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Yamareco

記録ID: 441839
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山滑走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高・涸沢・北穂高。3000m峰を滑ってきた。

2014年05月01日(木) 〜 2014年05月03日(土)
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コースタイム

5/1 6:15上高地BT〜9:30横尾〜10:30本谷橋〜13:00涸沢小屋
5/2 6:40涸沢小屋〜9:10白出のコル(休憩30分)〜10:00涸沢岳山頂〜10:30白出のコル(奥穂登頂ルート観察後、11:00登頂開始)〜12:00奥穂高山頂(休憩)〜12:50山頂より直登ルンゼ滑走スタート〜涸沢小屋13:30
5/3 5:40涸沢小屋〜8:40北穂高岳山頂(北穂高山荘で45分休憩)〜9:25松濤のコルより滑走開始〜9:40涸沢小屋(休憩&荷物回収)〜10:10涸沢小屋より下山開始〜10:20本谷橋〜11:30横尾〜14:40上高地BT
天候 5/1晴れ後雨 5/2快晴 5/2快晴のち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡BTより上高地シャトルバスにて
コース状況/
危険箇所等
初日の雨により、奥穂への梯子とその上部がモナカ状態。自分は下りでは使わないため登ったが、下りではかなり神経を使う状態。クライムダウンorザイル確保が必要な感じでした。滑走でいえばカール全体が雪崩ていることと、雪崩れた時に登山者を巻き込まないルート選択が難しかった。5/3の北穂沢は快適なザラメでした。この時期は天候が良い場合は登るのも滑るのも早い時間帯がよさそうです。
いよいよスタート。
2014年05月02日 06:22撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
1
5/2 6:22
いよいよスタート。
本谷橋を過ぎると雪渓です。この後、雨に変わりました。。
2014年05月02日 11:03撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
5/2 11:03
本谷橋を過ぎると雪渓です。この後、雨に変わりました。。
2日目朝。見事に晴れています。
2014年05月03日 05:03撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
5/3 5:03
2日目朝。見事に晴れています。
北穂。
2014年05月03日 05:10撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
5/3 5:10
北穂。
奥穂、涸沢岳。
2014年05月03日 05:10撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 5:10
奥穂、涸沢岳。
今日は奥穂からの直登ルンゼ攻略。まずは白出のコルを目指します。穂高山荘は雪の下で見えません。
2014年05月03日 07:42撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 7:42
今日は奥穂からの直登ルンゼ攻略。まずは白出のコルを目指します。穂高山荘は雪の下で見えません。
小豆沢の途中。デブリだらけ。
2014年05月03日 07:43撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 7:43
小豆沢の途中。デブリだらけ。
白出のコル。稜線は風あり。奥穂へのルートは梯子とその上が難しそう・・・
2014年05月03日 09:17撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
3
5/3 9:17
白出のコル。稜線は風あり。奥穂へのルートは梯子とその上が難しそう・・・
ということで一旦涸沢岳を目指す。
2014年05月03日 09:17撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
5/3 9:17
ということで一旦涸沢岳を目指す。
涸沢岳の山頂はすぐ。きれい!!
2014年05月03日 09:57撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 9:57
涸沢岳の山頂はすぐ。きれい!!
去年登った槍もよく見えます。
2014年05月03日 09:58撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 9:58
去年登った槍もよく見えます。
一応。
2014年05月03日 09:58撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 9:58
一応。
そしていきなり奥穂山頂の祠の写真に。梯子から山頂まで、写真を撮る余裕がありませんでした(笑)
2014年05月03日 12:04撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 12:04
そしていきなり奥穂山頂の祠の写真に。梯子から山頂まで、写真を撮る余裕がありませんでした(笑)
このころには飛騨側からのガスがわいてきた。ジャンダルムが幻想的!
2014年05月03日 12:11撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
2
5/3 12:11
このころには飛騨側からのガスがわいてきた。ジャンダルムが幻想的!
これから滑る直登ルンゼ。雪質どうかな?
2014年05月03日 12:11撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 12:11
これから滑る直登ルンゼ。雪質どうかな?
その前に前穂をバックにセルフタイマーにて自撮り。前穂の山頂が手で隠れてる(笑)
2014年05月03日 12:13撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
3
5/3 12:13
その前に前穂をバックにセルフタイマーにて自撮り。前穂の山頂が手で隠れてる(笑)
直登ルンゼ滑走!一発目のターンで雪崩れた(小規模)。しばしやり過ごす。雪が雪崩れて落ちたところは滑りやすい。
2014年05月03日 13:02撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
1
5/3 13:02
直登ルンゼ滑走!一発目のターンで雪崩れた(小規模)。しばしやり過ごす。雪が雪崩れて落ちたところは滑りやすい。
直登ルンゼの中間。下に行くほどスラフでできた縦溝が若干。
2014年05月03日 13:05撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 13:05
直登ルンゼの中間。下に行くほどスラフでできた縦溝が若干。
小豆沢に合流。まぁ楽しかったかな?
2014年05月03日 13:13撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 13:13
小豆沢に合流。まぁ楽しかったかな?
ココからは涸沢小屋まで一気!と言いたいところでしたが、ひじょーに重い雪に難儀・・・
2014年05月03日 13:13撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 13:13
ココからは涸沢小屋まで一気!と言いたいところでしたが、ひじょーに重い雪に難儀・・・
取り敢えずたどり着きました。山頂より40分なり。スキーは早い。
2014年05月03日 13:24撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/3 13:24
取り敢えずたどり着きました。山頂より40分なり。スキーは早い。
最終日。北穂へスタート!
2014年05月04日 06:16撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 6:16
最終日。北穂へスタート!
こちらもデブリ帯を直登。
2014年05月04日 06:16撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 6:16
こちらもデブリ帯を直登。
昨日滑った直登ルンゼ。かすかに自分のシュプールが見える。
2014年05月04日 06:34撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 6:34
昨日滑った直登ルンゼ。かすかに自分のシュプールが見える。
本日も快晴なり。遠くに富士・南アルプス。
2014年05月04日 07:08撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 7:08
本日も快晴なり。遠くに富士・南アルプス。
山頂!槍までは、涸沢岳からよりも近いね!
2014年05月04日 08:41撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
8
5/4 8:41
山頂!槍までは、涸沢岳からよりも近いね!
奥穂をバックに。
2014年05月04日 08:41撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 8:41
奥穂をバックに。
こちらは山荘テラスより。本当はこっちから滑りたかったのですが、たぶん山荘を掘り起こした際に捨てた雪で深い溝がかなり多くて断念。
2014年05月04日 09:10撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
3
5/4 9:10
こちらは山荘テラスより。本当はこっちから滑りたかったのですが、たぶん山荘を掘り起こした際に捨てた雪で深い溝がかなり多くて断念。
ということで松濤岩のコルからスタート!快適なザラメです。
2014年05月04日 09:35撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
1
5/4 9:35
ということで松濤岩のコルからスタート!快適なザラメです。
デブリ後を縫ってどんどん行きます。
2014年05月04日 09:35撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 9:35
デブリ後を縫ってどんどん行きます。
あっという間に北穂沢終了!
2014年05月04日 09:40撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 9:40
あっという間に北穂沢終了!
小屋においていた荷物を回収して涸沢を後に。このころにはガスがかかってきた。
2014年05月04日 10:19撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 10:19
小屋においていた荷物を回収して涸沢を後に。このころにはガスがかかってきた。
そして河童橋まで戻りました。
2014年05月04日 14:33撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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5/4 14:33
そして河童橋まで戻りました。

感想

今まで休みと天気が合わずに実行できなかった奥穂直登ルンゼ&北穂沢滑走を達成!素晴らしい山行となりました。

5/1 河童橋より延々と林道歩き。しんどい。本谷橋でやっと板を下してシール登高。途中から雨に。早めにスタートして良かった。まだGW平日ということもあり、涸沢小屋はゆっくりできました。

5/2 予定通りの素晴らしい天気!モルゲンロートも堪能。朝食後奥穂を目指して登頂開始。コルまでは2:30と順調。しかし、そこから眺める奥穂へのルートは雪がもろくてみなさん難儀している。しばらく観察&悩んだが、とりあえず涸沢岳をピストンしてから考えよう。涸沢岳は展望が素晴らしく、去年行った槍まで素晴らしい景観!遠く富士まで見渡せました。で、またコルへ降りて30分悩む。数人が梯子上の雪壁でステップを作れず下りてくる。かなりもろそうだ。下りてきた人に話を聞くと「かなりモナカ状態で前爪がかかるまでに、結構蹴りこむ」「登りは体力さえあれば問題ないだろうが、ワンミスで崖行き」「下りはちょっと神経質になる」と。こちらはもともと山頂からはスキーなので集中して登り始める。ピークの時間を過ぎてはいるが、下りの人との擦れ違いもあり結構緊張。でも思ったよりはアイゼンもピッケルも刺さるし、大丈夫でした。そこからは特に難しい場所もなく山頂へたどり着きましたが、ガスが出てきた。山頂は風もなく暖かいのでしばらくガスが抜けるのを待っていましたが、40分待っても視界が悪いので一瞬のガスが薄れたタイミングで直登ルンゼへドロップ。一発目のターンで足元が崩れる。さすがにこの気温のこの斜度は安定していませんね。ただ、GW前半の晴れでできた表面に一昨日昨日に降った雪が少々乗っているだけなのはわかっていたので、雪崩れとスラブの中間程度。少しやり過ごして雪崩れた後を安心して滑って行く。ルンゼ内は思ったよりも広くて特に怖い場所もなし。雪崩れてもスピードも遅いので最悪振り切れる程度だったので、比較的ゆっくりと降りて来れました。

※小豆沢に合流後の方が重い湿雪で辛かった・・・

5/3 最終日。北穂を登ってから北穂沢を滑ってから下山するので、小屋の朝食はなしで早めにスタート。昨日同様こちらの斜面もデブリ帯をずっと登って行く感じ。昨日からの先行者のステップがあるので苦労はしないが、早い時間はメンツルの斜面をアイゼン効かせて登った方が楽でした(人のステップ幅って合わないですよね・・・特に短足なので)。ほぼ3時間で山頂。こちらは特に危険個所なしです。眺望は昨日の涸沢岳以上に槍への稜線が近くて感激!!ちょーかっこいい!!!肝心の滑りは山荘直下からの斜面が捨てた雪の後?の溝が酷くて、結局松濤岩のコルから。しかーし、快適なザラメと小豆沢側より全然デブリがないこと、そして何より山頂より左がわのカールはもし雪崩れても登高ルートに影響しないので、気遣いなくかっ飛べました!すっげー気持ちいいっす!!
涸沢小屋に荷物を回収しに戻ったのは滑り始めて10分後。最高のバーンでした。ご馳走様です。

この後は本谷橋の先までスキーで、そこからは夏道を長躯、上高地まで。長すぎ・・・(笑)

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