月夜見山(うんがついたはなし)
- GPS
- 00:18
- 距離
- 0.9km
- 登り
- 81m
- 下り
- 83m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道までの車道では車に注意。後はよく整備された登山道です。 |
その他周辺情報 | 周辺には何もない。 |
写真
感想
ーそこの駐車場から15分で登れる山がある
そんな言葉が漏れたのは、三頭山へ登るべく都民の森に向かっている車内。この日は前日までの予報が外れてどんよりとした空模様、カーナビが何故か遠回りルートを指定していることに気づかず予定から大幅に遅れるなど幸先の悪い始まりであった。
多摩湖をぐるりと回って三頭橋を渡り、都道206号の山越えルートを進むことしばらく、見えてきたのが月夜見第一駐車場。名前に負けず見晴らしがよくお月見もできそうだ。ここでふと思い出したのが第二駐車場と月夜見山の存在である。
15分なら、わざわざ来ないし、せっかくだから、と瞬く間に全会一致で立ち寄ることに。ろくな装備も持たず、駐車場手前に見えた登山口に向かって意気揚々と歩き出したのだった。
登山口までは車道脇を歩く事になる。交通量がそこそこあるので注意が必要だ。道半ばというところで先頭をハイペースで進むN氏が何やら声を上げた。
「鹿の糞が落ちてる!」
確かに道路上にはそこそこ大きな動物の糞があり、わずかに臭気を放っていた。なんでわざわざアスファルト上に出てきて用を足すんだろうと訝しがりながらも、それを避けて一行は登山口へと無事到達。
我々を迎えたのは、木材を土に埋め込んだタイプの階段と、頭上のスズメバチの巣。蜂の巣に戦々恐々であったが、よく見ると幸いにも放棄されて久しいようだった。登山道もよく整備されていたので、もしかしたら駆除されたのかもしれない。
いざ登り始めると案外キツく感じ、よぎった言葉は「山をなめてはいけない」。ありきたりだが、正にその通りだった。月夜見山は登山口から山頂までのわずか200mの距離で60mの高度を稼ぐ。勾配にすると30%・・・登山道では割とよくある傾斜だった。キツく感じたのは車を降りてすぐにハイペースで飛ばして登ってしまったせいだろう。準備運動や序盤の体慣らしの大切さを改めて山に戒められた気がする。
さて、木々に囲まれた山頂にはしっかりと標柱があり、年季が感じられるベンチも設置されていた。また、道路側の針葉樹からなる植林と、反対側の自然林じみた保安林とがはっきりとした森のコントラストを生み出していた。
ひとしきり記念撮影を楽しみ下山。あっという間に登山道を後にする。往路と同じく道路脇を進んで行くと、今度は2番手を進むA氏が楽しそうに叫ぶ。
「Nさん、う○こ踏んだよ!」
そう、N氏は先に自分で見つけた動物の糞を完全に失念しており、運悪く彼の靴がそれをかすめてしまっていた。それを確認したN氏の反応はなかなかに豪胆だった。色々と言いながらも、靴に付けた運を自らの愛車にそのまま持ち込んだのだ...
(つきよみやまでうんがついたはなし)
足元には気をつけようね
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