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Yamareco

記録ID: 43709
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳

2009年07月25日(土) 〜 2009年07月27日(月)
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allex その他1人

コースタイム

25日:上高地6:00−横尾9:10−ロッヂ槍澤11:10−天狗原分岐13:25−15:05ヒュッテ大槍(泊)
26日:ヒュッテ大槍5:50−6:20槍ヶ岳山荘7:40−槍ヶ岳8:05−8:20槍ヶ岳山荘9:00−中岳10:20
    ー11:20南岳小屋(泊)
27日:南岳小屋7:25−天狗原分岐7:40−天狗池9:10−分岐10:00−横尾13:40−16:35上高地
天候 3日間雨にやられました
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
コース状況/
危険箇所等
1日目:当初は4日かけての穂高ゴールデンルートを予定していたが、天気の回復が見込めないため
上高地〜槍沢〜槍〜南岳〜大キレット〜北穂高〜涸沢〜上高地をめぐることとし、上高地をスタート
横尾までは時々日がさしていたにもかかわらず、槍沢沿いの道に入ったとたん雨が降り始め、雨支度を整える
10:50にロッヂ槍澤着、腹ごしらえをしていると、高校生の山歩研修隊、50名ほどが到着、大天井から縦走
稜線の風が強く槍はあきらめて下山してきたらしい。吉祥寺方面S城高校の生徒さん”品のよい顔立ち”
悪天山行・・山が嫌いにならなければいいけれど。
槍沢に泊まるには少し時間が早い、しかし上まで歩いて、雷が来たら逃げ場がない、イノッチとこれからに
ついて相談。小屋のお姉さんに天気予報を聞くと「今のところ雷注意報はなし、昨日も同様の天気で雷なし、
約束はできないけれど雷の確率は低そう」とのこと、ヒュッテ大槍まで足を進めることとした。
槍沢は水量が多くゴウゴウと音をたて、横尾尾根からは雨と雪解け水が混じり幾筋もの滝がドウと落ちている。
大岩の前後から急登が始まる、しばらくは花を愛でながら余裕を持って登っていたものの
坊主岩の「→ヒュッテ大槍」の看板を過ぎてから、道はジグザグに急登が続く。しかし、いっこうに小屋が見えない。
2人とも疲れ果て、だんだん無口になってきた・・・雨は大ぶりになるし、ここで雷がやってきたら、
ザックを捨ててあそこのハイマツに潜り込むしかないな・・なんて心配事が頭の中をグルグル
ヒュッテ大槍に到着、ずぶぬれの私たちに「これでふいてください」と白いタオルを温かい心使いに深く感謝。
濡れた雨具、ザック、その他を乾燥室に干していたら、雷が鳴り始めた。あーよかった。
ヒュッテ大槍の夜ごはんは噂の通りウマウマ、以前の小屋マスターが洋食のコックさんだったそうで
洋風の御馳走(鳥肉のちーずホイル焼き、タコきゅうりトマトのビネガー和え、お芋のグラタン風‥)
そのうえ白ワインが一杯サービス、私はイノッチの分までいただきました。ヘヘヘうまかった。
2日目:曇りぐらいだといいなあ・・と期待して起床、やっぱり雨でした。5:50槍ヶ岳肩の小屋を目指して出発
霧雨の中肩の小屋着、ツアー山行の人たちが出発していった。小屋の兄さんにきたところ、7:00過ぎると
風が弱くなりそうとのことで、ゆっくりとお茶タイムとする。7:40小屋発。「誰もいない槍ヶ岳山頂」ふたりきり
風はやんで穏やかだけれど、霧で視界0。記念撮影をして早々に下山する。
肩の小屋に戻り、これからのどこまで進むかを相談し、南岳小屋(泊)を前提に進むこととした
稜線は思ったほどの強風ではないものの、飛騨側から絶えず風が吹きあがってくる。
信州側の岩陰で風をよける雷鳥に会う。以前この道を逆から歩いた時は体力がなくゼイゼイしていたことを
思い出す。南岳小屋着、雨がやみそうもないため今日はここまで。
南岳小屋談話室で【1986年岳人夏の別冊】を発見、当時の山行ファッションは短パンが主流、約20年前の
山スタイルを研究、山靴(3万円代)やゴア雨具(2万円代)と現在と値段が変わらない。
翌日大キレットへ進むか、下山するか、下山するとしたら槍平か天狗原かを話し合う。
天候が回復しなければ、下山、ルートは雨の状況で判断とした。
3日目:相変わらずの雨、そのうえ強風。今日は下山するしかない。
小屋の兄さんより「槍平 南沢は増水のため渡渉不可」の情報。下山ルートは天狗原ルートとした。
南岳小屋の大キレット案内版は「天候の回復をまって出発」「わざわざ行かなくても」の間に磁石が
7:30風がやむのを待ち、槍が岳を目指す関西兄さんチームと同時に出発。
天狗原への梯子、急勾配を慎重に下る。天狗池付近から雪渓が出始めた。ルート上の赤布を確認して進む。
ここのところの雨で雪がどんどん溶けている模様、岩の下をごうごうと水が流れている。
槍沢の雪渓をアイゼンを付けてわたる。やっと槍と天狗原の分岐に戻ってきた。
槍沢沿いでは昨日歩いたスノーブリッジの崩壊を、また二の俣〜一の俣の間で沢が崩れている個所を見
改めて水の大きな力を認識した。
徳沢でソフトクリームを食べ、エネルギー補給。歩行時間約9時間でやっと上高地に到着。
この日も所々で高校生、中学生の研修山行に会いました、徳澤には貸テントが数十張、携帯使えなくて
時間をもてあましそうだね・・・山を好きになってくれるといいなあ。
予定を大幅に変更した山行なったが、2人で話し合い、「自分で計画・実行した山」。全て道が記憶に残ります。
2009年07月25日 10:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
7/25 10:25
2009年07月25日 17:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月26日 05:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月26日 07:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月26日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月26日 10:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月26日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月26日 14:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月28日 08:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月27日 07:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月27日 07:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月27日 09:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月27日 09:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月27日 09:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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2009年07月27日 10:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
7/27 10:02
2009年07月27日 10:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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