旧福知山線 廃線跡ハイキング!真っ暗なトンネルを楽しむ
- GPS
- 02:35
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 87m
- 下り
- 30m
コースタイム
- 山行
- 2:09
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 2:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
枕木でこけないように。またトンネルは真っ暗なので懐中電灯は必須。 |
写真
感想
大学時代の後輩が大阪で集まって飲み会をするから先輩もこないか、と誘ってくれたため大阪に来ました。
知り合いのお母さんが京都に住んでいたので、地元民が知るおすすめ隠れスポットを聞いたところ、こちらの廃線ハイキングを知りました。
調べてみると、大阪駅からもアクセスが良好で、9km弱とハイキングに適した距離。
次の日も仕事のため、ちょうど良いと思い、こちらのハイキングの計画を立てました。
計画には、以下の兵庫県のサイトを参考にしました。
https://www.hyogo-tourism.jp/course/result/73
「福知山線」と聞くと、例の有名な脱線事故が頭をよぎります。
尼崎に今も祈念碑があるとのことでした。
さて、AM9:00初の宝塚方面の列車に揺られること40分、生瀬(なまぜ)駅に到着しました。
生瀬駅あたりは、思ったより非常に栄えている街だなと思いました。
廃線跡入り口までの道路も拡張工事が行われており、これからも主要な道路として活用されるような大きな道路でした。
「こんなところに廃線跡があるのか?」と思い、地図を見ながら歩くと廃線跡の入り口に到着しました。
するとすぐにここが廃線跡であることを示す枕木やガードがあります。
あとはひたすら道なりに気持ちの良いハイキングを楽しめます。
眼下には大きな渓流や瀞を楽しむ事ができます。また、もう一つの特徴は、その崖然として急峻な岩肌です。このあたりは流紋岩という岩質で、大きな岩がゴロゴロとしています。
そして何よりも「トンネル」が特徴的ですね、これを自分の足で歩いて通る事ができるとは、とても貴重な経験でした。
トンネルは生瀬駅から武田尾駅方面で、以下の6つがあり、トンネルに文字が残っている場合があるので探してみてはいかがでしょうか。
・北山隧道(第一隧道?)
・北山第二隧道
・溝滝尾隧道 ※このあたりは電波が入りづらい
・長尾山第一隧道
・長尾山第二隧道
・長尾山第三隧道
武田尾側では、小学生たちのグループがハイキングコースに入っていきました。タイミングが良かったです。
「はたくま」さんではアイスはもちろん、定食が美味しそうでした。次はバイクでも訪れたいお店です。
また一つ前の生瀬駅ではとても栄えていましたが、こちらの武田尾駅側は峠道のようで、あまり栄えているとは言えない雰囲気です。
さらに三田(さんた)駅方面に向かうと、トンネルをくぐりすぐに民家が見え始めます。これから、この一体の複雑な地形や歴史が垣間見えますね。
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さて、この福知山線が廃止されたのは1986年でした。
当時の国鉄が保有していた土地ですが、現在は水色のJRことJR西日本が保有している土地です。現在も危険を伝える看板などはJR西日本が設置しているようです(しかし怪我などは自己責任です)。
そしてトンネル掘削が完了し、開通にあたって廃止された模様です。
この生瀬→武田尾区間はもともと駅は存在せず、ただ経路の変更に当たって路線が廃線となりました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1981/9/0/9_0_245/_article/-char/ja/
現在のハイキングコースとして整備されたのは2016年からだそうです。
かつての人のブログを拝見したところ、唯一の橋である「第2武庫川橋梁」など、一部は通行が不可となっていたところをきちんと整備したみたいです。
ですが、見張り台や距離を示すポストなどはそのまま残っており、そうした鉄道遺構を探すのが、これまた楽しいですね。
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