三国山・赤坂山
- GPS
- 05:41
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 677m
- 下り
- 858m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:40
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年に続いて高島トレイルを歩いた。黒河(くろこ)峠から三国山-赤坂山を越えて、マキノスキー場までである。マキノ駅からマキノスキー場方向のバス時刻が待ち時間が多かったり、バスではなく定時乗合タクシーなので、4名迄なのが辛いのだ。やむを得ず車2台で周回をして回収する方式とした。
車であるとバスなどよりも奥まで進めるのでメリットも多い。立派な林道なので黒河峠まで一般車も通行可にしてほしいものだ。黒河峠の先も敦賀まで林道は出来ているのだから。
林道ゲート駐車場に車を止めて、林道を歩き始めると道脇には初夏の花が多く咲いている。この季節の卯の花(ウツギ)やコアジサイ、トリアシショウマ?、ウリハダカエデ、ヤマツツジなどだ。それらを見ながら進んでいると、いつの間にか黒河峠に到着だ。峠には敦賀側からオートバイ達が5,6台来ていて休憩らしい。敦賀側の林道の様子を聞くと、問題なく走れるが、ゲートが途中にあるとのことだ。滋賀も福井も協調してゲートを設置しているのだろうか?と訝しんだ。
此処から山道で、樹林の中の道になるが、この日1日中と言ってよい程コアジサイの花が飽きるほどに継続していた。コアジサイは香しい香りで森林浴の添え物のようだ。暫く森林浴を楽しみながらジグザグの登山道に、ササユリの清楚な大きな花弁がポツンとあって感激だ。
標高が随分と上がって、林道などの下流の景色が良く見えて、『もうこんなに登ったぞ』と喜んでいると三国山の湿原が現れて、木道脇にはキンコウカの小さな花が咲いていた。此処から三国山は近いはずだが、山頂までは小さな登り下りがあって、アーシンドと言う頃にいつの間にか出てきた濃いガスで、何も見えない三国山であった。近江・若狭・越前の旧3国の国境である。
何も見えない山頂では長居は無用とすぐに分岐迄戻って、トラバース状のアップダウンの少ないコースを進んで一気に登りだしたと思ったら、明王の禿の岩場が目の前に現れた。東からの濃いガスが流れていて、深い谷と崖の本当の怖さは見えないが、崖上だけは見えて怖さはバツグンだ。稜線上の落下防止用のポールと鎖がズーっと続いている際を歩いて明王の禿ピークに立った。大きな岩の陰で正午を廻ったのでランチとした。食事中も濃いガスが強い風に流されて、長袖を羽織らないと寒いくらいだ。
食事後赤坂山を目指して明王の禿から急斜面を下って、緩やかな灌木帯を進むが、目の前の赤坂山も何も見えない、風が東から西に向かってごうごうと吹いている。風に追われいるからか、思いのほか早く赤坂山に到着した。山頂は木もない、岩もないでは風を防ぐ手立てが何もないので、直ぐに下山と相成った。ほんのすぐ近くの粟柄越えの送電線鉄塔も見えないほどだ。高島トレイルの稜線の山並みが見えたら、過去に登った山の記憶も新たになるものを、と思うのだが、思い通リにはならないものなのだ。
長い尾根道を下ってくると、濃いガスは消えていて、下のマキノスキー場方向が見えて来た。途中のブナの木平の東屋で最後の休憩をして、最後の下降の階段状が足に堪えてきた頃にスキー場の最上部に到着だ。スキー場の緩斜面の地に、ものすごい数のテントがあるのには驚いた。車がテントのそばにあるのは大きな荷物運びにはもってこいだ。県外の車ばかりで、高級車が多いのにも驚いた。子供や親が走り回っていたり、テントで寛いだりと休日を堪能しているようだった。梅雨の最中のハイクで濃いガスが流れていたが、何の不満があろうか、雨も降らずに楽しく歩けたのだから。
”鐘華ハイク 5名”
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