2014GW山行 登山道のない山へ(1)野伏ヶ岳…藪こぎにて体力消耗地獄編


- GPS
- 08:13
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
↓ 途中でショートカット失敗、熊笹突破して突き進む
6:35和田山牧場跡拓牧碑
↓ 1度尾根の取付き間違える
7:04ダイレクト尾根取付き
7:28ダイレクト尾根稜線
↓ ひたすら藪こぎ、途中で心折れそうになる
10:23−10:46野伏ヶ岳
↓ なぜか雨が、いつもながらの自分の悪天候男っぷりを恨む(笑)
12:14ダイレクト尾根下降ヶ所
12:27ダイレクト尾根取付き
12:58和田山牧場跡拓牧碑
↓ 林道を普通に歩く
13:52林道駐車場所
*GPSロガーでルートが外れてる箇所がありますので実際とは違う箇所あります。
天候 | 曇り〜晴れ〜曇り〜風も出てきて雨へと変わる→下山後には晴れる(泣) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は牧場の中間点以上まで融雪してました。 登山ポストはないと思います。 〇林道〜和田山牧場跡 林道を歩けば迷うことありません、ショートカットを試みて最後に予想してたよりも右方面の熊笹の藪に出ましたがひたすらこぎまくったら拓牧碑に出ました、下山時は雨だったので迷わず林道をスタコラ下山 〇牧場跡〜ダイレクト尾根取付き 最初の池の左側を歩きそのまま進むと今度は右側に池がありその上付近あたりに直登ルートがあります、かなり急です。後から来たかたと話すとそのまま進んで尾根の下側からも問題なく来れるようです。 〇ダイレクト尾根〜頂上 所々残る雪があるもののしっかりした残雪は頂上付近のドーム状のエリアのみ、後はいつ崩れてもおかしくないような箇所も多々あったのでなるべく稜線から外れないようにして藪をひたすら進むことにしました。もう残雪期とはいえない状態になってました。 下山後の温泉はウィングヒルズリゾートスキー場にある「天然温泉 満天の湯」が一番近いです(車で40分くらい)ぬるぬるのお湯です、いわゆる美人の湯というタイプ、ボクにぴったり(笑) http://winghills.net/bath/ |
写真
感想
ようやく来た正月休み以来の連休、前半は4月末までの締め切りの仕事で全部仕事でした。
しかしやっとの4連休・・・すべて山につぎ込むことにしてました。
休み前にどこにいこうかいろんなプランありましたが(九州遠征だとかどこかの縦走だとか)なんだか変わった山攻めたいなあと考えてました。
最終日は先にアップした景鶴山を登るつもりなんでそれまでにと色々と調べると白山エリアにいくつか冬期限定の山があるので迷わずそこをいくつかピックアップして下調べをして向かいます。
仕事を終えて準備して東名を走るとやはりGWの帰省渋滞があり約600km近くの運転を夜通しして到着したのは朝3時半くらいになってました。とりあえず林道を進んでみて空いてるとこで寝ます。
ほんのちょい仮眠してまだ眠いですがもうちょっと林道上まで進んで車停めて準備して登山開始です。
ちょうどそこ頃下のほうから単独のかたもボクよりちょい後ろを登り始めてきました。
「あの人も同じ山かなあ?」なんて思いながら登り始めます。
途中で牧場へのショートカット地点から直に進みます、いくつかの目印ありましたが途中でちょっとコースアウト・・・だんだんと藪がひどいことになりました、戻るか? 進むか? 進もう(笑)
拓牧碑の脇のほうに無事に脱出、すでに体力消耗、まだまだ序の口です。
牧場跡からは池の脇を進み1度取付きを間違えるも多分ここだという地点を見つけダイレクト尾根まで直登します。
もう雪もほぼないので急な箇所をひたすら落武者の如く登りつめました。
ようやくついた稜線、全然雪ないです(泣)
あとは時折ある雪のうえ歩いたり泣きたくなるような藪こぎのオンパレード、時折マーキングしながら進んで行きます。
・・・「やっときた連休にはるばる千葉から600kmも運転してきてほぼ徹夜で何やってんのオレ?」って自問自答しながら稜線を頂上へ向けて詰めていきます。
ただこのピーク手前までの登りはきつかった、何度も心折れて撤退を考えました、とりあえず10時までとか漠然と時間を頭で考えて枝をかき分けながら傷付きながら「人生ってこんなもんだ」と思いながら進むとようやく手前のピークまで到着、そこから先はドーム状に雪が残ってました。
アイゼン付けてビクトリーロードを登りつめます(ほんの10分程度(笑))
頂上は想像してたよりも広くてややガスってきちゃいましたが気持ちのいいところでした。
それにしてもよく頂上に着いたなと思いながら下山開始すると
・・・先ほどのかたも登ってきてました。
少し話すと僕よりもマニアなかたのようでビックリ、まさかあんな藪こいで来るなんて僕ぐらいだと思ってましたがやはり世界は広い(笑)
しばらく話ししてから別れると更に後続のソロのかたも(笑)
帰りは方向がわかってるのでずんずんと藪に突っ込んでいきますが
・・・アイゼン外す手前の箇所の藪で引っかかって転んでおろしたてのズボンを引っかき破りました(泣)
・・・あと途中のどっかの枝にひっかけてストック(これもデビュー戦)の下が無くなってました(泣)
・・・そして雨もなぜか降ってきました(泣)
ブルーになりながらもなんとか尾根を降りて林道を歩いて無事に帰還
改めて思ったこと
「もうこの時期には登らないほうがいいでしょう(笑)」
下山後は温泉入ってご飯食べてから次の山の登山口まで走り缶ビール口にしたらあっという間に寝てました。
初日からこんなややドSチックなマニアック登山からスタートした今回のGW山行です。
(翌日:その2に続きます)
コメント
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お疲れさまでした!
この山は藪漕ぎを避けるため残雪期に登る山ですよね?
しかし山の下の方は雪が溶けちゃって藪が凄いことになってますけど(笑)
山の上の方にある雪もいつ雪崩れることやら・・・
登る時期がもう少し?早ければ、もっと楽に登れたはずでしょうに・・・
でも、drunkyさんらしくて良いです
山頂標識の板、雪の上に置いてあるわけでもなさそうだし・・・もしかしてdrunkyさんが作って持っていったんですか?(笑)
yama59さん こんにちは
完全に一ヶ月ほど登るタイミングを誤りました(笑)
まあ、体力消耗の激しいこと激しいこと
どおりで4月初旬でレコがアップされてないわけです、例年よりも雪がなくなるのも早かったんでこうなっちゃいましたね
山頂標識は昨年のレコとかにはありませんでしたが頂上の木のとこに置いてあったので今年誰かが置いて行ったものだと思います・・・わかると思いますが僕にはこんな綺麗な標識作るセンスありませんよ(笑)
次のレコこそ「山ガールと山頂でランチハイキング」的な方向を目指そうと思います。
今夏は尾瀬に毎週行けるくらいになりたいもんですけどね(笑)
こんにちはdrunkyさん
藪漕ぎ5時間弱はこの山なのですね
野伏ヶ岳をちょっと調べたら。。。
『一般的な登山道がなく残雪期に登られる山』とありましたが
ワイルドな
天候も良くなく悪条件の中
無事に帰還できお疲れ様でした
wazaoさん こんばんは
例年ならまだギリギリの時期だったかもですがもう残雪期ではない感じでした
行けるとこまで行って(戻れる前提で)ダメなら撤退の気持ちでひたすら藪と格闘・・・久々に精神的に疲れたって感じです。
おそらく同じ残雪期限定の笈ヶ岳と比較してマイナーな山なのかも知れませんが翌日の移動とかでグルッと回って運転してみると荒島岳や白山さんの間にどっしりとかっこいい様相で鎮座してる山なんですよね、なんだか登頂できてうれしかったです。
『いつ登るの? 今でしょ!!!』ってはずが全然もう遅かった
GW連日の登山
疲れは残っていませんか〜
まずはご無事で何よりです
ズボンやってしまいましたね〜
ワタシも昨年12月の甲斐駒で、アイゼンを外すのを面倒がって横着したがために岩に足を引っ掛けて転倒
幸い滑落するような場所ではなかったから良かったものの愛用のマムートのオーバーパンツをバッサリ
お気持ち痛いほど察します
次回はお互い気を付けましょう
nyorotan15さん こんにちは
登山の疲れはありませんでしたがなんだか現実に戻ると異様にきつい気持ちですね(笑)
無事にどの山も楽しんでこれたのでよかったです。
ワタシはしっかりもものほうもアイゼンでスパッと傷つけてました、こんな先に雪あっても途中が藪だと本当に外すタイミングの判断が難しいです・・・パンツは母にでも縫ってもらおうと思います
ストックの先の部分が知らない間になくなってたのもショック大です
うーーん、今後は気をつけようと思いますnyorotanさんも気をつけてくださいね
こんにちは。実は4日に笈ケ岳をジライ谷から登った者です。頂上でお会いしています。野伏ケ岳藪こぎ大変でしたね(笑)自分6日に野伏に登りましたが、やはりこの時期の登山は辞めた方が良いと思いました。自分も途中で心が折れそうでした(笑)しかし晴天下素晴らしい展望が救いでした。次の日は、猿ガ馬場山に登りましたが、藪こぎは回避出来ました(笑)丁度笈ケ岳を登る1週間前に、景鶴山に登りました。また何処かでお会いしたら宜しくお願いします。ヘルメットを被っていた栃木の者です。
wildmanmikさん こんにちは〜
いやー、それにしてもこの日の笈ヶ岳は大賑わいの山でしたね、でもこの山が人気あるのわかるような気もします、それと比較して本当に静かな孤独を楽しめる野伏でしたよね。
やはりこんな時期限定の山登るかたも多数いるんですね、実は頂上直下でお会いしたかたも確か前日に笈ヶ岳、猿ヶ馬場を登っててその数日前には景鶴登っててこの後(いつかはわかりませんが)男鹿に登られると言ってましたよ…みんな同じ山ですね(笑)
ボクは本当は5/5に猿ヶ馬場登るつもりでいたんですが天候が悪いのわかってたしもしガスで視界不良になるとヤバそうだったので今年はパスしました、来年のGWの宿題にしようと考えてます。
栃木のほうにも時折出没しておりますのでまたお会いすることあれば声かけてください、お疲れ様でした。
今後もお互いに安全に楽しい登山続けていきましょうね
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