、さっさと支度を整えて出発。雪壁は高いが、幸いにしてステップがありスキー板を片手に持ってよろよろ登る。登った上でスキーを履いてシール歩行開始。

登山口から最初は急斜面だが、それをこなすと緩斜面が延々続く。雪質はザラメで気温が高い割には腐っていない。吹浦口を選ぶ登山者・スキーヤーは少ないらしく、歩き始めて30分くらいは誰も見かけなかったが、象潟から登ってきたと思われるスキーヤーが途中から見られた。やはり一般の登山者よりは、スキーを使った人が圧倒的に多い。

風は時折、と言うよりも場所によって吹き付けるため、今日は初めからアウターはハードシェルを着込んだ。その代わりにミドルは省いてザックの中。結局今日はずっとこのままの服装で歩くことができ、ミドルは一度も着る機会なし。

御浜小屋付近まで来ると鳥海湖があるはずの平原が見えた。この時期はまだ水はなく、ただ雪原が広がっている。この辺りから扇子森付近までは行きも帰りも風が強くて難儀した。扇子森まで登ると鞍部まで一旦下る。行きはシールを付けたまま滑ったが、帰りはここをスキーを担いでつぼ足で歩いた。夏道ではそろそろ千蛇谷へ向かう箇所に出るのだが、今回はどうなっているか?と思うと、トレースがそれらしい方向にあったため向かう。予想は当たり、谷へトラバースをしながら下りている。ただ、まだ歩いた人は少ないと見え、トレースは心許ない。念の為、クトーを付けて慎重に歩きだす。滑落しても死にはしないと思うものの、ダメージは必須なので一歩一歩丁寧に歩く。時間にして10分強だったと思うが無事千蛇谷に下りることができた。

谷から見上げた鳥海山の外輪は見事だった。去年より時期が早いため、雪も多く、汚れていない。日本離れした風景を見ながら歩を進める。斜度は緩やかで、ジグザグで登る必要は全くない。谷に下りて1時間20分ほどで新山山頂付近まで到達。ここまで来ると、他の登山口、恐らくは祓川ルートから登ってきたと思われるスキーヤーが多く見られた。しばし休憩をし、滑る準備をして出発。

雪質はこの日は下から上までずっとザラメだったが、標高の高いところはやはり快適なザラメだったが、標高の低いところは午後は水分の多いザラメで滑るのは少し厄介だった。が、千蛇谷にいる間は快適そのもの。景色も素晴らしいので、一気に滑るのではなく少しづつ標高を下げ、写真を撮りつつ先に進む。1,815m付近まで滑ってくると、朝トラバースした斜面に到着。先行のパーティがシールを張っていた。自分は帰りはアイゼン歩行したが、既に多くのスキーヤーによって立派な道ができていたので、スキー+シールが帰りに関しては正解だったかもしれない。スキー操作の上手なパーティは、帰りはシールを張らずにこなしていた。自分には到底真似できない。落ちても死なないが、登り返すのはかなり骨が折れるだろうし。

トラバースを無事こなして再度スキーを履く。が、扇子森の登りまでわずかな距離しか稼ぐことはできず、再度背負って歩くことに。丘の上に出たところで再々度スキーを履いて滑走開始。緩斜面が続き、最後、滑り甲斐のある斜面を1つこなして駐車スペースに到着。朝の時と車の台数はほとんど変わらず、ここから山頂方面を目指す人は少ないようだった。

帰り道、R7バイパス沿いの桜が満開の状態。いい時期に訪問できたとあらためて思った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:986人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 鳥海山 [日帰り]
鳥海山 大平ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら