松ノ木沢ジャンダルム（直上ルートと中央ルート）

2022年05月29日(日) [日帰り]

コースタイム

山行形態としてフリークライミング or アルパインクライミングのどちらにしようか迷ったが、直上ルートについてはカムで支点を取ったり、足場が悪い（落石が多い）ことを考えて、アルパイン的な扱いとしました。
アプローチの砂利道は多少歩きますが、徒渉後から取付までの道のりはフリー程度かなと。

取付までは何処を歩いても行けますが、無駄な体力を消耗しないように中央ルートに突き上げる道で取付（トラバース道）まで上がったほうが良いでしょう。

ルート上の至るところにクラックが走っているので、カムは2セットくらい持っていってカムの練習をする場と考えて良いかと。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

都心から栃木県日光市足尾町の銅親水公園（あかがねしんすいこうえん）に移動
駐車場は7時で満車、路上駐車多数でした。

コース状況／危険箇所等

直上ルート、及び一般ルートの途中（合流地点）まで登りました。
ルートの途中でガレ場を通るので上部からの落石には注意！

その他周辺情報

銅親水公園（あかがねしんすいこうえん）の施設のトイレの使用可能時間には注意（7時は使用できません）
佐野インターで佐野ラーメンを食べて帰りました。

写真

5/29 6:58

銅親水公園（あかがねしんすいこうえん）は満車

5/29 7:00

路駐多し

5/29 6:48

5/29 6:50

トイレを求めて駐車場を下るが、施設のトイレの開閉時間は9時位からだったような・・・致命的

5/29 7:12

暫く歩くとBOXトイレが2機ありました

5/29 7:29

砂利道の分岐ごとに道標あり

5/29 7:33

登れるのか？

5/29 7:35

営業していないが、休憩小屋あり

5/29 7:45

工事のお陰で、渡渉をせずに済む

5/29 7:48

楽ちん

5/29 7:53

ちゃんと道はついていたのだが、往路は気付かず無駄な体力を使う

5/29 8:00

快晴、なかなかの景観

5/29 8:14

ザレをトラバース

5/29 8:56

カムは2セット、重い・・・

5/29 9:01

直上ルート、左に進むと似たようなルートがあるので間違いに注意

5/29 9:10

支点は少なめなので、カムで支点を取るのが前提

5/29 9:13

1ピン目が多少遠かったような・・・

5/29 9:18

5/29 9:18

1ピッチ目の終了点、本来より短めでピッチを切ったように思う

5/29 9:29

ハーケン2個と細めの木

5/29 9:19

2ピッチ目を見上げる、ルート上の確信だと思う
2ピッチ目の開始

5/29 9:39

右側、中央ルートかな

5/29 9:39

残置カム

5/29 9:44

5/29 9:48

5/29 9:51

見た目よりかは傾斜があって難しい
クラック登りに拘らずに左壁を利用すれば楽に登れる

5/29 9:57

2ピッチ目の確信を見下ろす
ロープの流れは悪くなるが、右に巻くことも可能

5/29 9:59

正面のクラック、きっとルートなんだろうな

5/29 9:59

2ピッチの終了点、細木を何点かで支点構築

5/29 10:23

2ピッチの終了点から見下ろす

5/29 10:40

正面少し登って左側に行くとガレ・ザレ場
3ピッチ目の開始

5/29 10:46

落石を落とさないように注意

5/29 10:47

4ピッチ目を見上げる、3ルート分は在りそう

5/29 10:50

オーソドックスな真ん中ルート、カムの4番が2本必要だとか

5/29 11:02

景色抜群

5/29 11:19

2本目の登攀を考えて、真ん中ルートを外して左ルートに進む
4ピッチ目の開始

5/29 11:22

左ルート、ホールドは沢山あります

5/29 11:23

5/29 11:25

おい、景色に見とれてるんしゃないよ

5/29 11:27

左ルートはハイステップが必要になりそうだったので、途中で真ん中ルートに逃げてしまう

5/29 11:28

5/29 11:30

5/29 11:33

4ピッチ目の終了点から見下ろす

5/29 11:47

4ピッチ目の終了点

5/29 11:48

5ピッチ目を見上げる

5/29 11:53

5ピッチ目はハーケン多し、より安心して登れる

5/29 12:01

多少短いが、5ピッチ目の終了点とする
懸垂支点あり

5/29 12:01

5ピッチ終了点から見下ろす

5/29 12:17

最終ピッチの6ピッチ目（5と6は繋げられそう）
右側かと思ったが、支点が無さそうなので左から登る

5/29 12:20

6ピッチ目の開始

5/29 12:23

5/29 12:27

薄被りの最終ピッチ
2ピッチ目のクラック or 此処か、人によってどちらが確信かは分かれそう

5/29 12:28

空間に体を投げ出す勇気が少し必要なので、カムで補強
3本支点を取ったので落ちても大丈夫

5/29 12:32

上部のガバをしっかり掴んで、直上ルートの登攀は終了
気合が必要なので、ピッチを刻んで良かった（笑）

5/29 12:32

岩に打たれたリングボルト一個なので、カムの2番で補強してフォローをビレー

5/29 12:52

どうやって降りようか？

5/29 12:59

日差しが強いので日焼け止めは必須

5/29 13:00

終了店から続く、バリエーション尾根だと思われる
尾根から降りてくる単独登山者あり

5/29 13:05

直上ルートの反対側から下る

5/29 13:20

5/29 13:20

ガレ・ザレているが、しっかりとした道が付けられている

5/29 13:25

下山道ロープその1

5/29 13:25

5/29 13:33

下山道ロープその2

5/29 13:35

下山道ロープその3

5/29 13:47

下りきると、トラバースの道が付けられている

5/29 14:10

分かりにくいが、「直上」の左側に←が書かれています

5/29 14:10

直上ルートから中央ルートに移動

5/29 14:15

中央ルートの取り付き、ピンクテープがあります

5/29 14:46

中央ルート、1ピッチ目の開始
上から凄い勢いで拳くらいの落石有り、ガレ・ザレを下っているクライマーが落としたと思われる

5/29 14:48

登っている自分も石を落とさないように注意

5/29 14:51

1ピッチ目の終了点とする

5/29 14:56

細木で支点構築

5/29 14:56

2ピッチ目の開始

5/29 15:07

他のゲレンデと違って景観が良いので、アルパイン的に感じてしまう

5/29 15:12

5/29 15:12

5/29 15:13

5/29 15:15

多少、傾斜有り

5/29 15:19

2ピッチ目の終了点としました

5/29 15:25

直上ルートとの合流が近いので、此処で登攀終了とします
太めの木を支点に懸垂しました

5/29 15:44

正面の岩を超えたらトラバース道に合流

5/29 16:19

ジャンダルムを後にします
途中、横になったドラム缶を通過します

5/29 16:30

帰りは道通りに歩くとサクサク進みました
暑かったので、相方（元釣り師）が沢の水を飲む、不味くはなかったとのこと

5/29 16:42

営業していない、休憩小屋

5/29 16:50

5/29 17:17

元釣り師の話だと、鮎ではないかな、とのこと

5/29 17:19

天気、景観の良いなかでの快適クライミングでした

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 トポ コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ ポール ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード カム ナッツキー ギアスリング アッセンダー

感想

iwanon

■アプローチ
道標があるのと、沢沿いを意識していれば徒渉ポイントまでは迷うことはなさそう。
工事のお陰で徒渉せずに済みました。

■1P　グレード5.7
1ピン目取るまでが多少遠く感じましたが、それ以降は少なからずハーケンがあったり、カム（黄色2番）で支点を取れます。

■2P　グレード5.8
下部はコーナーのフィンガーサイズのクラックを使って登ります。
途中、右側に放り出される箇所があるので右足をスメアして腕力で左足を上げたような。（直上ルートの核心）
ある程度まで上がると左壁が利用できるので、体を突っ込んで快適に登れるようになります。

■3P　グレード5.6
いまひとつ正しいルートなのかが分かり辛い。
正面の岩をやり過ごし左に回り込むとガレ場に出る。
ガレ場の途中に1箇所ピンがあり、歩きピッチですが落石を落とさないように注意！

■4P　グレード5.6
左、真ん中、右と3ルートは取れそうな感じです。
真ん中を登るクライマーが多いですが、自分は左を登りました。
出だしは支点が取れないですが、ホールドは沢山あり落ちることは無いかと。

■5P　グレード5.5
あんまり記憶に残っていないピッチだが、ハーケンが沢山在る為、安心して登れる。
支点は多いので、ヌンチャクは多めに。

■6P　グレード5.8
ルートが分かり辛い。
右側が階段状に見えたので、取り付くが支点が見当たらないので、一旦下りて左側を登る。
薄被りの核心部はハーケン2本だと心配なので、カム（紫0.5番）で補強しておきました。
少し勇気は入りますが、左上のガバを掴んで終了だったように思います。

■6P　下降
直上ルートの反対側に道（しっかりした踏み跡）が付いているので、歩いて下ります。
上部は登攀ルートになっているので、落石を落とさないように注意！
固定ロープ3本を乗り継いて基部のトラバース道まで下ることが出来ます。