白山・御前峰
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2008年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
GW山行き第二弾は白山・御前峰。
GWの白山をターゲットに12本爪アイゼンを購入したりとそれなりに準備を重ねたつもりだ。
4/29には別山にも無事登ったので、後は良い天候を待つだけとなった。
幸い5/3,4と絶好の山日和らしい。
当日は午前2時起床で4時過ぎに市ノ瀬入り。
日の出前の薄明かりの中、別当出合目指して出発。
別当出合までは車道を延々と歩く。
六万橋から湯ノ谷林道分岐間で高度を稼ぐので、あとは淡々と歩くのみ。
右手には先日登った別山が大きく見えてくる。
振り返ると大長山が朝日を浴びて輝いていた。
予定より少し早く(75分)別当出合着。
思ったよりも人が少ない。しかもスキーをリュックに括り付けた人がほとんどだ。
彼らの多くはここまで自転車を漕いで登ってきた。
いつもはここからスタートだが、今日は既に顔から汗が…
パンを頬張りアミノバイタルを飲んで6時に吊り橋を渡る。
ほどなく雪が出てきたが、中飯場まではほぼ夏道を辿った。
中飯場の先、作業道と交わるあたりからは雪がびっしり。
ここからは広い尾根をまっすぐに登る。
急な登りはないものの、バテを感じてきた。
最初の車道歩きがジワジワと効いてきたのか(汗
ツボ足の人を数人追い抜いたが、スキーを担いだ人には抜かれた。
こんなところでスキーをやる人はとてつもない体力を持った人が多いのかな?
8時、甚之助小屋着。
この時点でいつもより時間がかかっている。
小屋は赤い屋根の一部だけ雪の上に出ていた。
屋根の上に座って軽食後、ゆっくり休憩。
ここからはアイゼンを装着して登ろう。
夏道は甚之助から南竜分岐を経て黒ボコ岩の方へ続くが、黒ボコ方面へは雪が積もった急斜面のトラバースとなるため危ないらしい。
このためこの時期はエコーラインの尾根へ直接上がるルートが主流のようだ。
当日甚之助で出合った人も全てこの直登ルートを辿る。
ルートは南竜方面へ緩く登りながらトラバースし、その後向きを変えてエコーライン尾根への急斜面を上がる。
地図で見ると高低差100M程度の登りのようだが、既にバテが来ている体にはつらい。
「50歩作戦」(50歩登り、止って息を整える。これを繰り返す)発動で我慢我慢の登りだ。
エコーラインへ上がると正面に御前峰が。
右手には北アルプスも望まれる。
ここからは室堂を経て御前峰まで真っ直ぐだ。
この景色に元気回復と言いたいところだが、相変わらずバテバテ。
陽射しが強く、体が熱い。
雪面を蹴り込んできれいな雪を口に入れてクールダウン。
あちこちで立ち止まっている人がいるので、皆さんバテているのだろう。
弥陀ヶ原を経て五葉坂の右側雪面を直登する。
「50歩作戦」は継続中 ^^;
なんとかヘロヘロ状態で10時に室堂正面に着いた。
いつもは別当から3時間を切って室堂へ着くので、1時間余計にかかったしまった。
まだまだ時間はたっぷりある。
ここで十分休んでゆっくり御前峰へ登ろう。
室堂では1時間たっぷり休んだ。
アイゼンを外すのが面倒だったので、外の雪上に座ってボーっとしていた。
今日の目的はもちろん頂上まで。
11時に腰を上げ、ゆっくりゆっくり上を目指す。
トレースは夏道よりも西寄り斜面をまっすぐに登っている。
頂上手前からは夏道も出ていたが、アイゼンを付けているのでそのまま山頂標識に向かって直登した。
このあたりは雪がかなり腐っており、膝上までゴボる。亀裂も横に多数入っている。
おそらく数日で雪は消えてしまうだろう。
11:45 御前峰頂上着。
風もなく暖かな陽射し。
山頂からの景色は見慣れてしまっているせいか、あまり達成感は感じない。
でも昨年よりも1ヶ月以上早くここに立つことができて嬉しい。
今年は何度ここに来ることになるだろうか。
先に室堂で十分休んでいたので、山頂は30分の滞在で下ることにする。
下りは腐った雪にアイゼンが効いて早い早い。
わずか15分で室堂まで下りてしまった。
名残惜しいが一息ついた後、来た道を戻ることに。
エコーラインでは正面の別山が素晴らしく、何度も止まってカメラを出す。
振り返ると御前峰が大きい。
明日も休みなので、テントを持ってくれば良かったなぁ。
エコーラインからの下りはこんな急なところをよく登ったなぁ、と思うような坂。
足を踏み外すと別当谷の下まで一直線だ。
下から登ってくる人は皆苦痛にゆがんだ顔をしている。
最初は怖かったが、途中から調子が出てきて大股でずんずん下った。
前を行くベテランさんはアイゼンも付けずに凄いスピード。
傾斜が緩くなったところからは尻セードであっという間に視界から消えた。
やるなぁ。
という訳で、室堂からわずか2時間で別当出合着。
途中写真を撮るために何度も立ち止まっていたので、実質1.5時間程度だろう。
快調に飛ばし過ぎたせいか、汗びっしょりに。
休憩舎でしばしまったりの後、今日はまだ歩かなくちゃならない。
市ノ瀬までの県道歩きは苦痛そのもの。
自転車に乗ったスキーヤーが風を切って抜いていく。
石を投げたくなったが、投げても追い付かないスピードだ ^^;
途中一服も挟んで、往事より30分遅い時間で市ノ瀬にたどり着いた。
もう市ノ瀬から歩くのはコリゴリだなぁ。
でも残雪の白山は素晴らしい。
別当出合まで車道が開通したらまた来よう。
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