男体山 男体仙人、山に還る。
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- GPS
- 07:23
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 3:01
- 合計
- 7:18
仙人の呪いか?
天候 | くもり。日射しは暑く、空気はひんやり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
浮き石注意です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
携帯
時計
ストック
カメラ
|
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感想
男体山登拝1223回の男体仙人こと、忠吉翁が昨年亡くなりました。
開山の4月25日にお身内による慰霊登拝が計画されていましたが、雪が多く残っていて断念。
今日の慰霊となりました。
忠吉翁の息子さんは1合目まで、お嫁さんは7合目まで。
お孫さんのYくんが家族の祈りと、忠吉翁愛用のザックを背負って登りました。
お供はI巨匠。
巨匠の作品「男体仙人の遺言」は、昨年の東京映画祭でグランプリを受賞されました。
今回は続編の撮影も兼ねています。
巨匠は20年に渡り忠吉翁を追いかけており、数々の映像作品を制作しておられます。
その巨匠が忠吉翁と出会ったのが、男体山ではなく大真名子山というのも面白い。
忠吉翁は登拝回数ばかりが取り上げられますが、注目すべきはその人柄。
温厚でありながら、不屈の精神でどんな困難にも打ち勝つ強さ。
誰からも愛され慕われる存在でした。
今後、登拝回数は1223回を超える人が出てきたとしても、忠吉翁のように愛される存在とはなり得ないでしょう。
私は男体山で度々お会いしたのはもちろん、諏訪岳で何度もお会いしています。
晩年、黙々とゆっくり、一歩一歩しっかりと足を運ぶ背中が好きでした。
お嫁さんから伺ったお話によると、忠吉翁が怒ったところを見たことがなく、大きな声を出すこともなかったそうです。
家では普通のおじいちゃんだったそうです。
そしてYくんはおじいちゃん子。
相当きつかったようで、「1回で、もういいよ」と言ってました。
でもその表情は生き生きと輝いていました。
私も大事な慰霊の儀式に参加させていただき、忠吉翁の姿を思いながら祈ることができました。
感慨深く、でも笑って忠吉翁を送ることができ、感謝です。
二荒山の大神に、今日もありがとう。
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