夏真っ盛りの尾瀬ヶ原♪

2022年07月01日(金) [日帰り]

• GPS: 05:53
• 距離: 13.2km
• 登り: 231m
• 下り: 231m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:37
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:37

8:36 鳩待峠
8:40 8:44 鳩待山荘
9:59 10:03 至仏山荘
10:06 10:09 山ノ鼻
10:09 10:11 山の鼻小屋
11:03 11:11 上ノ大堀川橋
11:54 11:54 尾瀬ロッジ
12:01 12:24 山ノ鼻
12:24 12:36 至仏山荘
14:08 14:12 鳩待山荘
14:13 鳩待峠

写真が忙しいのと、最後登りは息切れがきつくて休み休みになってしまった。

天候

快晴、直射日光で暑い

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

片品尾瀬第1P(1DAY 1,000円)
シャトル(片道1,000円)
鳩待峠マイカー規制中

写真

7/1 8:09

第一駐車場を出発、最高の天気♪
撮り忘れたけど朝8時でかなり車がいた。

7/1 8:34

これはミズキ、十字花

7/1 8:35

ああそうか！今日は至仏山の開山日だった。

7/1 8:36

アゼナルコ

7/1 8:36

さてと出発♪

7/1 8:37

ゲート脇にノビネチドリがいっぱい。葉の縁が波立ち、縦の3脈が目立つのが特徴。

7/1 8:37

クルマムグラ、この写真ではオククルマムグラの可能性もある、毛の確認を忘れた。

7/1 8:38

ニョキニョキと茎をのばしているのは、モミジバカラマツ。後から花も出てくる。

7/1 8:39

エゾノヨツバグラムと思うけど、オオヨツバグラムの可能性もあり、葉がちょっと判定しにくい。

7/1 8:39

これもそこらじゅうで咲いていた、ヒメヘビイチゴ

7/1 8:41

この可愛いのは、サワハコベ。
ハコベにしては珍しく花弁が全裂せずに、ミミナグサのような裂け方をする。

7/1 8:44

可愛い小さい白い花は、タニギキョウ。

7/1 8:46

マイヅルソウはあまり咲いてなかったなぁ。

7/1 8:53

先ほど出ていた葉っぱの花、モミジバカラマツ。
花糸が棍棒状。

7/1 8:54

シダが胞子葉を伸ばしている。これを見るとついコブラやツチノコの肋骨を想像してしまう('◇')ゞ

7/1 8:56

葉の基部が茎をしっかりと抱き。茎が葉腋毎に曲がっているのは、オオタケシマラン。蜘蛛みたいな小さな花を葉腋につけ、花柄に節がありくるりと曲がるのも特徴、タケシマランは捻じれない。

7/1 8:57

ヤグルマソウ、たくさんあり過ぎて真剣に撮ってない。

7/1 9:08

ユキザサ

7/1 9:09

ハリブキが花序を出していた。大きな葉の裏に隠れるのであまり目立たない。秋には真っ赤な実を鈴なりにつける。葉の表も裏も、茎にも、びっしりと生える鋭いトゲ。

7/1 9:14

木道からズダヤクシュ、そこら中に生えてるけど、全部花は終わって長短2枚の心皮を伸ばしている。この中で種子を育てる。

7/1 9:25

ナツトウダイも群生してた。

7/1 9:26

こっちはミヤマカラマツ、花糸の膨れ方と葉の形で判別できる。

7/1 9:31

水芭蕉の群生ポイント、花は全部終わってるけど、ここは熊の出没情報が一番多いポイント、熊除けの鐘も設置されてる。

7/1 9:32

コバイケイソウは今年はだめですね、確か去年が当たり年だったかな？

7/1 9:34

なんだろう？ニッコウハリスゲほど小穂は大きくないし、コハリスゲかな？

7/1 9:36

ルイヨウボタン、ちょっと地味目の黄緑色の花なんだけど、果実は青色で目立つ。

7/1 9:39

艶やかに咲き誇ってるタニウツギ、山に色合いを見せてくれる花木。

7/1 9:45

緑いっぱい、もう夏山

7/1 9:52

地味だけど花が鈴なり、コマユミの花。何のことはないニシキギの翼がないだけなんだけど、なんでコマユミというのかな？

7/1 9:53

川上川に到着、山の鼻はもうすぐそこ。

7/1 9:54

イチリンソウ属の中では遅くまで花をつけているサンリンソウ。

7/1 9:57

山の鼻に着いた♪

7/1 9:59

テン場にはテントがいくつか、数年前まではテントを担いできたんだけど…手術しちゃうとねぇ、もう無理なのが寂しい。

7/1 10:01

ノビネチドリばっかだなぁ、ハクサンチドリは見つからない。

7/1 10:11

ツレサギソウ属の…マイサギソウだな。

7/1 10:12

咲き残りのタチツボスミレ、花はもうとっても小さくなってしまってる。

7/1 10:12

ミヤマシラスゲ

7/1 10:14

本当に今年はワタスゲがたくさん、風に靡くさまが気持ちいい♪ ところどころに赤く咲いてるレンゲツツジもアクセント。

7/1 10:14

ありました！オオバタチツボスミレ
大きなすみれです♪

7/1 10:15

燧ケ岳クッキリ

7/1 10:15

振り返ると今日開山した至仏山、まだ残雪が…

7/1 10:17

所々に、ワタスゲではなくサギスゲが穂を立てていた。

7/1 10:18

コバイケイソウは今年は全然ダメですね。栄養をためるので数年に一度しか大量には花は開かない。

7/1 10:18

もうほとんど残っていなかったリュウキンカ

7/1 10:18

水芭蕉とリュウキンカのコラボもここにわずかに残るだけ。

7/1 10:20

水芭蕉はそれでもそこここに真っ白い仏炎苞をまだ見せてくれてる。

7/1 10:20

空は快晴、直射日光がきつくて暑い。
それでもこの景色、爽快です(^^♪

7/1 10:20

お星さまみたいなこれは、ヤチカワズスゲの高山性変種のカワズスゲかと思う。

7/1 10:20

ウマスゲ？

7/1 10:24

う〜ん、アワボウズにしては果胞の先が長く伸びているのでヤワラスゲかな？

7/1 10:30

ミツガシワが残っていた、氷河時代からの生き残り。

7/1 10:32

カキツバタが群生、アヤメと同じような深い紫色が美しい(^^♪

7/1 10:33

可愛いランのトキソウ。

7/1 10:34

これはピンクがとても鮮やかな、同じくランの仲間のサワラン。

7/1 10:35

池塘とヒツジ草とカキツバタのある風景♪

7/1 10:39

このあたりから、ヒメシャクナゲとタテヤマリンドウがそこら中に群生しはじめた。

7/1 10:39

だいぶ花が落ちてしまって終わりかけですね、ヒメシャクナゲ。小さいけど木本です。

7/1 10:39

ヒメシャクナゲ、花を上から見るときれいな五角形になっている♪

7/1 10:40

山を行く人は皆んな大好き、タテヤマリンドウ(^^♪
小さいけどとっても素敵なリンドウ君。

7/1 10:40

7/1 10:49

小さいから絵にならないんだけど、こんな風にタテヤマリンドウがそこここに群生です。

7/1 10:50

ちょっとじっとりと湿ったところには、ナガバノモウセンゴケが立ち上がりかけています、まだまだこれからですね。この細長い葉のモウセンゴケは北海道と尾瀬にしかありません。

7/1 10:54

水たまりには、黒サンショウウオとオタマジャクシがたくさんいました。

7/1 10:54

糸トンボ、都会では全く見れなくなりましたねぇ…

7/1 10:56

ここにだけ、ニッコウキスゲが咲きだしてます。

7/1 10:58

逆さ燧の撮影ポイントなんだけど、今日は池塘にさざ波がたって全くダメでございます。

7/1 10:58

振り返って至仏山

7/1 11:07

点々と咲いているのは、レンゲツツジ、大きなツツジですけど日本のツツジの中では唯一毒をもってますので蜜を吸ってはいけません。中毒事故も起こってます。

7/1 11:16

ウラジロヨウラクがたくさん咲いていますが、上2枚は普通のウラジロヨウラク、下の萼片が長く伸びているのはガクウラジロヨウラクと呼んでいますが、区別する必要なしが最近の主流です。

7/1 11:17

池塘に浮島がありました。水にプカプカ浮いているのが見えますね(^^♪

7/1 11:24

咲き残りのタチツボスミレ、もう本当に花は小さくなってしまってます。

7/1 11:28

タテヤマリンドウ、アップ
可愛いなぁ…(^^♪

7/1 11:34

大きなお星さまみたいなのは、ミタケスゲ。
上の写真で横に並んでる小さいのはカワズスゲだと思う。

7/1 11:43

まだ花は咲いてませんでした。托葉が立派だし、オニシモツケだと思います。

7/1 11:48

ツマトリソウ、こんな湿原の中にも咲くんだ、知らなかった。

7/1 11:51

山の鼻近く、たくさんの小学生のパーティーが次々と通っていきます、元気いっぱい。
最近はガイドさんと先生が引率して少人数で行動なんだねぇ…

7/1 11:54

でっかい葉っぱ、オオウバユリの葉だと思う。

7/1 11:57

エンレイソウもあちこちにたくさんありました。ほとんどが普通の延齢草で白花はなかったけど、下のはコジマエンレイソウっぽい？

7/1 12:13

ショウジョウバカマの花後

7/1 12:16

イワカガミの花後

7/1 12:17

チングルマの果穂、クルクルパーマです。

7/1 12:25

人気の山菜、ヨブスマソウと言いたくなるけど、最近では本州でヨブスマソウとされていたのはイヌドウナで、本州でヨブスマソウは自生しないとされている。

7/1 12:27

キツネノボタンにも見えるけどこれはダイコンソウですね。花柄がひょろ長いし、恐らくはカラフトダイコンソウではないかと…

7/1 12:27

クルマバツクバネソウが独特の果実をつけています。下のは果実が落っこちてしまった葉ですね。

7/1 12:31

ズダヤクシュ、もうそこいらじゅうでいっぱい咲いてました。花はほぼ終わって長短の心皮が伸びているのがほとんど、この中で種子を育てます。
喘息薬とされていたことからの名前ですが、あくまで民間伝承薬で薬効は確認されてません。

7/1 12:45

なんとこんな猛暑の中で、セントウソウがまだ花をつけていました。残雪の消えるのが遅かったらしいからかなぁ…

7/1 12:49

とっても可愛い花がありました。
ムラサキ科キュウリグサ属の仲間で、よく見るとムラサキ科の花の特徴がうかがえます。

7/1 13:00

水の流れの中にタネツケバナ。

7/1 13:04

タチツボスミレの閉鎖花。

7/1 13:10

私が大好きなオオカメノキ(ムシカリ)の葉です。
枝を水平に伸ばしてそこにきれいに盾状に丸い葉がつきます。花はアジサイ状で枝に直接ついてるように見える。

7/1 13:12

これも頑張って残ってくれてるツボスミレ(ニョイスミレ)です。ゴマ粒とは言わないけど花はもう本当に小さい。

7/1 13:18

やっぱ肺を二度切ってしまった身には、緩やかな登りでもかなりシンドい。この高度での酸素濃度の低下も効いてるんだと思う(-_-;)

7/1 13:19

オオバミゾホオズキ
鮮やかな花ですよねぇ♪

7/1 13:27

7/1 14:01

歩荷のお兄さんが抜いていきました(;'∀')

7/1 14:11

ふ〜帰ってきたよ。
シンどかったけど花いっぱいで楽しかった(^^♪

撮影機器：

D5500 ニコン

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

furafura_tona

6月中に入りたかったんだけど天気も不順でなかなか行けず、そのうちに突然の梅雨明けと猛暑。
思い切ってやってきたのが至仏山の開山日、二度目の肺がん手術でもう至仏山は諦めてるけどなんな悲しいなぁ…とはいっても、この辺の高度になってくると酸素濃度の低下もあり、息切れと疲れの度合いが上がってきてしまいます。今日は快晴で直射日光の暑さもあり、最後はへばってしまいました。とてもとても至仏山や燧ケ岳にトライできるような体力ではないというのが実感です(-_-;)