北海道遠征2日目(6/18(土)小樽港→積丹半島→ニセコ→虎杖浜温泉)
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コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 6:30
- 合計
- 13:00
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その後岩内よりニセコへ行き,神仙沼Pに停めて、沼巡り。 ニセコより、一路登別方面、虎杖浜温泉ホテルいずみ宿泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
神威岬Pへ向かう車道にはゲートがあり、午前8時に開放。それ以前はPまで車で行けませんのでご注意! |
その他周辺情報 | 道の駅かむいない:ホッケバーガーが美味 |
写真
まずは黄金岬から
散策路が工事中で、裏側から登るルートのみ解放。
遊歩道は木々に囲まれて、あまり景色が見えない。
ところどころで木越に景色が見えるところあり。
Pからトンネル抜けると、バーンとこの景色が飛び込んできます。なつかしい風景だ!
ずいぶん昔に、子供たちをつれてキャンプしたなあ!
ここのエゾカンゾウはほぼお終い。海岸まで降りるのは止めて、神威岬を急ぎましょう。
Pへ向かう車道のゲートが8時に開きます。ゲートからPまでは結構な距離があるので、8時スタートが最早。数分前でしたが、ちょうど管理人の方がゲートを開くところでした。Pから先端まで小一時間の散策です。
今回の目的の一つです。楽しみ!早速ハマナスがお出迎え。
神威岬灯台が遠望できます。あそこまでいくのかあ。
ここはレコでエゾカンゾウの群生が素晴らしいこと、そしてちょうど見頃であろうということを知ったので、決めた場所。
ここまでタケノコ取りの人にしか、会わなかったが、沼に出ると結構な賑わい。直接神仙沼Pから観光でやってくる軽装の人がめっちゃ多くて、自分たちの格好が浮いてる感じ。
感想
2日目の予定はまず積丹半島をめぐり、先端神威岬を散策してエゾカンゾウ群生をみること。次に岩内側からニセコに上り、神仙沼Pにより神仙沼巡りの散策をすること。時間があれば、その後洞爺湖付近を散策して、虎杖浜温泉に予約したホテルいずみへ。なかなか欲張りプランです。
神威岬は、レコでここがエゾカンゾウ群生地であることを知り、ぜひ行きたい場所に格上げした場所。道内初日、この方面は晴れ予報で、その通り積丹はきれいに晴れ上がり、絶好の日和となったので、テンションもあがりまくり。黄金岬で遊歩道を散策して朝食後、島武威海岸へ。残念ながら島武威のエゾカンゾウは終盤。ここのうに丼有名らしく、道内から食べにくる人が朝からけっこう並んでいるのにはびっくり。時間ないので次は神威岬へ。国道から神威岬へ分かれる道にゲートがあり、ここに着いたらちょうど開かれるグッドタイミング。そのままPへと入ることができた。歩道のゲートをイメージしてたので、Pへの車ゲートだったのね。
Pから散策路を進むが、ほとんどの人は近道を行ったので、遠回りの右手の丘に登るコースをたどってみる。こちらにはカンゾウ群生もみえたので行ってみたが正解。稜線まで登ると、積丹ブルーが目に飛び込んできた。先端の灯台や、ろうそく岩が絶景。エゾカンゾウの群生もそこかしこにあって、テンションどんどん上がります。
右手に展望台があり、ここまで行って絶景を楽しみ、それから先端へと向かいます。エゾカンゾウのほかにもたくさんのお花があって楽しい道です。神威岬まで草原のお花畑がつづいているので、見晴らしは申し分なし。ただし吹き曝しなので、風が強い。特に岬への散策路で、風の通り道になっているところが何箇所かあって、ここは爆風が吹き荒れてました。帽子は簡単に飛ばされるので、あご紐必須です。
エゾカンゾウのほかにも、ハマナス、オオミミナグサ、ハマエンドウ、エゾスカシユリ、ハクサンフウロ、などお花がいっぱい。岬先端のほうはエゾカンゾウの密度アップして、まさに積丹ブルーに映えるカンゾウ畑でした。灯台までぶらぶら撮影しながらやはり小1時間かかります。先端からはろうそく岩が間近に見える。アサツキのつぼみがいっぱいあり、これから咲くでしょう。帰路はスピードアップして駐車場へ戻りました。良いお天気の中、最高のお花のタイミングで、歩けて幸先良い旅行のスタートが切れました。
次に向かったのはニセコ。半島を1周すべく今度は小樽へ戻らず、岩内のほうへと向かう。道の駅かもえないでトイレ休憩。ここで昼食用にホッケバーガーとほたてごはんをゲットして、道の駅いわないで昼食休憩。しっかり食べて次の目的地ニセコに向かう。下から見るとニセコ連山は雲の中で、ガスガス状態は覚悟して行ったのだが、神仙沼の駐車場に着くころには、青空も見え隠れして、思ったほどお天気は悪くなかったので、沼巡りの散策を決行。ニセコ12時に出発できたのも大きい。
最初は大谷地へ車道伝いに歩き始めたのだが、のっけからハクサンチドリやマイヅルソウ、タニウツギなどの高山植物が車道道端にいっぱい咲いてて、びっくり。さすが北海道だなと思う。ほかにもセンダイハギ、オオヤマフスマ、ベニバナイチヤクソウ、ギンランもありました。車道を進み、大谷地の入り口から登山道に入ります。大谷地は湿原ですが少し乾燥化が進み、根曲竹に覆われてる感じでした。道はほぼ木道になっており、最初だけ少し下るが、ほぼ平坦な道が続きます。ここにはサクラスミレがいっぱい!他にもニョイスミレやエゾイチゲ、ツマトリソウ、ハクサンチドリ、ミツバオウレン、オオエンレイソウなど。そしてはじめはつくしんぼとばかり思ってたのが、フサスギナといって絶滅危惧種、北海道の固有、地域限定の種であった。ここ大谷地がその有名な群生地だったとは知らなかった。車道へ戻ると、フサスギナの解説案内板がちゃんと立ってました。
ここから神仙沼へ回る登山道に入る。こちらはザゼンソウやミヤマスミレ、オクエゾサイシン、サンカヨウ、エゾイチゲ、マイヅルソウなどが咲いており、お花がいっぱいの道でした。やがて前方が開けて湿原帯が見えてくるとそこはもう神仙沼でした。神仙沼にはチングルマがそこかしこに咲き乱れ、ミツバオウレンがあちこち群生、複雑な池塘群を擁して、すばらしい高層湿原を形成していました。ここは木道が敷設され、ぐるっと1周できるようになってる。神仙沼Pから直接ここにくる観光の方たちが非常に多く、これまでの静かな雰囲気とがらっと変わって尾瀬のような感じ。最後長沼へ向かい、エンレイソウ、ベイバナイチゴ、タケシマラン、ムラサキヤシオ、コヨウラクツツジ、オオカメノキ、が咲く道をたどる。長沼近くではノウゴウイチゴ、シラネアオイも数株見ることができました。
帰路の神仙沼Pへの道はかなり観光地化しており、標識も多く木道2車線のメインロードという感じ。ただこの道ではハウチワカエデやミネカエデのお花も見れた。ミネザクラも咲き残りがあり。ツクバネソウもいっぱい咲き始めていました。ニセコの沼巡りも予想以上にいっぱいお花に出会えて、充実した散策ができました。
ニセコ15時となり、もう支笏湖周辺を回る余裕はなく、一路虎杖浜温泉へ向かうことにする。高速を利用して何とか予定時刻に間に合わすことができた。北海道の道は制限速度60km道路がほとんどで、信号もないため、ほぼ時速60km計算で行程を組ことができることがわかり、今後の行程計画に役立てられそう。
虎杖浜温泉ホテルいずみは海岸から少し離れた高台に位置し、部屋からの眺めはとてもよく、お部屋も広くてゆったりできた。道内初めての宿泊として、良いスタート。お料理は料理長の舌が自分の味覚に合ったのか、素材を生かした薄味で、おいしくいただきました。1泊2食付きで18142円/2人は土曜宿泊だったこともあり、まずまずの出だしだと思います。
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